ダイエット・肥満解消に一番効く漢方薬は本当はどれ?それぞれの特徴や注意点を漢方好きな薬剤師が解説!【防已黄耆湯・大柴胡湯・防風通聖散】

ダイエット 漢方薬
ハルくん
ハルくん

ダイエット・肥満解消にいいと言われているものは巷に溢れかえっているけれど、いったいどれがいいのかな?

のんびり太郎
のんびり太郎

漢方好きの薬剤師が ”ダイエット・肥満解消に使われている漢方薬” について解説してみようと思います!

その前に、”ダイエット・肥満解消について正しい知識を持つ” ことが大切なようです!

頑張ってダイエットをしているのに、なかなか体重が落ちない人は少なくありません。

そのような場合、そもそもダイエットの方法が間違っていることも多いのです。

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肥満の度合いは、BMI(ボディマスインデックス)で確認!

BMI(ボディマスインデックス)
  • 18.5未満=やせ
  • 18.5〜24.9=普通
  • 25〜29.9=肥満1度
  • 30〜34.9=肥満2度
  • 35〜39.9=肥満3度
  • 40以上=肥満4度
のんびり太郎
のんびり太郎

BMIは、自分で計算して出すことができます。
BMI=体重(kg)÷身長(m) ÷身長(m)

日本肥満学会の基準では「18.5未満は低体重(やせ)」となり、「18.5以上25未満は普通体重」、「25以上は肥満」と判断されます。

また、BMIの値が25以上あり、糖尿病・ 高血圧症・ 脂質異常症(高脂血症)・ 睡眠時無呼吸症候群などを伴う場合は、肥満ではなく「肥満症」と診断されます

ダイエットがうまくいかない人の特徴や原因とは?

ハルくん
ハルくん

ダイエット効果が思うように得られていない人は次のようなことが当てはまる人が多いようなんだ!

  • 食事内容が偏っている(偏食傾向)
  • 食事のとり方が悪い(食事の回数・早食い・間食など)
  • 基礎代謝が低い(筋肉量が少ない・活動量・運動量が低い)
  • 長続きしなく継続性がない
のんびり太郎
のんびり太郎

ダイエットには食事内容は脂肪になりやすい糖質や脂質を減らして、タンパク質をしっかりと摂取することが大切とされています。

医学的にも最近ではタンパク質不足を補うために ”プロテイン” をとるように説明されることも多くなってきました。

ハルくん
ハルくん

最近は芸能人をはじめ ”美意識高い女性” もプロテインを摂っているみたいだよね!

のんびり太郎
のんびり太郎

現代の日本人の食生活では、タンパク質の摂取量が足りていない人が多いというデータが出ています。

”理想のカラダづくり” ”日常の健康づくり” ”偏食しがちで不足したタンパク質を摂取するため” などプロテインを摂る理由は様々ですが今の食事で自分がタンパク質が足りているのか知ってくことは大切です。

タンパク質不足で起きる問題点は次の通りです!

  • 筋力が低下する:タンパク質は20種のアミノ酸でできており、このアミノ酸が筋肉の元になります。
  • 免疫力が下がる:免疫力は免疫細胞や抗体によって担われています。その免疫細胞や抗体の元となるのがタンパク質なのです。
  • 皮膚・髪にダメージ:肌を支える二大成分というべきコラーゲン・エラスチンが不足してしまう。

ダイエット時の栄養素で注意すべき点とは?

のんびり太郎
のんびり太郎

ダイエットに関わらず ”鉄分” は現代日本人が摂取不足が危惧されている栄養素のひとつなのです。

日本は食料事情も豊かで一見大変恵まれた食生活を営んでいますが、厚生労働省において行われている国民健康・栄養調査では、血液中の血色素(ヘモグロビン)の構成成分として大切な鉄分が不足していることが分かっています。

つまり、鉄欠乏性貧血となり酸素を体のすみずみまで供給できなくなってしまいます。

また、最近の研究ではうつやパニック障害などの精神疾患と鉄不足が密接に関係していることも分かってきました。

女性の不調や倦怠感は鉄不足が原因!という内容で精神科専門医で医学博士の秋根良英先生が解説してくれている動画がありました。

ハルくん
ハルくん

精神科専門医で医学博士の秋根良英先生は『鉄のすすめ: 元気になる秘訣 Kindle版』を執筆されています!

ダイエット・肥満解消の際には鉄分不足に注意が必要です!

ダイエットをするときに注意したいことのひとつに鉄分不足が挙げられます。

鉄分は酸素を運ぶヘモグロビンのもとになる栄養素であり、不足すると全身の酸素が不足していまいます。

酸素は全身にエネルギーを供給する大切なものであり、鉄欠乏性貧血になることで代謝が低下してしまうのです。

つまり、カロリーの消費量が減少してしまい、なかなか痩せなくなってしまいます。

ハルくん
ハルくん

鉄分不足を防ぐためにはどうしたらいいのかな?

のんびり太郎
のんびり太郎

鉄分不足を防ぐためには、レバーやマグロ、納豆、小松菜などの鉄分が豊富に含まれている食材を積極的に摂取するのがおすすめです。
そのまま摂取しても効果的ですが、鉄分はビタミンCやタンパク質と一緒に摂取するとより身体に吸収されやすくなります。

のんびり太郎
のんびり太郎

食品中に含まれる鉄分は、”ヘム鉄”と”非ヘム鉄”とに分けられます。

たんぱく質と結合しているヘム鉄は肉や魚などの動物性食品に多く含まれ、ヘム鉄以外の無機鉄は非ヘム鉄と呼ばれ植物性食品に多く含まれています。

ヘム鉄は還元型であるため、たんぱく質が結合したそのままの形で十二指腸から空腸上部で吸収されるため、吸収率がよいのです。

ハルくん
ハルくん

鉄分の量が同じでも食品によって吸収量が変わるってことだね!

のんびり太郎
のんびり太郎

そうなのです。

なかなか食事だけでは必要な鉄分量が補えないような場合には鉄剤を服用することもおすすめです!

その際には ”ヘム鉄” と記載された商品を選ぶと良いですよ!

残念ながら、病院で処方されている鉄剤(フェロミア®・フェロ・グラデュメット®インクレミンシロップ®)はヘム鉄ではありません。

鉄剤は病院で処方されているものより、一般的にサプリメントとして販売されているもの(ヘム鉄)の方が有効なのです。

また、副作用の面でも非ヘム鉄は胃でフリーラジカルが発生するため、鉄剤服用時に胃のムカつきや胸やけ、吐き気が起きやすいのです。

のんびり太郎
のんびり太郎

もうひとう注意点があり、それが鉄剤の過剰な摂取です。
肝臓に鉄が蓄積すると、”ヘモジデローシス” と呼ばれる肝臓障害を引き起こします。

必ず定められた量を守るようにしてください!
医療機関を利用する場合には、血中に存在する ”血清鉄” と細胞内の貯蔵鉄である ”フェリチン” を確認しながら、鉄剤の内服量および期間を調整するのが一般的です。

ダイエット・肥満解消に使われている漢方薬とは?

のんびり太郎
のんびり太郎

漢方薬でダイエット・肥満解消に使われているものの代表的なものは次の通りです!

※ちなみに添付文書上で ”肥満症” の記載があるのは『防風通聖散』『防已黄耆湯』です。

ハルくん
ハルくん

どのようにこれらの漢方薬を選んだらいいの?

のんびり太郎
のんびり太郎

基本的に漢方薬はその人の体格や体質などから選んでいくのですが、もし全く異なる傾向の漢方薬を飲んだとしてもとんでもないような副作用が起きることはまずありません。

ちなみに不都合な症状が出るとすれば含有生薬である「大黄」などによってお腹が緩くなったりする程度です。

もちろん飲むのをやめればすぐに治りますし、飲む量を減らすことで不快な症状が無くなることもあります。

宮本信宏Dr
宮本信宏Dr

肥満の方には次のような感じで漢方薬を使用しています。

肥満を改善するには、まずは悪い所を先に治すと良いように考えています!

『防風通聖散』が向いているタイプとは?

『防風通聖散』が向いているタイプ
  • 赤ら顔で便秘気味、顔に吹き出物がありのぼせやすい
  • 食欲旺盛でガッツリ食べても平気で胃腸が丈夫
  • 腹部に皮下脂肪が多く、便秘がちな太鼓腹

『防已黄耆湯』が向いているタイプとは?

『防已黄耆湯』が向いているタイプ
  • 色白でぽっちゃりとした水太り
  • 筋肉が無く疲れやすい
  • 胃腸が弱く浮腫みやすい
  • 汗をかきやすい

『大柴胡湯』が向いているタイプとは?

『大柴胡湯』が向いているタイプ
  • 筋肉質でがっちりタイプ、体力があり運動しても平気
  • お腹周りに脂肪がついている
  • ストレスがかかると暴飲暴食してしまう
  • 日頃からイライラしている
  • 便秘傾向でお腹が張っている

最もダイエット・体重減少効果が高いお薬は何?

のんびり太郎
のんびり太郎

漢方薬もダイエット効果・体重減少に効果が期待できるものもあるのですが、現在最もダイエット効果が高いものは「GLP-1受容体作動薬」と言われています。

糖尿病治療専門医の田村朋子先生はダイエット効果は ”GLP-1受容体作動薬は飛行機”、”漢方薬は電車の在来線” くらいの差があるように説明されていました!

GLP-1受容体作動薬は、食欲を抑えるため体重減少が期待できるのです!

のんびり太郎
のんびり太郎

GLP-1(ジーエルピーワン)は、もともと私たちの体にあるホルモンで、血糖値を下げる働きがあります。

食事をしてブドウ糖やアミノ酸が小腸に到達すると、小腸からインクレチンという消化管ホルモンが分泌されます。

GLP-1(glucagon-like peptide-1)は、インクレチンのひとつで、膵臓のβ細胞にあるGLP-1受容体と結合してインスリン分泌を促し、血糖値を下げる働きがあります。

GLP-1受容体作動薬は、体の外からこのGLP-1を補うお薬です。

GLP-1受容体作動薬は空腹時には働かず、食事をとって血糖値が高くなったときに働くため、低血糖を起こしにくいといわれています。

(参照:ノボ ノルディスク ファーマ株式会社:糖尿病サイト)

のんびり太郎
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GLP-1受容体作動薬は次の通りです。

  • リベルサス(セマグルチド)
  • オゼンピック(セマグルチド)
  • ビクトーザ(リラグルチド)
  • ゾルトファイ配合注
  • トルリシティ(デュラグルチド)
  • マンジャロ(チルゼパチド)
  • リキスミア(リキシセナチド)
  • ソリクア配合注
  • バイエッタ(エキセナチド)
  • ビデュリオン(エキセナチド)
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