四十肩・五十肩におすすめの漢方薬『二朮湯(にじゅつとう)』です。
頚肩腕症候群や上腕神経痛にも使用されることが多い方剤です。
ある日突然、肩が痛くなって動かせなくなったんだけど、何か肩に影響があるようなことをした記憶はないんだよね~。
このような状況になることは珍しくありません。
50歳以上になってくると「四十肩・五十肩」の可能性も出てきます。
「四十肩・五十肩」って言葉はよく聞くけど、どういう状態なのかな?
今回は「四十肩・五十肩」について解説してみますね!
改善するまでには長い時間を要することが多いので気長に付き合っていくくらいの心構えが必要になってきます。
四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)とはどのような状態なの?
四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)は中年以降、特に50歳代に多くみられ、その病態は多彩です。
肩関節が痛み、関節の動きが悪くなります。
通常は動かすときに痛むことが多いですが、夜中にズキズキ痛み、ときに眠れないほどになることもあります。
四十肩・五十肩は、肩を動かすような動作をしない人がなりやすいんだね。
毎日少しでも肩を回すような体操などをして予防に努めてね!
四十肩・五十肩の原因とはどのようなものなの?
関節を構成する骨、軟骨、靱帯や腱などが老化して肩関節の周囲に組織に炎症が起きることが四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)の主な原因と考えられています。
肩関節の動きをよくする袋(肩峰下滑液包)や関節を包む袋(関節包)が癒着するとさらに動きが悪くなってきます(拘縮または凍結肩)。
(参考資料:日本整形外科学会)
四十肩・五十肩におすすめのストレッチ体操を紹介!
四十肩・五十肩におすすめのセルフケアがYouTubeにありましたので紹介しますね!
すぐにはよくならない「四十肩・五十肩」なので毎日のケアが大切だね!
少しでも楽に過ごせるといいな!
『運動器カテーテル治療』という画期的な方法で五十肩を治療する名医を紹介!【オクノクリニック/奥野祐次医師】
東京都港区南青山にある『医療法人社団 祐優会/オクノクリニック』の総院長を務める『奥野祐次』医師は、運動器カテーテル治療という画期的な方法で五十肩を治療する名医です。
『運動器カテーテル治療』とは、長引く痛みの原因である「モヤモヤ血管」を根本的に撃退する治療法です。
「モヤモヤ血管」は、痛みの原因部位にできてしまう「異常な血管」です。
五十肩や腰痛、ひざの痛みや肩こりをはじめとした ”治りにくい関節の痛み” の部位にそのような異常な血管が存在することが明らかとなり、モヤモヤ血管を除去することで痛みから開放できるということなのです。
「モヤモヤ血管」が痛みの原因となる部位に出来るのは分かったけど、どうしてモヤモヤ血管が出来ると痛くなるのかな?
奥野祐次先生によると、人間の身体は「血管と神経が一緒になって伸びる」という基本ルールがあって、血管が増えているところには、神経も一緒になって増えていくために、過剰に増えた神経から多くの痛みの信号が脳に送られるのでモヤモヤ血管によって痛みが起きるということなのです。
『医療法人社団 祐優会/オクノクリニック』の紹介動画があったので紹介しますね!
「モヤモヤ血管」を撃退する『運動器カテーテル治療』とはどのようなものなの?
痛みのカテーテル治療『運動器カテーテル治療』は、次のようなあらゆる原因の痛みにも効果がある治療法になります。
- 五十肩
- 肩こり・首こり
- 膝、足、股関節の痛み
- スポーツによる痛み:
テニス肘、ゴルフ肘、野球肘、ジャンパー膝、アキレス腱炎など多数 - 手術後の痛み
- 腰痛
- 坐骨神経痛
- 関節リウマチ
- 帯状疱疹後神経痛
- 痔のカテーテル治療
オクノクリニックで行われている最新治療『日帰り運動器カテーテル治療』を密着取材された動画がありましたので紹介しますね!
紫外線が湿布(シップ)の副作用の原因になるって本当⁉夏場は要注意です!【光線過敏症・光接触皮膚炎】
湿布を貼っていて、『かぶれた』という経験がある人は多いんじゃないのかな~?
湿布でかぶれる時は、湿布の素材(接着剤など)が体質に合わなかったという場合がほとんどだと思います。
しかし、太陽の光(紫外線)が原因でかぶれてしまうこともあるのです。
医学的には【光線過敏症・光接触皮膚炎】と呼ばれています。
【光線過敏症・光接触皮膚炎】は、湿布を貼っていた部分に紫外線があたることでおこる皮膚炎のことです。
主な症状は、皮膚が赤くなったり、痒みが出たり、水ぶくれができたりします。
ひどくなると全身に拡がることもあります。
どんな湿布でも【光線過敏症・光接触皮膚炎】は起きるの?
消炎鎮痛成分の一種であるケトプロフェンが含有されている湿布 (モーラステープ®・ミルタックス®など)はこの光線過敏症を起こしやすいことがわかっています。
”光線過敏症・光接触皮膚炎” を予防するためには『湿布を貼っている間だけでなく、はがしてからも皮膚にその成分が残るので、4週間は紫外線を避けることが大切です!』
紫外線を通しにくい長そでや長ズボン・サポーターで患部を覆い、直接貼付部分に紫外線があたらないようにしてくださいね!
【二朮湯】の生薬構成(ツムラ)
白朮(ビャクジュツ)、茯苓(ブクリョウ)、陳皮(チンピ)、天南星(テンナンショウ)、香附子(コウブシ)、黄芩(オウゴン)、威霊仙(イレイセン)、和羌活(ワキョウカツ)、半夏(ハンゲ)、蒼朮(ソウジュツ)、甘草(カンゾウ)、生姜(ショウキョウ)
【二朮湯】の効能効果(ツムラ)
五十肩
【二朮湯】の特徴・説明
- 『二朮湯』は正式には肩関節周囲炎といわれる「四十肩・五十肩」や腕の痛みに使用される漢方薬です。
『葛根湯』に「独活(ドクカツ)」と「地黄(ジオウ)」を加えた漢方薬で『独活葛根湯』という方剤もあります。
この方剤は、関節や筋肉の冷えなどによる痛みを鎮める「独活(ドクカツ)」と、血流を改善する作用のある「地黄(ジオウ)」の働きにより、四十肩、五十肩など急性の肩の痛みやこわばりを改善する作用があります。
『独活葛根湯』は小林製薬からは「シジラック®」、ロート製薬からは「ガチラック®」、日本臓器製薬からは「肩用ラックル顆粒®」という商品名で販売されています。
- 『二朮湯』は古典的には ”水毒” といわれる状態に使用するとよいとされていますが、あまり気にする必要はありません。
- 『二朮湯』の味は表現法が難しいですが、えぐくて苦いです。
【二朮湯】のクリニカルパール
クリニカルパール(Clinical pearl)とは、経験豊富な臨床医から得られる格言のようなものです。
『二朮湯』や『疎経活血湯』の単独では痛み(肩肩・肘・ひざなど)が抜けきらなかったのが、『葛根加朮附湯』を足したらスッキリ効くようになりました。
(引用:漢方.jp)
中医学的には『二朮湯』は生薬構成から次のように考えます。
これらより『二朮湯』は水分を取り除く専門薬と言えます。
(引用:がんじゅうふぁみりー)
【二朮湯】の注意点
むくみ・体重増加・血圧上昇などが現れた場合は医師・薬剤師に相談するようにしてください。
【二朮湯】の入手方法
- 病院で処方してもらう
- ドラッグストアや楽天・Amazonなどのインターネットで購入できます。
『二朮湯』の煎じ薬でインターネットからも購入できるおすすめの商品がこちらです!
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