「めまい」は、立ちくらみのように一瞬くらっとするようなめまいから、天井がグルグル回って立ち上がることさえできないようなめまいまで様々です。
「このつらいめまいどうにかならないの?」と悩んでいる方も多いと思います。
そこで今回は「めまい」について仕組みや対策など深堀してみようと思います。
頻度は少ないですが、めまいが起きる原因には命にかかわる重大な病気が隠れている場合もありますので注意が必要です。
特にろれつが回らない・しびれがある・麻痺がある・痙攣が出ているなどの症状があるような時は、小脳などの脳の病気などが考えられるためにすぐに医療機関を受診してください。
そのほか、めまいが長く続くようであれば一度は病院を受診しましょう。
かかりつけの医師がいれば、まずはその医師に相談するとよいと思います。
めまいの原因は様々ですが、まずは「耳鼻咽喉科・脳神経科・循環器科」などを受診されるのがよいと思います。
めまいは主に3種類に分類されています
回転性めまい:グルグル回るようなめまい
めまい全体の中で、最も多いめまいが「回転性めまい」といわれています。
内訳としては、「良性発作性頭位めまい症(BPPV)」が一番多くめまい全体の30~40%くらいといわれています。
また、有名なめまいに「メニエール病」があります。
どちらも平衡感覚をつかさどる内耳の異常によって引き起こされます。
浮動性めまい:フワフワするようなめまい
自律神経失調症や脱水症状、など様々な原因でこのような「浮動性めまい」が起きることがありますが、ほとんどの場合は命にかかわることはありません。
ただ、姿勢の維持や協調運動に働いている小脳で血管が詰まったり破れたりする「少脳梗塞」「小脳出血」が起こると命にも関わってきます。
また、「脳腫瘍」によって聴神経が侵されてもめまいを生じますので、早期の発見と治療が重要になってきます。
失神性めまい:目の前が暗くなるようめまい
不整脈などの循環器系の疾患でみられることが多いめまいです。
不整脈があると心臓から血液がきちんと全身に運ばれなくなるため、脳にまで必要な分の血液が届かなくなることがあります。
そうなると、脳が酸素不足や栄養不足になり一過性に目の前が暗くなるようなめまいが起きてしまいます。
頭も動かしてもなく安静にしている時に、このようなめまいが起きた時は、最初に循環器系の疾患を疑う必要があります。
自分でも簡単にできる『めまいリハビリ体操』とはどのようなもの?
めまいの中で一番多いのが『良性発作性頭位めまい症』ですが、耳の奥にある内耳は聴覚を司る『蝸牛』、平衡機能を司る『三半規管』と前庭内側の『耳石器』の3つの器官で構成されています。
三半規管は『動き・回転加速度』を感知し、耳石器は『傾き具合・直線加速度』を感知します。
三半規管は、「外側半規管」「前半規管」「後半規管」の 3 つの半規管の総称です。
すべての半規管は、頭が回転するときの方向と速さを感知する役割があり、外側半規管は水平回転(左右、横方向の回転)、前半規管と後半規管は垂直回転 (上下、縦方向の回転)を感じ取ります。
良性発作性頭位めまい症は、その耳石器の中にある耳石という石が剥がれ、三半規管に入り込んでしまったために、異常な情報が脳に伝わることで起こります。
その剝がれた耳石を元へ戻す治療法に『頭位治療法』というものがあります。
『頭位治療法』『Epley法・エプレイ法・エプリー法』に関するYouTubeを紹介しますね!
『頭位治療法』は、どの三半規管に耳石が迷い込んでいるかで施術が異なるために耳鼻科医の指示を受けた方がいいよ!
頭位治療法について北尾耳鼻咽喉科医院の院長である北尾健二郎先生がYouTubeで解説してくれていました!
三半規管や前庭が原因の場合ということがはっきりしたら、どこが原因か追究します。それにはDIx-Hallpike testが有用とのことです。
耳石の位置が特定されていない場合でもできるという ”めまい解消と予防の寝返り体操” もあったので紹介しますね!
頭を動かすことで三半規管に入った耳石を細かくし、めまいを解消することが狙いとのことです。
また、めまいの予防効果も期待できます。
その他に、誰にでも簡単にできる「めまい治療法」として徳増厚二先生(北里大学医部名誉教授)が考案された『北里方式』をベースに、新井基洋先生独自のリハビリを追加した『めまいリハビリ体操』があります。
この体操は、小脳の平衡機能(バランス機能)を鍛えることで、ふらつきやめまいが起こらないようにするというものになります。
例えば、フィギュアスケートの選手が激しく回転したあとに何もなかったかのように動き出せるのは、『めまいがする』『ふらつく』動作を何度も繰り返し行うことで、小脳がふらつきが起こらないよう補正しているからなのです。
慢性的なめまい・ふらつきの改善を目的とする前庭リハビリテーションについて解説してくれている目白大学耳科学研究所クリニックの公式チャンネルです。
「めまい」に関するおすすめの書籍を紹介!
「めまい」に関するおすすめの書籍は、めまい克服体操を自ら実践し、めまい患者経験を通して日々の指導している新井基洋先生考案の『めまいリハビリ体操』が記された ”日めくり まいにち、めまい体操” です!
めまいに使用されている漢方薬を紹介!
めまいに使用されている漢方薬も症状や体質などにより様々です。
めまいと鍼灸治療の現在!
”体性感覚刺激からのめまい治療 首と足の鍼灸治療” という題目で元東京大学医学部附属病院 リハビリテーション部 鍼灸部門主任、現新潟医療福祉大学鍼灸健康学科 開設準備室長である粕谷大智先生が詳しく解説してくれています!
スーパードクターを現場の医師が紹介する『名医ログ』とは⁉
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