残尿感などの排尿障害におすすめの漢方薬【清心蓮子飲(せいしんれんしいん)】

清心蓮子飲 漢方薬

慢性的な排尿障害(残尿感・頻尿・排尿痛など)におすすめの漢方薬が『清心蓮子飲(せいしんれんしいん)』です。

泌尿器系の症状があって『八味地黄丸』『牛車腎気丸』などを服用してはみたものの、これらの方剤に含まれる生薬の「地黄」によって胃がもたれるような場合には『清心蓮子飲』がおすすめです。

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膀胱炎とはどのような状態なの?

出典:Zorro4

排尿時に痛みを起こす最も一般的な病気は急性膀胱炎です。急性膀胱炎は、女性に多く、頻尿(おしっこが近い)、血尿(おしっこに血が混じる)、排尿時の痛みが特徴的な症状です。

多くは排尿の終わりごろに尿道に不快な痛みを感じます(排尿終末時痛)。

特に問題となる基礎疾患がなくても、尿道から細菌が膀胱へ侵入することによって起こり、尿検査により炎症細胞(白血球)や細菌が認められますが、抗生剤治療あるいは無治療でも数日以内に完治することがほとんどです。

高熱や倦怠感などの全身症状、背部痛などを伴う場合には腎盂腎炎を併発している可能性もあり、重症化するリスクもありますので、すみやかに医療機関を受診することが必要です。

男性で排尿時の痛みを起こす病気には、前立腺炎や尿道炎があります。

                             (引用:日本泌尿器科学会

【清心蓮子飲】の生薬構成

麦門冬(バクモンドウ)、 茯苓(ブクリョウ)、 黄芩(オウゴン)、 車前子(シャゼンシ)、人参(ニンジン)、 黄耆(オウギ)、甘草(カンゾウ)、蓮肉(レンニク)、地骨皮(ジコッピ)

【清心蓮子飲】の効能効果

残尿感、頻尿、排尿痛

【清心蓮子飲】の特徴・説明

  • ”膀胱炎” 、”尿道炎” の症状が慢性的・再発的に起こるような場合に使用される漢方薬です。

  • 男性の場合は会陰部に不快感がおこる ”前立腺炎” 様の症状にも効果があります。

  • 体質的には虚弱体質で胃腸虚弱で冷え性、疲れやすいひとなどが使用の目安になります。

  • 生薬構成は、胃腸虚弱に使用される『四君子湯』の加減方で、”参耆剤” と呼ばれる補剤のひとつです。
    参耆剤とは生薬の「人参」「黄耆」を一緒に含む方剤の一群を指します。
    人参の効能は健胃・強壮強精、黄耆は止汗・利尿・強壮です。

  • 味は表現法が難しいですが、甘くてわずかに渋いです。

【清心蓮子飲】のクリニカルパール

クリニカルパール(Clinical pearl)とは、経験豊富な臨床医から得られる格言のようなものです。

松田邦夫Dr
松田邦夫Dr

胃腸が弱くて虚弱体質の人の無菌性膀胱炎など尿路系の不定愁訴がある場合には『清心蓮子飲』が良い場合が多いです。

(引用:漢方.jp)

新見正則Dr
新見正則Dr

生薬のひとつである「車前子」が含まれている方剤は基本的に ”泌尿器系の疾患に使用する” と思って間違いありません。

(引用:漢方.jp)

【清心蓮子飲】の注意点

むくみ・体重増加・血圧上昇などが現れた場合は医師・薬剤師に相談するようにしてください。

【清心蓮子飲】の入手方法

  • 病院で処方してもらう
  • ドラッグストアや楽天・Amazonなどのインターネットで購入できます。
のんびり太郎
のんびり太郎

『清心蓮子飲』は、小林製薬から「ユリナール」という商品名で販売されています。

漢方薬のメーカーは「ツムラ」「クラシエ」が2大メーカーです。そのほか、「三和」「コタロー」などあります。どこのメーカーが優れているかは自分は正直わかりません。

同じ方剤名でもその中に含まれる生薬は植物などが原料になっているので、生産地・生産時期・天候などで変わります。ただ、しっかりと厳しい基準をクリアしたものですので心配はありません。

ちなみに、「ツムラ」さんの粉末は、粒子が大きいですがお湯に溶かすときれいに完全に溶けてしまいます。

「クラシエ」さんの粉末は、粒子が細かいですが、お湯に完全には溶けず、粒子が沈殿した感じになります。

実際に飲み比べて、お好みのメーカーを選んでいただければ良いと思います。

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