薬剤師が選ぶ後発品企業TOP10【ジェネリック医薬品メーカー】

薬剤師が選ぶ後発品企業TOP10【ランキング】

NIKKEI Drug Infomation 2020.11において、「薬剤師が選ぶ後発品企業TOP10」が発表されました!

ハルくん
ハルくん

後発医薬品(ジェネリック医薬品)ってたくさんのメーカーがあるけど、どんな感じで選ばれているのかな?

のんびり太郎
のんびり太郎

そうだよね。
今回紹介するのは、現役薬剤師がアンケートに答えた「生の声」です!

薬剤師が選ぶ後発品企業TOP10【調剤薬局薬剤師・病院薬剤師】

NIKKEI Drug Infomation 2020.11

 (参考資料:NIKKEI Drug Infomation 2020.11)

現役薬剤師が支持する理由とは

2020年の現役薬剤師が支持する『後発品企業(ジェネリック販売メーカー)』ランキングが発表されました!

支持する理由のTOP3は次のような結果でした!

  • ①薬剤の供給が安定しているかどうか
  • ②企業のネームバリュー
  • ③先発品との同一性(大きさや形)

この中でも1位の「安定供給」は調剤薬局薬剤師(71.1%)、病院薬剤師(88.9%)と2位以下を圧倒していました。

現場の薬剤師にとって、必要な薬剤がいつでも必要量供給されるという安心感に勝るものはないようです。確かにお薬がなければどうしようもできないですからね。

個人的には、オーソライズドジェネリック(AG)と呼ばれる商品のラインナップが多いメーカーが好感を持っています。というよりAGが使用しやすいということですね。

AGについては別の記事で詳しく説明しているので省略しますが、薬効成分はもちろんのこと添加物・製法も先発品と一緒であるため、患者さんを説得しやすいのです。

ジェネリック医薬品は、きちんと先発品と同一性を認められてはいるものの添加物などは異なることも多く、「完全に同じではない点」が先発品から変更する際のネックになります。

後発品といえども、現在では、先発品をいくつも発売している大手メーカーも後発品を発売していますし、先発品にはない製剤上の特徴を有する優れた後発品もあるのですが、一部の患者さんは、どうしても「後発品は粗悪品」というイメージを持ち続けてしまう方が存在するのも事実です。

もちろん、そのような場合は無理に後発品には変更しません。無理に変更してしまうと大多数の患者さんに「ノセボ効果」が発生してしまうのです。

まとめ

出典:Pexels

あなたの服用しているお薬は、どこのメーカーでしょうか?

お薬の包装をよく見てもらうと、お薬の成分名の後ろに「」(かっこ)付きでメーカー名は記載されています。

国民皆保険の維持には、積極的にジェネリック医薬品を使用して少しでも医療費を抑える必要があります。

後期高齢者の方は、現在は1割負担ですが、すでに負担を2割に引き上げる議論がされており、いずれはそれ以上になるかもしれません。ひとりひとりが適切な医療行動を心がけることが重要です。

また、飲んでいない薬や飲み忘れた薬がたくさんある場合は、医師には黙っていて、いつも通りにお薬をもらって帰り、そのまま廃棄するようなことはないようにしてくださいね。

滋賀県薬剤師会が2014年12月から2015年2月の3ヵ月間にわたり、薬局を対象に行った調査では、患者1人あたりの残薬額は4690.8円であると推計されています。全国での1年間の残薬額は8,744億円に上ると試算されます。

また、医師は処方した薬をきちんと飲んでいて今の状態と思っていますから、黙っていると意図しない治療が行われてしまうことにもなり得ます。

ちなみに、「睡眠剤混入」で世間を騒がせた「小林化工」は、NIKKEI Drug Information 2020.11において、薬剤師が好感を持っている後発品企業は?のランキングにおいて、2020年の順位は17位でした

スポンサーリンク

赤坂メディカルMクリニック

コメント

スポンサーリンク

PAWDEA
タイトルとURLをコピーしました