ペットの下痢の原因は様々ですが、腸炎を起こしているときなどは、痛みを伴うことも多いようです。
もし、ペットがじっとしていてうずくまっているようなときは痛みが出ているのかもしれません。
ペットはしゃべれないから飼い主さんが気づいてあげるしかないんだよ!
症状が下痢だけで、ほかの状態はいつもと変わらない場合は、しばらく様子を見てもいいことが多いようです。
また、下痢だけでなく嘔吐があっても、その後は落ち着いているような状態も緊急性は低いと考えられるため、様子を見てもいいようです。
ただ、下痢が2日以上症状が続くようであれば動物病院の受診をおすすめします。
下痢が続くと脱水が起こる可能性があり、全身状態が悪化する危険があるので注意してください。
ペットの消化器疾患(下痢)におすすめの漢方薬は次の通りです。
ペットの下痢の原因とは?
ペットの下痢の原因には次のように様々なことが関係してくるようです。
- 食事:食べ過ぎ・食物アレルギーなど
- ストレス
- 異物誤飲、誤食
- ウイルス・細菌:
パルボウイルス・コロナウイルス・犬ジステンパーウイルスなどのウイルス感染が原因で下痢を起こすことがあります。
また、犬の細菌性腸炎の原因になるのは、サルモネラ・クロストリジウム・カンピロバクターなどの細菌です。
- 寄生虫:
犬回虫(いぬかいちゅう)・瓜実条虫(うりざねじょうちゅう)・犬鞭虫(いぬべんちゅう)・コクシジウムなどの寄生虫が原因で下痢を起こすことがあります。
これらの寄生虫は人にもうつることがあり、人獣共通感染症(ズーノーシス)として注意する必要があります。
- 慢性腸症、膵外分泌不全、腫瘍など
「人獣共通感染症(ズーノーシス)」とはどのようなものなの?
どうぶつとヒトとの間でうつる病気のことを「人獣共通感染症(ズーノーシス)」と言い、「どうぶつ⇒ヒト」だけではなく、「ヒト⇒どうぶつ」にうつることもあります。
1975年、世界保健機関(WHO)では「脊椎動物と人間の間で通常の状態で伝播しうる疾病(感染症)」と定義付けをしています。
ペットの消化器症状(下痢・便秘など)の改善には食事がポイント!おすすめのペットフードとは?
慢性的な下痢の場合は、食事が影響していることも多いようなんだって!
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