天候の変化で体調不良を感じたら!熱中症・気象病・めまいにおすすめの漢方薬【五苓散(ごれいさん)】

天候の変化で体調不良を感じるとき(熱中症・気象病)におすすめの漢方薬【五苓散】 漢方薬

 熱中症におすすめの漢方薬が『五苓散(ごれいさん)』です。水分の調節を得意とする漢方薬です。漢方的には『利水(りすい)作用』と言います。

 五苓散は、水分が足りないときは水分を逃がさないようにし、水分が余っているときは、水分を排出するというとても便利な漢方薬です。

 西洋薬で使用される多くの利尿薬は「カリウム」という電解質の調節に注意を要しますが 、五苓散は「カリウム」には影響しません。

熱中症とは

 熱中症とは、体温調節ができなくなり、体の中に熱がこもってしまう状態です。体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体温の調節機能が働かくなったりして、体温の上昇やめまい、けいれん、頭痛などのさまざまな症状が起こります。

熱中症に関する有益な情報はこちらから!
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【五苓散】の生薬構成

沢瀉(タクシャ)、猪苓(チョレイ)、蒼朮(ソウジュツ)、茯苓(ブクリョウ)、桂皮(ケイヒ)

【五苓散】の効能効果

 体力に関わらず使用でき、のどが渇いて尿量が少ないもので、めまい(グルグル回転性・フワフワ浮動性どちらにも)、はきけ、嘔吐、腹痛、頭痛、むくみなどのいずれかを伴う次の諸症:水様性下痢、急性胃腸炎(しぶり腹注)のものには使用しないこと)、暑気あたり、頭痛(片頭痛にも効果あり)、むくみ、二日酔、乗り物酔い

  注)「しぶり腹」とは、残便感があり、くり返し腹痛を伴う便意を催すもののことである。

「めまい」に使用される漢方薬

【五苓散】の特徴・説明

  • 小児によく使われる漢方薬です。小児にも問題なく使用できます。
  • 『気象病』といわれる状態に、おすすめの漢方薬が『五苓散』です。

気象病とは

  • 気候や天気の変化が原因でおこるカラダの不調の総称で、頭痛やめまい、疲労感、関節痛、気持ちの落ち込み(うつ)、吐き気、喘息などさまざまな症状が出るのが特徴です。
  • 台風や梅雨時期の梅雨前線通過時には、急激な気圧変化が起こりますので、心身の不調が起こりやすいことが分かっています。

天気痛ドクター:佐藤 純医師(愛知医科大学病院 痛みセンター:気象病外来・天気痛外来)

 日本初の「気象病外来」・「天気痛外来」を立ち上げた『佐藤 純医師』(天気痛ドクター )は、天気が悪くなると痛みが悪化したり、寒暖差による不調を「天気痛」と名付けました。

 気候や天気の変化がある場合に起きるつらいカラダの不調があって、いままで、病院を受診しても異常なしと言われ続けてきた「あなた」は、一度、相談してみてもいいかもしれませんね!

 「気象病・天気痛」の症状には、頭痛だけでなく、めまい、耳鳴り、倦怠感、うつ等もあり、症状やその重さも人によって様々です。また寒暖差による寒暖差疲労も近年注目されています。

天気痛ドクター:佐藤 純医師の著書を紹介!

【五苓散】のエビデンス

 エビデンスとは、科学的根拠、つまり実験や調査などの研究結果から導かれた「裏付け」があることを指します。

慢性硬膜下血腫に対する効果

 『慢性硬膜下血腫』とは、忘れてしまうような軽微な頭部外傷などの後、通常1~2ヶ月かけて、頭蓋骨の下にあり脳を覆っている硬膜と脳との隙間にじわじわと血が貯まってくる病気です。

 症状として、少しずつ頭痛が起こったり、物忘れをするようになります。

尿量増加作用・抗浮腫作用はアクアポリン阻害作用

 『アクアポリン』とは、細胞膜に存在する膜たんぱく質で、水分のみを選択的に通過させることができるため「水チャンネル」と呼ばれています。

 五苓散の水分代謝調節作用メカニズムはアクアポリンに対する作用と報告されています。

【五苓散】のクリニカルパール

 クリニカルパール(Clinical pearl)とは、経験豊富な臨床医から得られる格言のようなものです。

「高山病」に五苓散を使用するとよい:頭痛、息切れ、浮腫、動悸などが目標(引用:大野 修嗣先生/大野クリニック院長)

【五苓散】の入手方法

  • 病院で処方してもらう
  • ドラッグストアや楽天・Amazonなどのインターネットで購入できます。

 漢方薬のメーカーは「ツムラ」「クラシエ」が2大メーカーです。そのほか、「三和」「コタロー」などあります。どこのメーカーが優れているかは自分は正直わかりません

 同じ方剤名でもその中に含まれる生薬は植物などが原料になっているので、生産地・生産時期・天候などで変わります。ただ、しっかりと厳しい基準をクリアしたものですので心配はありません。

 ちなみに、「ツムラ」さんの粉末は、粒子が大きいですがお湯に溶かすときれいに完全に溶けてしまいます

 「クラシエ」さんの粉末は、粒子が細かいですが、お湯に完全には溶けず、粒子が沈殿した感じになります

 実際に飲み比べて、お好みのメーカーを選んでいただければ良いと思います。

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