台風対策として重要なのが『窓ガラスの飛散防止対策』ですが、窓ガラスに段ボールを貼る場合、窓の内側がいいのか外側がいいのか悩むところですよね。
そこで、段ボールの貼り方について考えてみました!
窓にシャッターが付いていればいいのだけど、付いていない場合はどうしたらいいのかな?
「べニア板」や「アクリル板」のように強度があって、雨風に耐えられる素材だったら、もちろん窓の外側に貼り付けた方が良さそうだけど…。
これらが用意ができないときは「段ボール」や「養生テープ」で対応するしかなさそうだよね。
段ボールも窓の外側に貼ったほうがいいのかな?
段ボールは雨を吸い込んでしまうと、重くなって剥がれてしまいます。
基本的には段ボールでの養生の場合は、窓ガラスが割れないように補強することが目的ではなく、割れてしまった時の ”窓ガラス飛散防止” が一番の目的なんだって!
そうなんだ~!
段ボールでの養生の場合は、窓の内側に貼るのが正解なんだね!
台風シーズンの到来とその重要性
1. 台風シーズンの特徴
- 台風シーズンとは:
日本では、主に夏から秋にかけての期間(6月から10月頃)が台風シーズンとされます。この時期は、南の海上で発生した台風が日本列島に接近・上陸することが多くなります。 - 台風の発生メカニズム:
台風は、海水温が高い熱帯地域で発生します。海面から蒸発した水蒸気が上昇気流に乗って雲を形成し、これが発達して巨大な低気圧となります。この低気圧が風を巻き込みながら移動し、台風となります。
2. 台風の影響
- 風害
台風の強風は建物やインフラに大きなダメージを与える可能性があります。屋根瓦の飛散、看板の落下、倒木などが一般的な被害です。 - 雨害:
大量の降雨により河川の氾濫や土砂災害が発生することがあります。特に都市部では、排水が追いつかず浸水被害が起こりやすいです。 - 波浪・高潮:
海沿いの地域では、台風による高波や高潮が発生し、沿岸部の浸水被害が懸念されます。堤防の決壊などが起こると被害が拡大します。
3. 台風シーズンの重要性
- 防災意識の向上:
台風シーズンを迎えるにあたり、個々人の防災意識を高めることが重要です。過去の台風被害の教訓を活かし、事前の備えを徹底することで被害を最小限に抑えることができます。 - 早期避難の徹底:
台風が接近する際には、気象庁や自治体からの避難指示や勧告に従うことが重要です。特に高齢者や体の不自由な人々がいる家庭では、早めの避難を心がける必要があります。 - 備蓄品の準備:
食料、水、医薬品、懐中電灯、ラジオなどの備蓄品を事前に用意しておくことが推奨されます。台風の影響でライフラインが断たれた場合にも対応できるようにしておくことが大切です。 - 家屋の点検と補強:
台風シーズン前には、自宅の屋根や窓、外壁の点検を行い、必要な補修や補強を行っておくことが必要です。窓ガラスの飛散防止対策や排水溝の清掃も重要です。
4. 過去の台風被害事例
- 平成30年台風第21号(2018年):
関西地方を中心に大きな被害をもたらしました。関西国際空港が浸水し、交通機関が麻痺するなど、社会的にも大きな影響がありました。 - 平成元年台風第19号(1991年):
関東地方に大規模な被害を与え、多くの住宅が浸水し、甚大な被害が発生しました。
5. 台風シーズンに向けた準備のまとめ
- 情報収集:
気象情報や自治体からの防災情報を常にチェックし、最新の情報を把握することが重要です。 - コミュニケーションの確保:
家族や隣人とのコミュニケーションを密にし、いざという時に助け合える体制を整えておきましょう。 - 定期的な点検とメンテナンス:
日頃から家屋や設備の点検を行い、台風に備えたメンテナンスを怠らないようにしましょう。
台風シーズンに向けた対策をしっかりと行い、安全で安心な生活を送るために、事前の準備を徹底しましょう。
窓ガラスの飛散防止対策の必要性
1. 台風による窓ガラス破損の危険性
- 強風の影響:
台風は非常に強い風を伴い、瞬間的に暴風が吹くことがあります。この強風によって飛来物(木の枝や瓦など)が窓ガラスに当たり、ガラスが割れることがよくあります。 - 気圧変化の影響:
台風の接近により急激な気圧の変化が生じることがあります。この変化によって窓ガラスに強い圧力がかかり、ガラスが割れる原因となることもあります。
2. 窓ガラスが割れた場合のリスク
- ガラス破片による怪我:
割れた窓ガラスの破片は非常に鋭く、室内に飛び散ることで大きな怪我を引き起こす可能性があります。特に小さな子どもやペット、高齢者がいる家庭では、その危険性がさらに高まります。 - 風雨の侵入:
窓ガラスが割れると、そこから強風や雨が直接室内に侵入します。これにより、室内の家具や家電製品が損傷し、さらには建物の構造自体にもダメージを与える可能性があります。 - 防犯上のリスク:
ガラスが割れたまま放置すると、不審者が侵入しやすくなり、防犯上のリスクが高まります。台風後の混乱時には特に注意が必要です。
3. 窓ガラスの飛散防止対策の具体的な方法
- 養生テープを使用する:
窓ガラスに養生テープを十字に貼ることで、ガラスが割れた際の飛散を防ぐことができます。テープはガラスの内側に貼り、できるだけ多くの面積を覆うようにします。 - 段ボールを貼る:
窓ガラスの内側に段ボールを貼ることで、ガラスが割れた場合に破片の飛散を防ぎます。段ボールは養生テープでしっかりと固定します。 - 防災フィルムを貼る:
防災フィルムは透明なプラスチックフィルムで、窓ガラスに直接貼ることで強度を高め、割れた際の破片飛散を防ぎます。防災フィルムは専用の施工が必要ですが、非常に効果的です。 - シャッターや雨戸の利用:
窓の外側にシャッターや雨戸を設置することで、台風の強風や飛来物から窓ガラスを守ることができます。これらは日常的にも防犯対策として有効です。
4. 具体的な対策手順
ステップ1: 準備
- 段ボール、養生テープ、カッター、定規を用意します。
- 窓ガラスのサイズを測り、それに合わせて段ボールをカットします。
ステップ2: 養生テープの貼り方
- 窓ガラスをきれいに掃除し、ホコリや汚れを取り除きます。
- 養生テープをガラスの内側に十字に貼ります。
ステップ3: 段ボールの貼り方
- カットした段ボールを窓ガラスの内側に当て、四隅と中央を養生テープで固定します。
5. まとめ
- 飛散防止対策の重要性:
窓ガラスの飛散防止対策は、台風の際の怪我や室内の損傷を防ぐために非常に重要です。適切な対策を講じることで、被害を最小限に抑え、家族の安全を守ることができます。 - 早めの準備が鍵:
台風シーズン前に必要な物資を準備し、実際に対策を施しておくことが大切です。万が一の事態に備えて、しっかりと準備を整えましょう。 - 総合的な防災対策:
窓ガラスの飛散防止だけでなく、他の防災対策も併せて行うことで、より安全な環境を確保することができます。例えば、屋根や外壁の補強、排水設備の点検なども重要です。
台風に備えた窓ガラスの飛散防止対策をしっかりと行い、安全で安心な住環境を維持しましょう。
養生テープの効果的な使い方
テープを貼る前の準備
効果的に養生テープを使うためには、テープを貼る前の準備が非常に重要です。
ここでは、窓ガラスの掃除と乾燥について詳しく説明します。
1. 窓ガラスの掃除
ステップ1: 必要な道具を準備
- 柔らかい布またはスポンジ: 窓ガラスを傷つけないために、柔らかい素材の布やスポンジを用意します。
- ガラスクリーナーまたは中性洗剤: 窓ガラス専用のクリーナーや中性洗剤を使用します。これらは汚れをしっかりと落とし、ガラスにダメージを与えません。
- バケツに水: ガラスクリーナーや中性洗剤を溶かすための水をバケツに用意します。
ステップ2: 窓ガラスの洗浄
- 大まかな汚れを取り除く: 窓ガラスの表面に付いているホコリや大きな汚れを、乾いた布で軽く拭き取ります。これにより、洗浄時に汚れが広がるのを防ぎます。
- ガラスクリーナーを使用: ガラスクリーナーを窓ガラスにスプレーし、全体に行き渡るようにします。ガラスクリーナーがない場合は、中性洗剤を水に溶かして使用します。
- スポンジで洗う: スポンジを使って、ガラス全体を優しくこすり洗いします。特に隅やフレーム周りなど、汚れが溜まりやすい部分をしっかりと洗います。
- 水で洗い流す: 洗剤を使った場合は、水で十分に洗い流します。洗剤が残ると、テープの粘着力が低下する可能性があります。
ステップ3: 窓ガラスの拭き取り
- 柔らかい布で拭く: 洗浄後、柔らかい布でガラスの水分をしっかりと拭き取ります。乾いた布を使って、拭き残しがないように丁寧に行います。
- 紙タオルや新聞紙を使用: ガラスの表面に水滴や拭き跡が残らないようにするため、紙タオルや新聞紙を使って仕上げ拭きを行うと効果的です。
2. 窓ガラスの乾燥
ステップ1: 自然乾燥
- 風通しの良い場所で乾燥: 窓を開けて風通しを良くし、自然に乾燥させます。これにより、完全に乾いた状態になります。
ステップ2: 乾いた布での最終確認
- 乾いた布で再度拭く: 乾燥が不十分な場合、乾いた布で再度窓ガラスを拭いて、完全に乾燥させます。
ステップ3: ドライヤーの使用
- 急ぎの場合はドライヤーを使用: 急いでいる場合や湿度が高い日には、ドライヤーを低温で使って乾かすこともできます。ただし、ガラスが熱くならないように注意します。
3. 養生テープの貼り方
窓ガラスが清潔で乾燥した状態になったら、次のステップに進みます。
ステップ1: テープをカット
- 適切な長さにカット: 養生テープを必要な長さにカットします。あらかじめ数枚カットしておくと、スムーズに作業が進みます。
ステップ2: 十字に貼る
- 窓ガラスの内側に貼る: 養生テープを窓ガラスの内側に貼ります。まず、縦方向にテープを貼り、その上に横方向にテープを貼って十字を作ります。
- 追加のテープで補強: 十字に貼った後、さらに斜め方向にテープを貼って補強します。これにより、ガラスが割れた際の飛散をより効果的に防ぐことができます。
ステップ3: 段ボールの固定
- 段ボールを窓ガラスの内側に当てる: カットした段ボールを窓ガラスの内側に当て、しっかりと押さえます。
- 養生テープで段ボールを固定: 段ボールの四隅と中央を養生テープで固定します。段ボール全体がしっかりと窓ガラスに密着するように、テープを十分に貼りましょう。
小まとめ
養生テープを効果的に使用するためには、窓ガラスの掃除と乾燥が重要なポイントです。
窓ガラスを清潔で乾いた状態に保つことで、テープの粘着力が最大限に発揮され、段ボールやその他の保護材料をしっかりと固定できます。
この手順を守ることで、台風時の窓ガラス飛散防止対策を効果的に行うことができます。
窓ガラスの飛散防止に段ボールを「外側」に貼る場合のポイント!
外側に貼った場合は、ある程度クッション効果が期待できそうですが、相当念入りに養生しなければ、大型の台風のような時は、かなりの雨風に曝されるため吹き飛ばされたりしてしまいます。
また、雨を吸い込んで重くなった段ボールは、剝がれかけてしまうと暴風にあおられ、それが原因で逆に窓ガラスにダーメージを与えてしまうことも十分考えられます。
その為、防水対策が念入りにできない限りは、段ボールは外側に貼るのは避けた方が無難だと思います。
段ボールは窓の外側には貼らない方が無難そうだね!
もし、段ボールを外側に貼る時は段ボールを覆うように
ビニールシートを貼るようにすると良さそうです!
窓ガラスの飛散防止に段ボールを「内側」に貼る場合のポイント!
内側に貼る場合は、「窓ガラスの補強」「窓ガラスが割れないため」というよりは、もし割れてしまった時の「ガラスの飛散防止」と考えた方が良さそうです。
割れた窓ガラスの破片でケガをしないようにするのが目的なんだね!
窓ガラスの内側に段ボールを貼るときの流れとは【段ボールの貼り方】
①段ボールを一枚板になるように、つなぎ合わせます
大きめの窓ガラスに段ボールを貼る場合は、窓の大きさに合わせて粘着テープで、段ボールを一枚板になるようにつなぎ合わせておきます。
ポイントは「米印」にテープを貼ると強度がアップするんだ!
②段ボールを窓ガラスに合わせて、養生テープでしっかり固定する
窓ガラスの飛散防止が、ケガ防止などにはとても大切です。
段ボールが用意できない時は「養生テープ」を貼るだけでも窓ガラスの飛散度が大幅に低下します。
「養生テープ」なんだけど大型台風が直撃するようなときは、
同時にみんなが一斉に買い占めてしまうのでどこのお店も売り切れてしまうよ。
大きな窓になると「窓ガラス1枚につき約10mくらい」必要ですので、養生テープ一巻きでは全然足りません。
痛むものではないので、必要な数の養生テープをストックしておくことをおすすめします!
「養生テープ」は台風対策に効果あるの?「養生テープ」は逆効果?
「養生テープを窓ガラスに貼っても意味がない」という意見も聞くんだけど実際のところどうなのかな?
養生テープは、窓ガラスが割れた時の飛散防止が目的って聞いたことがあるんだけど…。
色々調べてみたらガラス屋さんが、実際に養生テープの実証実験をしているYouTubeチャンネルがあったので紹介しますね!
コスパ抜群!おすすめの「養生テープ」ランキング!
「養生テープ」は粘着性に加えて、
きれいに剥がれるかも大切なポイントだよ!
「養生テープ」がお得に変えるお店はこちら!
リンレイテープ 養生用 ポリエチレン スマートカットテープ #621
【特長】
耐候性・耐水性に優れています。
強粘着ながら、再剥離が良好です。
基剤改良により抜群の手切れ感を発揮!
ダイヤテックス パイオラン つや消テープ 影武者
【特長】
アウトドアや屋外で養生テープを使用したい人におすすめなのがこの商品です。
色はブラックですが、防水加工が施され、かつ粘着力も強いのが魅力です。
セキスイ スマートカットテープ
【特長】
表面がマットな質感のフィルムタイプであるため、マジックで簡単に文字を書くことができます。
書いた文字が読みやすいので、ラベル代わりの使用もOK。
カラーバリエーションも豊富で、「グリーン」のほか、「ピンク」や「オレンジ」などかわいいカラーも充実しています。
工夫次第で、使用用途もひろがりそうです。
窓ガラスの飛散予防におすすめのアイテムは【100均で買えるカラーボード】が最適!
「カラーボード」は発泡スチロール製のため窓ガラスの外側に貼っても、段ボールのように雨がしみ込んでこないし、とても軽くて加工もしやすいです!
そのうえ、100均で簡単に手に入るためコストパフォーマンスも最高です。
一度、窓ガラスのサイズに合わせて切りそろえてしまえば、毎年やってくる台風に何度も使い回しが可能です。
ダイソーのカラーボードバリエーションは、ホワイト、レッド、ブルー、イエローなどカラフルなラインナップに加えて、コルク調のカラーボードや、木目調のものまであります。
「カラーボード」は、窓ガラスのサイズに合わせてカットするだけだし、見た目も段ボールより可愛くできそうだね!
ちょっと厚みが薄くて強度が心配の時は重ね合わせると強度アップ出来るので一度試してみるといいですよ!
不運にも台風で窓ガラスが割れてしまった場合はどうしたらいいの?
①まずは、安全を確保したうえで破損した窓ガラスを掃除しましょう!
窓ガラスが割れてしまった際は、破片で怪我をするなどの二次被害を防ぐために、丈夫な手袋・長袖長ズボン・底が丈夫なスリッパや靴などを準備してください。
台風で窓ガラスが割れたときは保険は使えるの?
「台風によって窓ガラスが破損してしまった」といった場合、基本的に ”火災保険” が使えます。
火災保険は、補償の範囲は広く、窓ガラスが破損した際にも申請可能です。
ただし、保険が使えるかの最終的な判断は、保険会社によって下されますので、契約している火災保険の窓口に確認するようにしてください。
オプション内容によって適用可否が変わることがあります。
まとめ
台風対策で窓ガラスに段ボールを貼る際、内側に貼るのが最適です。
内側に貼ることで、ガラスが割れた際の飛散防止効果が高まり、補強も簡単です。
準備するものは段ボール、養生テープ、カッター、定規。窓ガラスを掃除・乾燥させてから段ボールをカットし、養生テープで十字に固定します。
段ボールを窓ガラスの内側に当て、四隅と中央をしっかり固定。これにより、飛散防止対策が完了し、台風による被害を最小限に抑えられます。
安全で安心な環境を整えるために、事前の準備が重要です。
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