ストレスなどによる胃炎におすすめの漢方薬【四逆散(しぎゃくさん)】

ストレスなどによる胃炎におすすめ漢方薬【四逆散(しぎゃくさん)】 漢方薬

ストレスや精神的緊張などによる不快な胃腸症状(みぞおちがつかえたり、胃やお腹がキリキリ痛む)におすすめの漢方薬が『四逆散(しぎゃくさん)』です。

ハルくん
ハルくん

ストレスは上手に発散しないとだね!

のんびり太郎
のんびり太郎

『四逆散』は、漢方のトランキライザー(安定剤)とも言われることも多く、「イライラ、不安、気分の変動、胃腸症状に効果が期待できます。

江戸時代中期の名医「和田東郭」は、『四逆散』を好んで使用してしたという記録が残っている様です。

ストレス性胃腸炎(神経性胃腸炎)とは

ストレス性胃腸炎とは、不安や緊張、イライラしたときに、お腹に痛みが現れる病気です。

腹痛をはじめ、便秘、下痢、吐き気、めまい、疲労感、不安感、肩こり、頭痛などの症状が現れることがあります。

誰でも発症する可能性があるものですが、ストレスを感じやすい人に起こりやすい傾向があります。

(引用:平塚共済病院・小田原銀座クリニック・久野銀座クリニック 内科医 岡村 信良先生)

『四逆散』がオートファジー関連病に有効である可能性⁉

大阪大学は、2020年3月6日に漢方薬である、『四逆散』が、オートファジーの活性を抑えることを見出し、その機構を明らかにしたと発表しました。

研究成果は、米国科学誌「PLOS One」に掲載されました。

何らかの原因によって、オートファジーの活動が落ちたり、または過剰になったりすると、さまざまな病気(がん、アルツハイマー病など)の発症や進行に影響することが明らかになりつつあるのですが、大阪大学大学院歯学研究科・生命機能研究科(兼任)の野田健司教授らの研究グループによって、四逆散が、飢餓誘導性のオートファジーを阻害することが解明されました。

ハルくん
ハルくん

これからの研究が期待できそうだね!

出典:金融経済ナビ

オートファジーとは

オートファジーは、酵母や植物、動物など、すべての真核生物に備わっている細胞内の浄化・リサイクルシステムです。

細胞内の変性タンパク質や不良ミトコンドリア、さらには細胞内に侵入した病原性細菌などを分解して浄化することで、さまざまな病気から生体を守っています。

また栄養状態が悪くなったとき、過剰なタンパク質を分解して、生存に必要なタンパク質にリサイクルします。

(引用:理化学研究所、SPring-8)

のんびり太郎
のんびり太郎

2016年に東京工業大学の大隅良典栄誉教授が、「オートファジー(自食作用)」を解明したとして、生理学・医学賞という分野でノーベル賞受賞したのも記憶に新しいですよね!

大隅良典 教授
(出典:ウキペディア)

四逆散(しぎゃくさん)の生薬構成

柴胡(サイコ)、 芍薬(シャクヤク)、 枳実(キジツ)、 甘草(カンゾウ)

四逆散(しぎゃくさん)の効能効果

胆嚢炎、胆石症、胃炎、胃酸過多、胃潰瘍、鼻カタル、気管支炎、神経質、ヒステリー

四逆散(しぎゃくさん)の特徴・説明

  • 体質的には、体が丈夫な「実証」傾向のひとに使用されることが多い漢方薬です。古典的漢方では、「胸脇苦満」があることが目安になります。
  • 味は表現法が難しいですが、苦いです。

胸脇苦満とは

両側の肋骨弓の下を押すと、圧痛と抵抗を認めるもののことを指します。

胸脇苦満は気管支炎、肺炎、胸膜炎、肝炎など横隔膜周囲の臓器の炎症や種々の精神疾患ででやすいとされ、「柴胡(さいこ)」という生薬の入った漢方薬、すなわち柴胡剤の使用を考慮する所見とされています。

現在では柴胡剤は感染症に使用されることは少なく、精神疾患、ストレス性疾患に使用されることが多い方剤です。

(引用:静岡県立病院 漢方外来 尾崎正時Dr)

のんびり太郎
のんびり太郎

『四逆散』は次のような感じのひとに使用すると良いようです!

  • 些細なことが気にかかる
  • 神経質で用心深い
  • 自分の健康に自身が持てない

四逆散(しぎゃくさん)の注意点

むくみ・体重増加・血圧上昇などが現れた場合は医師・薬剤師に相談するようにしてください。

四逆散(しぎゃくさん)の入手方法

  • 病院で処方してもらう
  • ドラッグストアや楽天・Amazonなどのインターネットで購入できます。

漢方薬のメーカーは「ツムラ」「クラシエ」が2大メーカーです。そのほか、「三和」「コタロー」などあります。どこのメーカーが優れているかは自分は正直わかりません

同じ方剤名でもその中に含まれる生薬は植物などが原料になっているので、生産地・生産時期・天候などで変わります。ただ、しっかりと厳しい基準をクリアしたものですので心配はありません。

ちなみに、「ツムラ」さんの粉末は、粒子が大きいですがお湯に溶かすときれいに完全に溶けてしまいます。

「クラシエ」さんの粉末は、粒子が細かいですが、お湯に完全には溶けず、粒子が沈殿した感じになります。

実際に飲み比べて、お好みのメーカーを選んでいただければ良いと思います。

のんびり太郎
のんびり太郎

『安中散』と『四逆散』を混合した胃薬として「大正漢方胃腸薬アクティブ<微粒> 」が販売されています。

弱った胃の機能を高め、胃を元気にして、胃もたれを改善してくれます。

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