医療現場・介護施設でも採用されている『音楽療法』とは!【認知症にも効果が⁉】

音楽療法

『音楽療法』とは、音楽を聴いたり歌ったりすることで、脳の活性化や心身に安定をもたらすリハビリテーションの一種です。

音楽療法とは「音楽のもつ生理的、心理的、社会的働きを用いて、心身の障害の軽減回復、機能の維持改善、生活の質の向上、問題となる行動の変容などに向けて、音楽を意図的、計画的に使用すること」(日本音楽療法学会)と定義されています。

認知症の高齢者にもその効果が期待され、近年は介護施設や医療現場などで用いられています。

国立病院機構京都医療センター(京都市伏見区)の認知症外来では、『音楽療法』を実際に取り入れて効果が確認されています。

音楽療法の効果とは

  • 睡眠がとれるようになった

  • 妄想が減った

  • 穏やかになった

  • 自信ある態度や発言が見られるようになった

  • 不安そうなそぶりが減った

  • よく笑うようになった

  • 表情が明るくなった

(※京都医療センター研究 引用)

ハルくん
ハルくん

映画『パーソナル・ソング』とは、医学的にも注目されるようになった認知症やアルツハイマー患者への「音楽療法」を題材に描き、2014年サンダンス国際映画祭ドキュメンタリー部門で観客賞を受賞したドキュメンタリー作品なんだよ!

出典:YouTubeチャンネル【moviecollectionjp】

音楽療法の効果:不安軽減から脳の活性化まで

音楽療法は、不安や痛みの軽減、精神的な安定、自発性・活動性の促進、身体の運動性の向上、表情や感情の表出、コミュニケーションの支援、脳の活性化、リラクゼーションなど、多岐にわたる効果があります。

音楽療法の具体的な効果

  1. 不安と痛みの軽減:音楽はリラクゼーションを促進し、不安や痛みを軽減する効果があります。
  2. 精神的な安定:音楽を聴くことで、精神的な安定が得られます。
  3. 自発性・活動性の促進:音楽に合わせて身体を動かすことで、自発的な活動が促進されます。
  4. 身体の運動性の向上:リズムに合わせて動くことで、身体の運動能力が向上します。
  5. 表情や感情の表出:音楽を通じて、表情や感情が自然に現れることがあります。
  6. コミュニケーションの支援:音楽は発語や意思疎通が難しい方でも、コミュニケーションを取りやすくします。
  7. 脳の活性化:音楽を聴いたり、演奏したりすることで、脳が活性化されます。
  8. リラクゼーション:音楽は心身のリラックスを促します。

高齢者への音楽療法の効果

高齢者の場合、昔の歌を思い出す、音楽を聴く、歌う、楽器を演奏することで、脳の働きや身体の動き、発声が促されます。

感情の乏しい方や自発性の低い方でも、自然に笑顔が表れたり、リズムに合わせて身体を揺らしたりすることが見られます。

認知症の進行予防には、歌いながら楽器を演奏するなど、2つの動作を同時に行うことが効果的です。

子供への音楽療法の効果

子供に対しては、音楽を通じて自己表現や成功体験を促し、心身の発達を支援します。

また、音楽を使ったコミュニケーションや集中力の養成、親への精神的なサポートにも繋がります。

音楽療法の科学的証明

音楽療法の効果を科学的に証明するために、身体の免疫グロブリン濃度や自律神経の状態、ストレスホルモンの変化などの検証が進められています。

特に、免疫機能に関与するNK(ナチュラルキラー)細胞の活性及び量の増加が音楽療法によって認められたという研究報告もあります。

音楽療法は多くの健康効果をもたらすことが科学的に支持されています。

これにより、心身の健康維持や改善に大いに役立つことが期待されます。

参考文献

・長谷川嘉哉,久保田進子,稲垣俊明,品川長夫:音楽療法によるナチュラルキラー細胞活性及び細胞数の変化.日本老年医学会雑誌2001.3;38巻2号:201-204

音楽療法における楽器の活用とその価値

音楽療法の現場では、教育現場の「合奏」や「メロディ奏」と異なる形で楽器が活用されることが多いです。

特に打楽器が多く使用され、即興的な演奏や提供された楽曲に同期させて楽器を鳴らすことで、コミュニケーションの代替手段としても機能します。

音楽療法と教育現場の違い

  1. 教育現場
    • 合奏とメロディ奏:リコーダーなどの有音程楽器を使った合奏や独奏が中心。
    • 協調性の育成:楽器を使った活動で協調性や社会性、コミュニケーション能力を高めることが目的。
  2. 音楽療法
    • 打楽器の多用:即興的な演奏や楽曲に合わせて鳴らすことが多く、教育現場とは異なるイメージ。
    • コミュニケーションの支援:楽器を使ってコミュニケーションを図り、対象者の表現を促進する。

楽器の操作性と運動促進

楽器の操作性は、微細運動や粗大運動、協調運動の促進に役立ちます。

楽器の音色や音量の違いが運動をさらに促進し、対象者の表現を広げることに繋がります。

楽器の購入と費用対効果

多くの楽器を所有することは、費用面で大きな負担となりますが、音楽療法における楽器使用の価値は非常に高いです。

費用対効果を考慮しながらも、多様な楽器を活用することの重要性を認識する必要があります。

音楽療法の計画と意図

楽器活動の新たな視点や目的を見出すためには、楽曲選択や楽器の特性を吟味し、意図的かつ計画的に音楽を使用することが重要です。

音楽療法の最終目標は、音と音楽を使った良さに到達することであり、これを常に念頭に置いて活動を計画することが求められます。

音楽療法の効果と価値

音楽療法は、コミュニケーション支援や運動促進、社会性の育成など、多岐にわたる効果をもたらします。

これにより、心身の健康維持や改善に大いに役立つことが期待されます。

音楽療法の現場では、多様な楽器の音色や操作性を活用し、対象者の表現を支えることが重要です。

音楽を使った良さを最大限に引き出すために、意図的かつ計画的な音楽使用を目指しましょう。

参考文献

・音楽療法における楽器活動の可能性─その音色と操作性に着目して/中村ますみ:鹿児島国際大学福祉社会学部 2021年6月 児童相談センター年報第35号 pp.33-41

音楽療法のポイント

出典:mohamed_hassan

前提として、認知症発症以前に、脳の中に音楽が詰まっていることが重要なようです。

個人の人生にリンクした楽曲をカードをめくるようにメドレー式に歌う『フラッシュソングセラピー』が考案され京都医療センター神経内科では自由診療として提供されています。

音楽は、記憶や感情と直結しており、歌うことで自分の人生の歩みを思い出し、脳の奥底にある懐かしい感情に働きかけて身体反応を引き出すことが出来ます。

介護施設で行われる音楽療法とは

出典:OpenClipart-Vectors

音楽療法には、音楽を聴く「受動的音楽療法」と、歌を歌ったり楽器を奏でる「能動的音楽療法」があります。

介護施設では多くの場合、集団に対して実施され、音楽療法士が演奏をして受動的音楽療法として音楽を聴いてもらったり、伴奏をして合唱や合奏してもらう能動的音楽療法を行っています。

いずれの場合も、音楽療法士はその集団全体だけではなく、一人ひとりの様子を注意深く観察しながら、その場に適した演目やプログラムを導入していきます。

(引用:志寒浩二(認知症対応型共同生活介護ミニケアホームきみさんち 管理者/介護福祉士・介護支援専門員))

音楽療法の効果と資格取得のメリット

音楽療法は、医療・福祉・介護などさまざまな現場で実施され、以下のような多岐にわたる効果が期待されます。

  • リラクゼーション効果
  • ストレスの軽減
  • 身体機能・精神機能の改善(特に歌うことによる)

音楽療法資格の取得で広がるキャリア

音楽療法の資格を取得することで、正しい知識を習得し、以下のような場所で活躍できます。

  • 病院
  • 介護施設
  • 老人ホーム
  • 発達障がい児の支援センター
  • リハビリテーションセンター
  • 高齢者福祉施設
  • 障がい者福祉施設
  • 特別支援学校

音楽療法資格の種類と取得方法

音楽療法の資格には、専門的なものから短期で取得可能な通信講座までさまざまな種類があります。

  1. 専門的な資格:学校に入り直すなどの厳しい条件がある場合もあります。
  2. 通信講座:時間や場所にとらわれずに学習が可能です。

音楽療法資格のメリット

  1. 多様な活躍の場:病院や福祉施設など、さまざまな医療機関で役立つ資格です。
  2. 認知症への効果:特に認知症への効果が期待されており、福祉関連・医療関連で重要な役割を果たします。
  3. キャリアの広がり:音楽療法資格を取得することで、音楽療法関連の仕事に就きやすくなります。

音楽療法資格の取得を考えるなら

音楽療法に興味がある方は、まずは情報を集めてみましょう。

資格取得に向けて早めに学習を始めることで、専門知識を身につけ、さまざまな現場で活躍するための準備が整います。

音楽療法は、リラクゼーションやストレス軽減に効果的であり、資格を取得することで、幅広い医療・福祉の現場で活躍できる貴重なスキルを身につけることができます。

興味のある方は、ぜひ一度問い合わせてみてください。

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認知症ケア専門士とは

認知症ケア専門士とは、すでに国家資格を有する人や、 病院や施設などで勤務経験がある人などが挑戦する資格試験です。

認知症ケア専門士の資格は民間資格のため、資格手当として給与に直接影響しない可能性もありますが、近年では資格手当として給与アップにつながる職場も増えています。

また、有資格者として、就職・転職の際にも有利に働く可能性があります。

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