
最近「怒っている人」が多い感じがするけど…。
どうしてなのかな~?


この「怒り」という感情は「第2の感情」と言われています。
悲しさ、寂しさ、恥ずかしさ、不安、困惑、恐れ…などの裏返しなのです。

コロナ禍においては、多くの人が、不安・寂しさなどのネガティブな感情の割合が多くなって、「怒っている人」も多くなっているわけですね。

メンタル疾患と「怒り」の関係性とは

メンタル疾患になると『怒り』をコントロールできなくなることが多くなってきます。
怒りは瞬発的に起こるので、そう簡単にはコントロールできないと感じることも多いと思います。
実際に、自分も反射的に「イラッと」してしまいますし、その瞬間的な発生を無くすことは難しいような気がします。
ただ、その「怒り」を感情のままに表現してしまうと社会生活上、不都合なことが起きてしまいますよね。
「怒りをゼロにする(怒らない)」のではなく、「怒りを鎮める」ことに注力してみよう!
「怒り」とは脳にとってはどんな状態なの?

怒りとは、脳科学的には「アドレナリンの分泌」「交感神経の興奮」のようです。
この状態になると、心拍数が増加し、呼吸が浅くなります。
つまり、攻撃態勢をとっているいるような感じですね。
また、怒りそのものは、単に悪いものではなく、防衛本能のひとつでもあります。
悲しさ、寂しさ、恥ずかしさ、不安、困惑、恐れ…などのネガティブな「第1の感情」が引き金になって起きる「第2の感情」と位置付けされています。

怒りの根源には何か別の感情が隠れているのかもしれませんね。

「怒り」は6つタイプに分けられます!【アンガーマネジメント診断】

「怒り」には、6つのタイプがあるんだって!怒りも様々なんだね。


自分自身の「怒りの傾向」を知ることで、他者と上手に付き合うことができますよ。
あなたはどの「怒りのタイプ」でしょうね。早速、診断してみてくださいね。

「アンガーマネジメント診断」ができるサイトはこちら!
- 公明正大タイプ:
自分自身の正義や信念をしっかり持っていて、常にそれを一途に貫くタイプです。
自分が信じることに脇目もせず猪突猛進します。
- 博学多才タイプ:
何事にも白黒つけたがり、グレーが嫌いな潔癖な「完璧主義者」です。
好き嫌い、敵味方、良い悪いなど、二極化的に物事を考えがちです。
- 威風堂々タイプ:
自他ともに認めるリーダー格です。
プライドと気品を備えています。
自己評価も高く、自らを信じて前向きに進む力があります。
- 外柔内剛タイプ:
雰囲気はほんわかな穏やかにみえますが、内には強いものを秘めています。
「自分のルール」を重んじる頑固者です。
一度決めたら動きません。
ギャップがあるので誤解されることもあります。
- 用心堅固タイプ:
勝てない勝負はしない堅実な戦略家です。
頭がきれる反面、人間関係を考えすぎて八方美人になることがあります。
- 天真爛漫タイプ:
思ったことを、思ったままに発言したり行動する自由な表現者です。
自分の主張を素直に表現できる反面、統率力に優れています。
怒りを鎮めるテクニックを厳選紹介!
- 【自分が今、怒っていることに気づく】:
「今、怒っている」と数回つぶやき、自分が怒っていることに客観的に眺めることができると、脳科学的にも少しづつ怒りがおさまってくることがわかっています。
- 【6秒ルールで怒りをやりすごす】:
怒りの原因物質である「アドレナリン」の分泌のピークは、怒りが湧いてから6秒後ということがわかっています。
そこで、数字を数えたり、視線に入ったものに意識をずらして時間をかせぐことで怒りのピークをやりすごすことが出来ます。
- 【ゆっくり話す・深呼吸をする】:
ゆっくり話すことで、呼吸も深くなり副交感神経が優位になり、怒りがおさまってきます。

イライラしてきたら深呼吸しながら時間を稼ごう!

何度も何度も練習しないとすぐには思うようにはならないですね!
未だに習得できないです…。
「怒り」に関するおすすめの書籍を厳選紹介!

『マンガでわかる アンガーコントロールガイド』
【著者】清水栄司
千葉大学大学院医学研究院認知行動生理学教授、医学部附属病院認知行動療法センター長、子どものこころの発達教育研究センター長。
精神科医。

『マンガでわかる アンガーコントロールガイド』は、怒りを上手にコントロールしてトラブルを減らす方法や認知行動療法による「怒り」にふりまわされなくなる方法がマンガで描かれており、読みやすく納得しやすいと思います。
『アンガーマネジメント超入門 怒りが消える心のトレーニング』
【著者】安藤俊介
アンガーマネジメントコンサルタント 一般社団法人日本アンガーマネジメント協会 代表理事。
日本に流通している本の中で、最も幅広くアンガーマネジメント全般をカバーしてあります。
しかもタイトルに「超入門」とある通り、内容は子どもでも理解しやすく、生活の中でアンガーマネジメントをどのように使えばよいのかを分かりやすく解説してあります。
「怒りに関する名言・格言」を個人的趣向で厳選してみました!

なにか好きな言葉が見つかるといいね!

- 怒ると、その相手よりも自分を傷づけてしまうものよ
【オプラ・ウィンフリー】
- いつまでも人を恨んでいてはならない。あなたが恨んでいる人は、人生を楽しんでいる
【ハケット】
- 怒りの結果は、怒りの原因よりはるかに重大である
【マルクス・アウレリウス】
- 人は軽蔑されたと感じたときに最もよく怒る。だから自信のあるものはあまり怒らない
【三木清】
- 腹が立ったら、何か言ったり、したりする前に十まで数えよ。それでも怒りがおさまらなかったら百まで数えよ。それでもだめなら千まで数えよ
【ジェファーソン】
- 心の中で怒りながら人に理屈を説いてはいけない。
【良寛】
- 幸福は思いやりの心から生じるものであって、怒りや憎しみからは生じません。
【ダライ・ラマ14世】
- 恐らく、心の根っ子に溜まった強大な「怒り」の8割以上は「寂しさ」から来ているんですね 【名越康文】
- 自分で怒りを抑えるには、他人の怒る姿を静かに観察することである。
【セネカ】
- 怒りは他人にとって有害であるが、憤怒にかられている当人にとってはもっと有害である。
【トルストイ】
イライラ・怒りを抑えるのに漢方薬もおすすめです!

常になんだかイライラしているような場合は、漢方薬もいいかもしれませんよ。
一度、試してみてくださいね!

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