
ペットは痒みがあると足で引っかいたり、口で噛むようなしぐさを見せます。
皮膚の病気は飼い主さんが見れば、ほとんどがすぐに異変に気付くはずです。
ブラッシングしているときに、皮膚の変化を注意深くみてあげてくださいね!


飼い主さんはペットの体調の変化に早めに気づいてあげてね!


ペットの皮膚疾患に漢方薬を使用することがあります!
なかなか皮膚症状が改善しない時には犬の体質改善も考えて、漢方薬を一度試してみることをお勧めします。
ペットの皮膚疾患におすすめの漢方薬は次の通りです。
- 皮膚がカサカサ(乾燥肌)しているときに:『温清飲(うんせいいん)』
- ジュクジュクした湿疹に:
『越婢加朮湯(えっぴかじゅつとう)』、『十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)』
- 痒みが強い場合に:
『白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう)』、『黄連解毒湯(おうれんげどくとう)』
- 炎症がひどい場合に:『消風散(しょうふうさん)』
犬の皮膚は人間以上にデリケートなのです!
実は犬の皮膚は人間に比べて1/3程の薄さしかありません。
そのため、犬の皮膚ケアは、人間以上に気を配る必要があるのす。
人の場合も同じですが、シャンプーする時にはゴシゴシ洗いすぎると皮膚の皮脂が落ちてしまうため、乾燥して痒みが誘発されてしまいます。

シャンプーをよく泡立てて、
軽くマッサージする感じで洗えば十分なのです。


シャンプーの後に「セラミド」という保湿効果のある成分が含まれている保湿剤を使用することで乾燥肌が改善するって聞いたことがあるけど本当なの?

「セラミド」が含まれた保湿剤は、皮膚の中の水分量を増やしてくれるのでおすすめですよ!
保湿剤には「スプレータイプ」「クリーム」「ローション」など色々なものがありますので、使いやすく続けやすいものを選びましょう。
セラミドとは、肌のバリア機能をきちんと働かせるための主役となっている成分です。
健やかな肌の「角層」の中では、何層もの角層細胞が重なっているのですが、角層細胞どうしのすき間を満たし、水分をつなぎとめているのが、肌の必須成分セラミドなのです。

ペットが痒がる主な原因にはどのようなものがあるの?


ペットが痒がる主な原因には、次のようなことが考えられます。
- 乾燥
- 換毛期で抜け毛がまとわりついている
- 毛玉ができている
- 虫さされ
- 外耳炎(耳をピンポイントに掻くのは難しいので首などを掻くことがあります)
- アトピー・アレルギー
- 細菌感染・外部寄生虫
- 自己免疫疾患
犬が罹患する主な皮膚病TOP3とは!

色々な皮膚の病気がありますが、「アニコム家庭どうぶつ白書2020」の調査によると次のような結果が出ていました。
- 第1位:原因不明の皮膚症状(17%)
- 第2位:膿皮症・細菌性皮膚炎(15%)
- 第3位:アレルギー性皮膚炎(8%)

犬の皮膚病は原因が分からないことも多いんだね。

ペットの皮膚病について調べ物をしたい時には次のサイトがお勧めです!
膿皮症/細菌性・真菌性皮膚炎とはどのような状態なの?
人では「とびひ」と呼ばれる皮膚の病気です。
原因となる細菌の多くは常在菌と言われ健常なときは何も起こらないのですが、内分泌の病気やアトピー性皮膚炎などがあって皮膚のバリア機能が損なわれると、常在菌によって化膿したりしてしまいます。
そのほか、「真菌」と呼ばれるカビの仲間の菌が原因でも皮膚の病気になってしまいます。
「皮膚糸状菌症」は、糸状菌が被毛や皮膚に付着することが原因となるのですが、ペットに限らず人にもうつるので注意が必要です。
寄生虫による皮膚炎【ノミ・ダニ・シラミなど】とはどのような状態なの?
「ノミ・ダニ・シラミ」が寄生することで皮膚の病気が起きてしまいます。
ノミやマダニはお薬で予防出来るので、定期的な対策が大切になってきます。
寄生虫の中でも、ヒゼンダニと呼ばれているダニによって起きる皮膚の病気に「疥癬(かいせん)」があるのですが、ヒゼンダニが人の皮膚に寄生(きせい)し、強いかゆみを伴うのが特徴です。
直接的に肌から肌を介して感染するだけでなく、衣類やリネン類を介して間接的に感染するので注意が必要なのです。

「疥癬(かいせん)」は、タオルなどの共有でもうつることがあるため注意が必要です!


マダニに咬まれることで『重症熱性血小板減少症候群(SFTS)』という病気になってしまうことがあるので要注意なんだよね!

マダニはこんな姿をしています!
大きさは吸血前で約3~4mm(フタトゲチマダニの場合)くらい!


血液を吸ったあとのマダニは、こんなにもパンパンに膨れ上がります。


もし、咬まれていることに気づいたらどうしたらいいの?

マダニに咬まれていることに気づいたら、そのままの状態ですぐに病院に行って除去してもらいましょう。
自分で無理に除去してしまうと、虫体の一部が残ってしまう場合があり、その後炎症や病気を発症する原因になってしまうことがあります。
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)とはどのような状態なの?
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)は、主にウイルスを保有しているマダニに咬まれることにより感染するダニ媒介感染症です。
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の潜伏期間は6~14日とされています。
症状は発熱、消化器症状(嘔気、嘔吐、腹痛、下痢、下血)、腹痛、筋肉痛、神経症状、リンパ節腫脹、出血症状などを伴うことがあります。
血液所見では、血小板減少(10万/㎣未満)、白血球減少(4000/㎣未満)、血清酵素(AST、ALT、LDH)の上昇が認められます。
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の致死率は10~30%程度と言われています。

致死率は10~30%程度なんだって。
怖いよね・・。
安心のノミ・マダニ駆除薬【フロントライン プラス】とはどのようなものなの?
フロントライン プラスは、従来のフロントライン同様にペットに寄生した成ノミやマダニを速やかに駆除してくれます。
加えて、2つ目の有効成分(S)-メトプレンがノミの卵の孵化・発育まで阻止するダブルの効果で、寄生中のノミだけでなく、その繁殖・再寄生を予防してくれるのです。


【フロントライン プラス】が安く購入できるお店はこちら!
アレルギー性皮膚炎とはどのような状態なの?

ペットのアレルギー性の皮膚炎・痒みは、食事が原因のことも多いのです。
その場合は、血液検査によって原因となっている物質をある程度見極めることが出来ます。
食事の内容がアレルギー性皮膚炎の原因となっている場合は、アレルギーの原因となっている食材を抜いたフードを与えなければいけません。
ペットフードがアレルギーの原因となっている場合は、中心となっている食材とは限らず、防腐剤などの添加物が原因となっていることも多いのです。
もし、今までと違うペットフードに変えてから、体を痒がるようになったり皮膚の状態が気になるような場合は、ペットフードが原因の可能性も高いのです。
犬の健康に配慮した【薬膳・みらいのドッグフード】がおすすめ!

【薬膳・みらいのドッグフード】は、臨床栄養学と漢方医学から犬の健康を守るため、漢方をふんだんに取り入れた薬膳ドッグフードなのです。
【薬膳・みらいのドッグフード】は、特定の疾患、病気を持っている場合は【病気別】、 病気が無い場合は【年代別】で最適なドッグフードが選べ点がおすすめのポイントです。

【薬膳・みらいのドッグフード】は、人間と犬のマクロビオティック思想の違いに注目して開発されています!


2020年7月に人とペットの漢方薬のお店【YAKUZEN GARDEN】がグランドオープンしたみたいだよ!

- 特定の疾患、病気を持っている愛犬用【11種】 :
腫瘍用、心臓用、腎臓用、肝臓用、膵臓用、胃腸用、糖尿用、結石用、骨関節用、皮膚用、ダイエット用などラインナップが充実!
- 年代別で選べます。総合栄養食【2種】 :
長寿用(幼犬・成犬用[7歳未満])、シニア用(7歳以上の中年・高齢犬用)
我が家のマルチーズ「ハルくん」の皮膚炎体験談を紹介!

マルチーズの「ハル」です!
よろしくね!


以前は、我が家のマルチーズ「ハルくん」も全身的に皮膚が薄く赤みを帯びて、少し痒そうな仕草をみせることがありました。
そこで動物病院で診察してもらうと、乾燥によるものか、食事の内容が原因の可能性が高いということで、最初に乾燥対応として動物病院の先生に勧められた保湿剤を使用してみることになりました。

その勧められた保湿剤をしばらく使ってみたら、皮膚の赤みが取れてきたので今回の皮膚炎の原因は乾燥が原因だったと思います。

その時どんな保湿剤を使ったの?

動物病院で勧められた保湿剤は『AFLOAT VET モイスチャライズ』です。

使い方は簡単なのかな~?

保湿剤の使い方は簡単で『AFLOAT VET モイスチャライズ』の原液をぬるま湯で薄めてかけ流すだけです。
その後、洗い流す必要もありません。

「AFLOAT VET モイスチャライズ」がお得に購入できるお店はこちらです!


「宮崎県川南町」に位置する「ほどよい堂」において、「薬剤師×中医薬膳師×ペットフーディスト」として、健康相談を行っています。
代表の河邊甲介は、漢方医学、薬膳、そして腸活を組み合わせた独自のアプローチで、個々の健康に寄り添います。
漢方相談や薬膳に関するオンライン相談も提供し、遠方の方々も利用できます。
また、わんこの健康も見逃しません。
わんこ腸活に関するアドバイスも行っています。
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