手のひらや足の底がほてって不快な感じがつらいときにおすすめの漢方薬が『三物黄芩湯(さんもつおうごんとう)』です。
更年期障害・自律神経失調症・慢性湿疹・掌蹠膿疱症などにも使用されることがあります。

脚に何とも言えない不快感が生じる『レストレスレッグス症候群(むずむず脚症候群)』という病気も最近は耳にするようになってきたよね!

『むずむず脚症候群』の特徴として次の4つ症状が代表的です。


『レストレスレッグス症候群(むずむず脚症候群)』は、次のような様々なつらい症状があらわれます。

掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)とはどのような病気なの?
手のひらや足の裏に、感染によらない(無菌性膿疱)が繰り返しできる慢性炎症性の難治性皮膚疾患です。
胸鎖関節部などに痛みを伴う骨関節症状を伴うことがあります。
発症原因は明らかになっていませんが、悪化因子としては、病巣感染(齲歯 歯周炎 扁桃炎 副鼻腔炎など)や金属アレルギー、喫煙などがあるといわれています。


芸能人の「奈美悦子」さんがこの病気になって話題になったことがあったね。


掌蹠膿疱症は、ほぼ100%喫煙者に起こる病気なのです(※喫煙したらみんな掌蹠膿疱症になるわけではなく、なったひとはみんなタバコを吸っていたということですね)。
治療に禁煙は必須です。もちろん電子タバコもダメですよ。

掌蹠膿疱症は、男女比はおよそ1:2、発症は30~50代に多いと報告されています。
女性がかかりやすい病気なんですね。

『掌蹠膿疱症コミュニティ(PPP community)』とは、掌蹠膿疱症(PPP)患者さんと、患者さんをサポートする医師、歯科医師など医療スタッフによる患者会です。
相談医・協力医などの紹介から掌蹠膿疱症に関する様々な情報が得られますよ。

三物黄芩湯(さんもつおうごんとう)の生薬構成(ツムラ)
地黄(ジオウ)、 苦参(クジン)、 黄芩(オウゴン)
三物黄芩湯(さんもつおうごんとう)の効能効果(ツムラ)
手足のほてり
三物黄芩湯(さんもつおうごんとう)の特徴・説明
- 『三物黄芩湯』は手足のほてりに使用される漢方薬です。
古典的漢方では、”血熱” と呼ばれる状態になります。 - 『三物黄芩湯』の生薬構成は「苦参」が含まれ、漢方的には清熱燥湿、止痒、利水の効能があり、消炎や細菌による下痢、利尿、湿疹などに用いられます。
「苦参」のみを煎じた『苦参湯』は皮膚の痒みが強い時に局所を洗ったり、湿布薬として使用されます。 - 『三物黄芩湯』の味は表現法が難しいですが、わずかに苦くて渋いです。
三物黄芩湯(さんもつおうごんとう)の入手方法
- 病院で処方してもらう
漢方薬のメーカーは「ツムラ」「クラシエ」が2大メーカーです。そのほか、「三和」「コタロー」などあります。どこのメーカーが優れているかは自分は正直わかりません。
同じ方剤名でもその中に含まれる生薬は植物などが原料になっているので、生産地・生産時期・天候などで変わります。ただ、しっかりと厳しい基準をクリアしたものですので心配はありません。
ちなみに、「ツムラ」さんの粉末は、粒子が大きいですがお湯に溶かすときれいに完全に溶けてしまいます。
「クラシエ」さんの粉末は、粒子が細かいですが、お湯に完全には溶けず、粒子が沈殿した感じになります。
実際に飲み比べて、お好みのメーカーを選んでいただければ良いと思います。
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