悪心・嘔吐など ”つわり(妊娠悪阻)” におすすめの漢方薬が『小半夏加茯苓湯(しょうはんげかぶくりょうとう)』です。
妊娠すると約8割の人が経験するといわれてる ”つわり” だけど、我慢するしかないの?
”つわり” におすすめの漢方薬である『小半夏加茯苓湯』について解説してみますね!
つわり(妊娠悪阻)とはどのような状態なの?
つわり(妊娠悪阻)とは、妊娠5週目頃から起こる食欲不振、吐き気、嘔吐などの消化器系の異常のことです。
つわりは、妊娠したことに伴う生理的変化であり、全妊婦の50~80%にみられます。
早朝や空腹時に強い症状が出ることが多いと言われています。
通常は妊娠12~16週目頃までに自然に消えますが、個人差が大きく、一度消失しても後期に再発することもあります(後期悪阻)。
つわりが重症化し、水分が摂れない時や栄養代謝障害などを引き起こしたものを「妊娠悪阻」と呼び区別しています。
すべての妊婦がつわりを発症するわけではなく、つわりの症状が全く現れない妊婦もいます。
また、つわりの有無と胎児の状態は無関係です。
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つわり(妊娠悪阻)の予防・治療後の注意とは?
つわりは妊娠が成立したことにより発生するものであり、症状が多岐にわたるため予防は難しいのですが、そのつらさを少しでも和らげるための方法はいくつか認められています。
つわりの際は、次のようなことに注意すると良いと言われています。
- 休める時は安静にする
- 無理せず食べられるものだけ食べる
- 一度にたくさん食べず少しずつ食べる
- 適度に運動する
- 漢方薬を服用する
(参考資料:田中京子 先生 東邦大学医療センター 大橋病院)
つわりで食事をなかなか受け付けないときにはプロテインを利用してみましょう!
プロテインは、タンパク質とビタミン・ミネラルが簡単に同時に摂取可能です。
プロテインのタンパク質は、「大豆」由来のものか「乳」由来のものかに大別されますが、特に「大豆」由来のタンパク質に関しては、通常の食生活に上乗せして摂取することが推奨されていないと言われています(※食品安全委員会)。
ただ、愛媛大学が主導する共同研究チーム(東京大学、琉球大学)が世界初の研究成果として令和3年4月1日に学術誌「International Journal of Food Sciences and Nutrition」の電子版にて ”妊娠中の大豆、イソフラボン摂取が幼児の多動問題等に予防的” を発表しました!
妊娠中のイソフラボン摂取について、胎児期のイソフラボン曝露による子供の発達への影響については議論が分かれており、良い影響を与えているという説と、悪い影響を与えているという説が存在しています。
結論はこれからの研究に期待するしか無さそうです。
これからお母さんになるあなたの食生活を考える時に注意してほしいことのトピックを、妊娠期間・出産後のステージ別、項目別に情報提供しているサイトがこちらです。
女性におすすめのプロテイン!タンパクオトメ【タマチャンショップ】
タマチャンショップが販売している「タンパクオトメ」は、“美容専門プロテイン” として、たんぱく質を中心に、各種ビタミン・ミネラル・コラーゲン・ヒアルロン酸などの美容成分が豊富に配合されています。
小麦(グルテン)は一切配合されていないため、小麦アレルギーの方も安心して摂取出来ます。
持ち運びが便利な1回分の分包品もラインナップされており、お出かけ先でも簡単にタンパク質が接種できます!
フレーバーも次々と登場してます!
飽きが来ないプロテインですね!
タマチャンショップ販売の「タンパクオトメ」には、大豆たんぱく(大豆を含む(国内製造))と乳清たんぱく(乳成分を含む)の2つの成分が含まれています!
素材にこだわるおすすめのプロテイン「ブラウンライス プロテイン (玄米プロテイン)」・【MYPROTEIN(マイプロテイン)】
【Myprotein】 とは、イギリス発の世界で大流行スポーツ栄養ブランドです!
ブラウンライスプロテインとは、玄米を原料とした高品質なタンパク質なので、植物由来の栄養素を摂取したい方におすすめです。
ブラウンライスプロテインのタンパク質含有割合は80%です。
玄米は『完全栄養食』ともいわれているスーパーフードですので栄養のバランスも良くおすすめの食材なのです。
【小半夏加茯苓湯】の生薬構成(ツムラ)
半夏(ハンゲ)、 茯苓(ブクリョウ)、 生姜(ショウキョウ)
【小半夏加茯苓湯】の効能効果(ツムラ)
妊娠嘔吐(つわり)、そのほかの諸病の嘔吐(急性胃腸炎、湿性胸膜炎、水腫性脚気、蓄膿症)
【小半夏加茯苓湯】の特徴・説明
- 『小半夏加茯苓湯』は悪心・嘔吐などの第一選択薬です。
頓服的に使用することが多いですが、常用しても問題はありません。
- 『小半夏加茯苓湯』はみぞおちのあたりまで、チャポチャポと水のたまっている状態である ”胃内停水” と言われる状態に用いるとよい漢方薬です。
”胃内停水” とは水を飲んだばかりの時だけでなく、飲んでいない時でも横になった状態でみぞおちをリズムよく抑えるとチャポチャポと音のする状態です。
これは胃の内容物がスムーズに腸の方へ送られないために生じてくる現象と考えられています。
- 『小半夏加茯苓湯』を服用する際のポイントなのですが、医療用エキス剤をお湯に溶かした後、氷などで冷やしてから少量ずつ服用することで吐き気が強い場合でも飲めることが多くなります。
- 『小半夏加茯苓湯』の医療用エキス剤をお湯に溶かして、”ヒネショウガの搾り汁” を加えることで効果が高まります。
- 『小半夏加茯苓湯』の味は表現法が難しいですが、辛いです。
【小半夏加茯苓湯】のクリニカルパール
クリニカルパール(Clinical pearl)とは、経験豊富な臨床医から得られる格言のようなものです。
激しい嘔吐に使用される漢方薬の横綱格は次の2方剤で、使い分けは次のようになります。
- 『小半夏加茯苓湯』:防衛体力がまだ残っている状態
- 『乾姜人参半夏丸』:体力が酷く低下している状態
(引用:重要処方解説)
『小半夏加茯苓湯』は中医学的には ”痰飲による胃気” に使用する漢方薬です。
胃には ”降濁を主る” という働きがあります。
”降濁(こうだく)” とは消化した飲食物を下に送ることを意味しています。
様々な理由により胃がうまく降濁できないと ”上逆” が起きるのですが、これを改善する働きのことを ”和胃降逆” と言い、生薬では「半夏・陳皮・呉茱萸・生姜」などが用いられます。
『小半夏加茯苓湯』は使用する際に注意点があるのですが、痰飲が原因である症状のみに用いなければならず、お酒の飲み過ぎや激しい運動などでの脱水症状などのような胃熱・乾燥が原因の症状には使用できません!
ちなみにお酒の飲み過ぎによる吐き気には『茵蔯五苓散』・『黄連解毒湯』を用います。
(引用:がんじゅうふぁみりー)
【小半夏加茯苓湯】の注意点
むくみ・体重増加・血圧上昇などが現れた場合は医師・薬剤師に相談するようにしてください。
【小半夏加茯苓湯】の入手方法
- 病院で処方してもらう
- ドラッグストアや楽天・Amazonなどのインターネットで購入できます。
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