新型コロナ感染症が猛威を振るう中、感染のみだけではなく、新型コロナウイルスが排除(感染後PCR検査で陰性が確認)された後の後遺症が問題となってきている様です。
まだまだ、新型コロナ後遺症に対する原因や治療法が確立されておらず、きちんと診断、治療できる医師も少ないようです。
自分が4600人以上の患者さんを診察してきた感覚では、コロナ感染患者さんの半数前後に少なくとも軽微な後遺症が出ていて、約10%くらいの患者さんが外来での治療が必要という感じですね。
イギリスの国家統計局ではイギリス総人口の3.1%がコロナ後遺症を経験していると発表しています。(2022.7現在)
(引用:漢方.jp)
平畑光一先生はHIRAHATA CLINICの院長でコロナ後遺症のパイオニア的な医師です!
現在はコロナ後遺症外来を専門に診療されています!
感染者を苦しめるコロナ後遺症とはどのような状態なの?
新型コロナウイルスに感染した後、後遺症が長期にわたって続くことがあることが報告されています。
感染時の症状の有無に関わらず、後遺症が残ることもあるようなのです。
なかには感染から1年経過後も症状が見られる場合もあるようです。
コロナ後遺症の患者さんは次のようなことで悩んでいらっしゃいますね。
- いつ治るのかわからない辛い症状に対する不安
- 経済的な問題
- 周囲の人に理解してもらえない辛さ
- 医療体制の不備(適切な治療を受けられる施設が少ない)
(引用:漢方.jp)
コロナ後遺症の症状にはどのようなものがあるの?
新型コロナに感染後、次のような症状でつらい思いをしている人が多いようです。
- 倦怠感や脱力
- 睡眠障害
- 脱毛
- 味覚異常
- 動悸
- 関節痛
- 食欲不振
【新型コロナウイルス感染症 後遺症リーフレット】が東京都福祉保健局から情報提供されていましたので紹介しておきますね!
コロナ後遺症は次のような症状が現れてきます。
- 入浴するだけで疲れてしまって1日寝込んでしまう
- ドライヤー程度の物を持っていられない
- からだのあちこちが痛いのに一般的な検査をしても異常が出ない
- 痛い場所がコロコロと変わるので精神病と言われてしまう
これらの症状からよく ”うつ病と誤診” されてしまうことが多いのも問題ですね!
ここでコロナ後遺症がうつ病と異なるのは ”意欲はあるのに体がついてこない” ということです。
うつ病の場合は、意欲自体が無くなってしまいます。
(引用:漢方.jp)
新型コロナ後遺症のメカニズムが少しずつ解明されつつあります
新型コロナの後遺症患者の血液を解析したところ、「T細胞」という免疫細胞が新型コロナ後遺症に関係している可能性があることが京都大学の上野英樹教授によって発表されました。
「T細胞」は数種類あり、ウイルスに感染した細胞を排除したり、免疫の暴走を抑えたりする役割があります。
特に興味深い研究結果が次のようなことでした。
- 強い倦怠感などがある患者では、ウイルスを排除する機能を持つ細胞とその働きを抑える機能を持つ細胞の両方が、症状が軽い患者より多く作られていること。
- 嗅覚や味覚障害だけが残る患者については、ウイルスを排除する細胞が極端に少ないこと。
京都大学・上野英樹教授によれば、強い倦怠感などが続いている場合は、車で言うとアクセルと一緒にブレーキを踏んでいる様な状態でうまく体の免疫応答を調整できていないんじゃないかということなのです。
また、嗅覚や味覚障害だけが残る場合は、ウイルスを排除する細胞があまり作られなかったことで、回復後もウイルスの欠片が体の中に残り、後遺症として症状が続いているのではないかということなのです。
コロナ感染症の患者さんの一部は「筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)」に移行してしまうと考えられています。
(引用:漢方.jp)
筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)は、年余にわたる強い疲労感や脱力、記憶や注意、思考の障害、その他様々な症状のために日常生活を送ることが困難となる原因不明の慢性疾患です。
仕事や勉強、家事などの「労作」のあと何日も起きあがれなくなるなど、身体的・認知的・精神的な負荷のあとに極端な症状の悪化(労作後の消耗)が起こることが特徴です。
血液検査や脳画像検査で異常がでないために診断が難しく、医学研究、治療法の開発が中々進まないというのが現状のようです。
しかし、筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群の新たな免疫バイオマーカーが発見されたという研究発表がありました。
(参照:国立研究開発法人日本医療研究開発機構)
新型コロナ後遺症の原因・治療が解明されていない今こそ漢方薬の出番なのです!
現代の医療の進歩は素晴らしいものですが、まだまだ解明されていない病気や治療法も数多くあります。
西洋医学の場合は、病気の原因が解明されたものであれば、そこをピンポイントで的確に治療できるのですが、原因も分からないような場合はなかなか手が出ないという側面もあるのです。
その反面、東洋医学・漢方薬には長く古い時代の先達の経験則が基となっているという特徴があります。
現代のように科学が発達していないため、現代的な検査も無ければ、ウイルスや細菌などを確認する術もありません。
そのような中でもどうにか治療しなければならなかったため、東洋医学・漢方薬では原因が分からなくても症状・体質などからアプローチすることで、とにかく治療していくというスタンスなのです。
そこで、今回のような新型コロナ後遺症などメカニズムが解明されていないような病気に対する治療法としては、東洋医学・漢方薬治療が一つの選択肢になり得るわけです。
漢方薬は、西洋薬ほどの激しい副作用が起きる可能性は低いため安心して使用できる点もメリットの一つです。
一般的な検査結果で異常が無くて原因が分からなくてもも、つらい症状があればその症状・体質に合わせた漢方薬を選べばいいのです。
病院に行って医師から「しばらく様子を見ましょう」と言われ続けるくらいなら、まずは漢方薬を試す価値は十分あると思います。
結局のところ原因が分からなくても、つらい症状が治ればそれは幸せなことですよね。
コロナ後遺症で困っている人には、まずは飲んで欲しい漢方薬は『加味帰脾湯』です!
”食欲や気力を改善する「人参」や「黄耆」などを含む参耆剤(じんぎざい)” であり、心身が疲れ、血色が悪い人の、貧血、不眠症、精神不安などを改善してくれます。
(引用:漢方.jp)
漢方薬に興味が湧いてきたあなたは試しに読んでみてください!
新型コロナ後遺症の治療には、一部の耳鼻科で上咽頭擦過療法(EAT、Bスポット療法)が行われています。
上咽頭擦過療法(EAT、Bスポット療法)を受けられる医療機関の探す場合は、医院のホームページに書いておられない耳鼻科も多いほか、コロナ後にEATの受け入れを中止している耳鼻科もあるため、電話で直接お問い合わせされることをお勧めしています。
(引用:HIRAHATA CLINICホームページ)
「ファストドクター」では、新型コロナワクチン接種後の副反応に関して無料で医療従事者に相談できます!
新型コロナワクチン接種後の副反応として具体的には、注射した部分の痛み、発熱、倦怠感、頭痛、筋肉や関節の痛み、寒気、下痢等の症状が確認されています。
こうした症状の大部分は、接種の翌日をピークに発現することが多いですが、数日以内に回復していきます。
そうは言っても色々な情報が巷には溢れていて、心配になることってあるよね…。
そんな時に専門家のひとに相談できるようなシステムはないのかな?
「ファストドクター」では、新型コロナワクチン接種後の副反応に関して無料で医療従事者に相談出来る様になりました!
一人で悩まずに相談してみると安心できると思います。
まとめ
新型コロナ感染症に関する信頼性のある情報源の一つが【山中伸弥による新型コロナウイルス情報発信】だと思います。
ちょっと気になるようなことがある時は、このような信頼性が高いサイトから情報を得るようにするとTwitterなどのSNSによるフェイク情報に惑わされにくくなると思います。
国立精神・神経医療研究センター病院、臨床検査部・総合内科部長、コロナ後遺症外来で活躍されている「高尾 昌樹」医師が執筆された ”フローチャートコロナ後遺症漢方薬” が新興医学出版社から新刊発売されました!
新型コロナ後遺症で困っている場合は ”鼻うがい” を1日2回することで症状が改善する可能性があると言われています。
鼻うがい・鼻洗浄の方法について「新潟大学 耳鼻咽喉科・頭頸部外科」から動画発信されていましたので紹介させていただきます!
自分も鼻や喉が弱いので鼻うがいしてます!
自分は動画で使用されている ”ハナクリーンS®とサーレS®” を使っています!
いい感じですよ!
「宮崎県川南町」に位置する「ほどよい堂」において、「薬剤師×中医薬膳師×ペットフーディスト」として、健康相談を行っています。
代表の河邊甲介は、漢方医学、薬膳、そして腸活を組み合わせた独自のアプローチで、個々の健康に寄り添います。
漢方相談や薬膳に関するオンライン相談も提供し、遠方の方々も利用できます。
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