
愛犬や愛猫に血尿が出たり、
おしっこをする時に変な格好をしたりするようになったら
「結石」が出来ているかもしれないので要注意だよ!


「結石」が出来て尿管で詰まってしまった場合は、命に係わるような大変なことになる可能性もあります。
尿管結石の危険性とは、結石が尿管を完全に詰まらせてしまうと尿が排出できなくなるため、腎臓に大量の尿が溜まるので腎臓が圧迫されて壊されていきます。
そうなると最終的には腎不全となり命に係わるようなことになるのです。


腎臓は一度壊れてしまうと、
回復することはない臓器のひとつなんだって。


今回は我が家のマルチーズ「ハルくん」の体験談も含めて、
「結石」におすすめの漢方薬を紹介しますね!
- ストラバイト結石:
猪苓湯(ちょれいとう)

犬より猫の方が
尿路下部疾患になりやすいといわれています。

尿路結石の種類【ストラバイト結石・シュウ酸カルシウム結石】

犬の主な尿路結石は「ストラバイト結石」「シュウ酸カルシウム結石」の2種類です。
それ以外には稀なのですが、尿酸塩、シリカ、シスチン、キサンチン結石などがあります。
結石が原因で膀胱炎を起こして血尿になることもあります。
何度も何度もトイレに行くのに、出る尿の量が少ないとか、オシッコをするときに変な格好をしている(痛がっていたり)、陰部を非常に気にする仕草をすることがあるときは要注意です。
尿路結石は腎臓から尿管、膀胱、尿道の中に結晶や結石ができる病気で、膀胱や尿道を傷つけたり、尿道を詰まらせたりします。

嘔吐や尿が全く出せない症状が出ている場合は、
尿路に結石が詰まっている可能性があります。
尿路に結石が詰まった状態を放置すると「尿毒症」になり、
数日以内に命に関わる状態に変化する可能性がありますので、
早急に動物病院に相談しましょう。

尿毒症(にょうどくしょう、uremia)とは、腎機能が低下することにより、尿中に排泄されるべき代謝老廃物などが血液の中に蓄積されている状態のことです。
ペットの尿路結石の原因とは?

- 尿中のミネラルの量が増えてしまうため:
おしっこの中にマグネシウムやカルシウムなどのミネラルが多くなると、それらを材料とした結石ができやすくなります。
- 飲水量が少ないため:
飲水量の減少で尿量が少なくなることも、尿の濃縮により、結石の形成が助長されます。
膀胱内でアルカリを生産する細菌が増殖すると、尿のpHが上昇(=アルカリ性に傾く)するため。
- ブドウ球菌などの細菌に感染してしまったため:
犬のストラバイト結石の一番大きな原因は、尿路(膀胱や尿道など)にブドウ球菌などの細菌が感染することです。
細菌が出す酵素によってアンモニアができ、これによっておしっこがアルカリ性に傾いてしまうため、ストルバイト結石ができやすくなります。
- 遺伝的要因によるもの:
犬種によって結石ができやすい犬種があります。
「ダルメシアン」は遺伝的に尿酸の代謝が悪いために「尿酸結石」ができやすい犬種です。 「シーズー」はストラバイト結石、シュウ酸カルシウム結石ともに好発します。
「シュナウザー」も「シーズー」に次いで、よく結石のできる犬種です。
我が家のマルチーズ「ハルくん」の体験談

我が家のマルチーズの「ハルくん」は、実際に結石は確認されなかったですが、尿検査をするたびに「ストラバイトの結晶」が確認されているときがありました。

ハルくんは尿検査の結果からみると、
いつ結石が出来てもおかしくないので要注意ですよ!
そこで、結石を予防するために、まずは市販のペットフードから手作り食に変えてみました。
ハルくんはなかなか水だけを飲んでくれないタイプでしたので、ササミ肉をゆでた時に出る「ゆで汁」を薄めて飲ませるなど、なるべく水分を摂ってくれるように工夫しました。
尿がアルカリ性になるとストラバイト結石が出来やすくなるとのことで、pH試験紙を購入しておしっこをした時には、尿のpHを測るなど尿の状態の確認をしていました。
逆に尿が酸性に傾くことでシュウ酸カルシウムは結晶化するため、シュウ酸カルシウム結石ができやすくなるようです。
幸いにも、ハルくんは現在まで結石が出来ることはなく、最近は尿検査をしても「ストラバイトの結晶」は確認されなくなりました。
我が家のハルくんの場合は、市販のペットフードから「手作り食」に変えたのが良かったみたいでした。

結石の種類によって対応が異なるので獣医師さんに相談するといいね!
「pH試験紙」は試験紙の色の変化で酸性・アルカリ性の判別できます。

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