原因が解らずつらい症状が続いているときこそ漢方薬の出番!【多愁訴・不定愁訴】

原因が解らずつらい症状が続いているときこそ漢方薬の出番!【多愁訴・不定愁訴】 漢方薬
ハルくん
ハルくん

最近、体調がすぐれなくて病院で検査してもらったんだけど、特に異常はありませんって言われたんだよね。

のんびり太郎
のんびり太郎

結構、そんなことは多くて原因が分からずにつらい症状に悩んでいる患者さんがいるんだよね⤵

のんびり太郎
のんびり太郎

漢方薬は、原因は特定できなくても『症状・体質』などから治療を始められるので「多愁訴・不定愁訴」などで困っている患者さんにおすすめなんだ!

漢方薬は積極的に服用した方がいい?

 なんとなく体調不良を感じているなら、まず試してみてください。なぜなら、重大な副作用が起きる可能性は低く、現在服用している薬と一緒に飲んでいけないものはありません。

 飲んで良くなかったら止めればいい。そんな心構えでいいのです。まずはつらい症状をどうにかしていこうというのが「漢方」の考え方です。

 薬剤師でありながら大学を卒業したての頃はいろんな生薬を何種類も混ぜ合わせて、生薬の中にも何種類もの成分が含まれ何がどのように効いているかよく解らないような薬はどうなんだ?。

 何かスッキリしないし何か好きになれないよなって感じでした。ただ、自分が検査では特に異常が認められないけどなんだか体調が良くないなってことが続いたとき、西洋薬では対応しきれなかったのです。

 八方ふさがりになり、仕方なく漢方薬を飲むとなんだかちょっといい感じがする…。そこから漢方薬に興味がわき勉強するようになりました。

漢方薬の長所とは

※漢方薬のいいところは、ズバリ!原因が特定できないと対応できない西洋医学と比べて、原因はわからなくても症状からアプローチできて、おまけに色々な症状を一度に改善できるところです。


 癌そのものを治すような「ちから」は西洋医学が断然勝っていますが、西洋医学とタッグを組むと驚くべき「ちから」を発揮することができます。

 また、漢方薬は『未病』といわれる状態には、独壇場です。

 東洋医学では「陰極まれば陽になり、陽極まれば陰になる」ともいい、何事も極端な方向に行き過ぎると全く逆の反応が出ると考えられています。

 つまり、「中庸を守る」ことは「食べ過ぎる」といった「すぎる」行為を避け、何事も「ほどほどにする」とも言いかえられます。

 「中庸」の考え方は、他者との比較で捉えられるものではないという側面があります。あくまでも個の中での概念であり、それゆえ基準値は必要とされません。

 「好調なときに比べて、今は偏りが生じて不調になっている」、だから「中庸」に戻そうという発想です。

 ※漢方薬の安全性になりますが、食べ物でさえ合わなければ下痢したり、蕁麻疹がでるのですから食べ物の延長線上にある漢方薬といえど副作用ゼロではありません

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そもそも「漢方薬」って?

 漢方薬は、自然界にある植物や鉱物などの生薬を、原則として複数組み合わせて作られた薬です。

 簡単に説明すれば、生薬とは植物の葉・茎・根など、菌類(キノコなど)、鉱物は石膏に代表されるような石のようなもの、牡蠣の貝殻、動物の角などを加工したものを指します。

 ※保険適用漢方薬は148種類、構成生薬は120種類前後あります。

漢方薬の特徴とは

  • 生薬が18種類も含まれている防風通聖散をはじめ、複数の生薬の組み合わせであるため、一つの漢方薬がいろいろな症状に効果があります。
  • 生薬は食品の延長線のようなものであり、重大な副作用は起こる可能性は低いです。
  • 色々な不調が重なり合っている場合や、病院で一般的な検査をしても原因がわからない場合、器質的(臓器の見ため)には異常なしと言われるような場合などには西洋薬のような単一薬剤ではうまく対応できませんが、そこで症状にフォーカスした漢方薬の出番になります。
  • 一般的に長く服用しないと効果がないと思われがちですが、そんなことはありません。風邪・インフルエンザなどの急性期疾患でももちろん効果が認められています。それどころか、西洋薬より回復期間が短いというデータも発表されているのです。
  • 同じ症状でも、服用するひとの年齢・性別・体格・体力など様々な要素を考慮するいわゆるオーダーメイド的な治療法ともいえます。これを「同病異治」といいます。
  • 同じ漢方薬で、色々な症状を改善することを「異病同治」といいます。例えば、有名な葛根湯の効能効果は感冒・肩こり・乳腺炎・じんましんなどがあります。単一薬剤である西洋薬ではこのようなことはないのです。
  • 漢方薬は基本的に生薬構成数が少ない方が即効性があり、多くなるほど体質改善を目的とした使い方となります。
  • 漢方薬の副作用で主に注意する生薬は「麻黄」「附子」「大黄」「甘草」の4種類です。この4種類は用量依存的に副作用が発生することが多いですが、対応策さえ理解していれば心配するようなことはありません。気になることがあれば医師・薬剤師に相談しましょう。
  • 日本で使用されている漢方薬の容量は、中国の10分の1、韓国の3分の1とされており、投与量が多くて問題となることは少ないのです。

漢方薬を使用するときの注意点!【注意すべき生薬】

  • 「麻黄(まおう)」:エフェドリンが含まれており、エフェドリンの交感神経刺激作用により心拍数の上昇(どきどきする)、血圧が上昇するなどの作用が現れることがあります。
  • 「附子(ぶし)」:食欲不振、胃部不快感、のぼせ、口唇、舌のしびれ、下痢などの作用が現れることがあります。イメージとしてはお酒に酔った感じです。
  • 「大黄(だいおう)」:いわゆる便秘を改善する生薬であるため、効きすぎると下痢をしたりお腹が痛くなったりすることがあります。また、漢方でいう冷やす作用が強くでることがあります。
  • 「甘草(かんぞう)」:グリチルリチンを含むため、血圧上昇・むくみ・カリウム低下など偽アルドステロン症といわれる症状が起こることがあります

漢方薬の効果に腸内細菌が関係!

 漢方薬の有効成分として多くの配糖体が知られています。糖がついた結果、水溶性が高く、脂質でできた消化管の細胞膜を通りにくいものが多く、簡単には吸収されません。下部消化管に届き、腸内細菌によって糖を外されて初めて吸収されるものが多いのです。

 そのため、腸内細菌叢の違いが、漢方薬の薬効の個人差の一つの大きな根拠となっています。

「医療用漢方エキス製剤(=エキス剤)」と「煎じ薬」との違いとは?

 漢方薬には、いくつかのタイプ(剤型)がありますが、その中で代表的なものが『煎じ薬』と『エキス剤』です。そのタイプ(剤型)についてどのような違いがあるのか解説していきたいと思います。

医療用漢方エキス製剤(=エキス剤)とは

 煎じた生薬の液体から水分だけを抜き取り、顆粒・粉末・錠剤などに加工したものがエキス剤です。「お湯に溶かすだけのインスタントコーヒー」をイメージとしてもらうと分かりやすいと思います。飲む際に煎じたりする手間が省けたり、外出先などでも気軽に飲むことができるなどのメリットがあります。

 あらかじめ加工されているため、煎じ薬のように生薬の量などの微調整ができないなどの一面もあります。

 効果の面では、「エキス剤では効果が感じられなかったが、煎じ薬にしたところ効果を実感できた」ということもあります。

煎じ薬とは

 煎じ薬とは、生薬を水で煮出した液体のことであり、湯液(とうえき)と呼ばれることもあります。

 煎じ薬の特徴といえば、独特な香りと味が思い浮かぶと思います。そのために漢方薬は飲みづらくて嫌いというひとも多くいます。

 しかし本来、漢方の考え方は、香り・味なども効果の一部と捉えているため、重要な部分となります。

 また、一人一人に合わせて生薬の分量を調節したりできるため「テーラーメイド」的な処方も可能になります。医療用漢方エキス製剤(=エキス剤)にはない方剤を使用することができるのもメリットです。

 煎じ薬の作り方は簡単で、土瓶や耐熱ガラスのやかんを用意します。金属製の鍋では、素材によって生薬の成分が変化してしまうこともあるため注意が必要です。

 600ml程度の水と生薬を入れ、やや強めにグツグツと沸騰させます。沸騰したら弱火にして、半分くらい(300ml)になるまで煮出します。すぐに濾してカスを取り除いて、ぬるま湯程度の温度になるまで冷やせば完成です。

インターネットでも対応できる「煎じ薬」取り扱い漢方薬局を紹介!

インターネットでも対応できる「煎じ薬」取り扱い漢方薬局を紹介!

皇漢堂薬局

 皇漢堂薬局は、佐賀県佐賀市にある昭和2年創業の老舗の漢方専門薬局です。生薬は、すべて基準値をクリアした高品質のものだけを使用しています。

画像引用:皇漢堂薬局HP

赤尾漢方薬局

 赤尾漢方薬局は、京都府で1909年(明治42年)創業以来、漢方薬専門店として創業しています。営業形態も漢方専門薬局、保険薬局、介護支援事業所、補聴器販売、薬膳喫茶と幅広く対応することが可能です。

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