マイナンバーカードに健康保険証機能が紐付けすることが出来るようになったことをご存じですか?
2021年3月から、病院、歯科医院、薬局の受付には「顔認証付きカードリーダー」が導入されるようになり、マイナンバーカードで医療機関の受付ができるようになりました。
ええっつ!
まだマイナンバーカードも作ってないよ…。
今後、マイナンバーカードを利用した様々な機能が追加されてくるようなので、早めに準備していた方がいいと思います。
それでは、今回はマイナンバーカードの健康保険証関連について深掘りしてみたいと思います。
マイナンバーカードに健康保険証機能が紐づけになるとどうなるの?
まずは、マイナンバーカードに健康保険証機能が紐づけになる際の知っておくべきポイントを4つ紹介します!
①マイナンバーカードに健康保険証機能が紐づけになることによって医療機関窓口での受付の方法が変わります!
マイナンバーカードに健康保険証機能が紐づけになると難しいことになるのかな?
マイナンバーカードによる顔認証システムとはどのようなものなの?
「顔認証付きカードリーダー」によって、マイナンバーカードを読み込んで、医療機関での窓口にて受付を行います。
2021年現在では、受付時に「特定検診情報(過去5年分)」「薬剤情報(過去3年分)」などの情報共有の同意の確認を行うことになります。
今後は、手術・移植・透析・医療機関名などの情報連携や電子処方箋の稼働、確定申告の医療費控除のデータ転載なども行えるようになってきます。
顔認証は、マスクを着けたままでもOK!
帽子をかぶったままでもOK!です。
こうなると将来は「おくすり手帳」の機能もマイナンバーカードひとつで管理できるため、おくすり手帳はいらなくなってきますね。
ただし、紙媒体にもメリットがあって、災害時の停電時に大活躍するところなのです。
通信機器は電気が遮断されてしまうと何もできなくなってしまうのです。
マイナンバーカードに健康保険証機能が紐づけになると、お薬手帳の内容など、病院や薬局で何度も同じことを聞かれたりすることも無くなって煩わしさが少なくなるね!
一部の患者さんの中には意図的におくすり手帳を利用せず、黙って複数の病院から同じお薬(例えば湿布、睡眠剤など)をたくさんもらっていた人が存在していました。
マイナンバーカードに健康保険証機能が紐づけになると、すぐにバレてしまうので今後は出来なくなります。
それでは、医療機関で実際にマイナンバーカードを利用するときの流れを動画で分かりやすく解説してくれていたので紹介しますね!
②「高額療養費制度」など限度額以上の医療費一時支払いの手続きが不要になって便利になります!
どんなに医療費がかかったとしても、個々の条件に定められた限度額まで支払えばよいという「高額療養費制度」に関しても、今までは原則として、医療機関窓口でいったん立替払いを行い、後で還付されていました。
または、先に申請手続きを行って医療機関での窓口で限度額まで支払っていましたが、マイナンバーカード利用でその手続きが必要なく利用できるようになります。
高額療養費制度について分かりやすく解説してくれている動画がありましたので紹介しますね!
③健康保険証が変わる際もタイムラグなく、マイナンバーカードで保険診療を受けることが出来る
会社を辞めたり、転職したり様々な理由で健康保険証が変わる場合は、今までは健康保険証が出来るまでに事務手続きなどで約1か月程度、健康保険証が手元に届くまでタイムラグが発生していましたがその問題も解決できます。
新しい健康保険証が出来るまでの間は、医療機関窓口で全額自費(10割負担)で支払っておいて、健康保険証が届いてから払い戻してもらうということが無くなりますね!
④確定申告の医療費控除のデータ転載も行えるようになり、「医療費控除の明細書」に必要事項を記入し、確定申告書に添付して所轄税務署に提出する手間が省ける
医療費控除の適用を受けるためには、次のような「医療費控除の明細書」に必要事項を記入し、確定申告書に添付して所轄税務署に提出する必要があります。
「医療費控除の明細書」は、この様な用紙になります。
「医療費控除」とはどんな制度」なの?
医療費控除とは、1年間に多くの医療費を支払った場合(一般的には10万円超)に、所得税が軽減される所得控除という制度の一つです。
ポイントは、一人につき10万円超ではなくて、同居している家族であれば、配偶者、子供、両親等(扶養家族でなくてもよい)をすべて含めて合計した医療費なので間違えないでくださいね。
その時に、もう一つ減税のポイントがあって、 医療費控除を行った場合に還付される税金は、控除額に税率を乗じた金額となりますので、家族の中で一番所得が高い人がまとめて医療費控除の申告を行うと節税効果が高くなります。
つまり、同居している家族で一番高収入の人が、「医療費控除」の確定申告をするとお得になるということを覚えておけばいいんだね!
マイナンバーカードの健康保険証紐づけには事前申し込みが必要なの⁉
マイナンバーカードの健康保険証紐づけには、マイナンバーカードの健康保険証利用の申込みの手続きを行う必要があります。
その際には、マイナンバーカードに加えて、ICチィップを読み取ることのできる携帯電話(スマートフォン)またはパソコンでの場合はICリーダーが必要になります。
スマホもパソコンも無いよ~って場合は、コンビニ「セブン-イレブン」でお馴染みの「セブン銀行ATM」で、マイナンバーカードの健康保険証利用の申込みが可能です。
とっても簡単ですよ!
マイナンバーカードの健康保険証利用の申込方法の手順とは
マイナンバーカードの健康保険証紐づけの申し込みをする際には、「マイナポータルサイト」にアクセスして指示通りに進んでいくだけです。順調に進めば数分で申し込み完了です。
こちらでは、マイナンバーカードの健康保険証利用の申込方法の手順(スマホ篇)について、わかりやすく説明してありましたよ!
マイナンバーカードと健康保険証についてのまとめ
”マイナンバーカードを作ると国に監視されてしまって…。だから反対・作らない!” と思っているのであれば、「マイナンバー」と「マイナンバーカード」の違いを理解されていない可能性があります。
「マイナンバー」は赤ちゃんからお年寄りまで、外国人も含めて日本に住民票があるすべての人に強制的に割り当てられる12ケタの番号で、すでに2016年から正式に運用が始まっているのです。
つまり、マイナンバーカードを作った時点で国から個人を番号化されるわけではありません。
もうすでに、日本に住民票がある時点で個々に番号化されているのです。
つまり、「マイナンバーカード」を作ろうが作らまいが、『国に監視される』という側面ではそもそも何も変わらないということなんです。
自分のマイナンバーを証明するものとして任意で取得できるのが「マイナンバーカード」というだけなのです。
【マイナンバーカードって必要なの⁉】というタイトルでNHK政治マガジンにて記事が書かれてあったので紹介しておきますね!
マイナンバーを運用するに至った背景には次のようなことがあった
各行政機関は、これまでは個人の情報を「住民票コード」や「基礎年金番号」などを、それぞれ別の番号によって管理していたため、異なる機関の間で情報の照会などを行う際に個人の特定に多くの時間と労力を有してきました。
これを効率化するために導入されたのが「マイナンバー」なのです。
そして、すでに関係機関の間では日常的に活用されているのです。
結局のところマイナ保険証で医療費はどうなるの?お得?損?
2023年4月以降、従来の健康保険証を利用した場合には受診料がさらに6円値上げされます(窓口負担3割の場合)。
マイナ保険証(マイナンバーカードを利用した健康保険証)は2024年秋に義務化されることも決定しています。
2022年10月以降はマイナ保険証のほうが医療費が安くなるのでお得!
2022年10月以降は、マイナ保険証を利用して病院・調剤薬局にかかったほうが安くなりました。
マイナ保険証・従来の健康保険証を利用したとしても、どちらも診療報酬が加算されるのですが、2022年10月以降は診療報酬の改定によりマイナ保険証のほうが安くなっています。
数円の差ですが同じサービスを受けるのであれば安い方がいいですよね!
2023年4月から、従来の健康保険証がさらに値上げになる!
2023年4月以降、従来の健康保険証を使うと、窓口負担3割の人の場合は初診時も再診時もさらに6円高くなります。
初診時は12円⇒18円に、再診時は0円⇒6円になります。
マイナ保険証を利用した場合には2022年10月の改定時と変わりません。
まとめ
マイナンバーカードは医療に限らず、今後、様々なメリットがありそうです。
ただ、現時点では使い勝手が悪い点も多いようなのですが、今後のシステムの改善に期待したいと思います。
ABEMAニュース【公式】にて、【マイナンバー】”健康保険証と一体化”でどう変わる?河野大臣が語るメリットと課題というお題でYouTubeにて情報発信されていました!
「宮崎県川南町」に位置する「ほどよい堂」において、「薬剤師×中医薬膳師×ペットフーディスト」として、健康相談を行っています。
代表の河邊甲介は、漢方医学、薬膳、そして腸活を組み合わせた独自のアプローチで、個々の健康に寄り添います。
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