神経過敏で少しの物音に反応したり、おびえるようなとき、すごく攻撃的になってしまうワンちゃんには漢方薬がおすすめです。

ちょっとしたことにすごく過敏になって、興奮したり・怖がったりするようなワンちゃんはどうしたらいいのかな?


元々、生まれ持った性格的な影響も大きいかもしれないけど、だからといって何も術がないわけではありません。
色々な対処法があるようだけれど、今回は「精神的に安定させる」漢方薬を紹介します!
すぐにスイッチが入り興奮して吠え続けたり、威嚇して攻撃的な態度を示すようなときには、鎮静作用が認められている生薬の一つである「柴胡」が含まれた漢方薬がおすすめです。
ペットが興奮状態のときに、飼い主さんも何とか鎮めようとして大きな声を出して叱ったりすると、余計に興奮してしまい逆効果になることもあるので注意が必要なようです。

次は、犬が興奮したときのおすすめの対処法を紹介してみますね!

犬が興奮したときのおすすめの対処法とは

- 無視をする:興奮する理由の一つに飼い主さんの反応を楽しんでいることがあります。そういう場合は、「かまってもらえていないこと」に愛犬が気づくと、自然と冷静になることもあります。
- 抱きしめてあげる:抱きしめることで安心して落ち着くことがあります。
- 日頃から必ず実行できるコマンドを用意:愛犬が好きで興味をがあり必ず反応を示す「コマンド」があると、そのコマンドに気がそれるので、落ち着かせることができるかもしれません。
- ケージやサークルなどのクレートに入れる:ケージやサークルなどのクレートを落ち着かせる基地として利用するしつけ方法です。犬はテリトリーを大事にする性格があるので、自分だけの安心できるテリトリーを与えた方が精神状態にも良いと考えられます。
犬猫のストレス診療科【ぎふ動物行動クリニック】とは
岐阜市岩地にある「ぎふ動物行動クリニック」は、犬猫の問題行動の改善・治療を行う専門の動物病院です。問題行動の相談と治療を行っています。
院長の奥田順之先生は、2017年に日本で8人目となる獣医行動診療科認定医を取得しています。

奥田順之先生は、2020年3月11日放送の「ホンマでっか!?TV」に出演されていましたよ!


ところで、問題行動の相談と治療ってどのように行っているの?

分かりやすく解説してくれている動画があったので紹介しますね!
「ぎふ動物行動クリニック」での治療実績を紹介!

「ぎふ動物行動クリニック」では、飼い主さんも困ってしまう次のような問題行動を解決してくれています。
- 咬むなどの攻撃行動
- 過剰な興奮
- 吠える問題(過剰咆哮)
- 留守番ができないなどの分離不安
- 花火や雷などの恐怖症
- 不適切な場所での排泄
- 尻尾を追う・手足を舐める・毛をかじる・自傷行為などの常同障害
- 高齢性認知機能不全(認知症)
- 環境修正:動物行動学に基づいて生活環境を整えることで、動物が過ごしやすい環境を提供すること
- 行動修正:トレーニングなどを通じて、ストレスとなっている刺激や状況に対して、過度な緊張・興奮を取り除き、不安・恐怖を緩和させること
- 薬物療法:向精神薬や漢方薬を使って、衝動性や不安をやわらげたり、自律神経の働きを整えること
(引用:「ぎふ動物行動クリニック」HP)

YouTubeチャンネル【人と動物の共生大学チャンネル】とは?
人と動物の共生大学チャンネルでは、犬のしつけをはじめとして、動物行動学や福祉学に関するセミナーを配信してくれています。
ナビゲーターは、ホンマでっか!?TVでもおなじみの、動物の精神科医こと、奥田順之獣医師です。
日本に9人しかいない獣医行動診療科認定医の立場から、犬をはじめとした動物たちとの絆の作り方を伝授してくれています。

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