軽症の痔核の痛み・出血、初期軽症の脱肛におすすめの漢方薬が『乙字湯(おつじとう)』です。
『桂枝茯苓丸』と併用すると効果アップが期待できます。

なかなか言いづらいけど、意外とみんなが悩んでいるのが『痔』だよね~。

病院に行くのもちょっと抵抗があるよね。
診察の特に恥ずかしいし…。

でも、出血がある場合は、悪い病気ではないことを確認するためにも、念のため病院で検査してもらった方がいいと思います。
もし『痔』だった場合は、漢方薬も治療法のひとつです。
痔核・脱肛におすすめの漢方薬が『乙字湯(おつじとう)』です。
痔核とはどんな状態なの?

いぼ痔(痔核)は、その名のとおり、肛門にいぼ状のはれものができる状態です。
歯状線をはさんで肛門の内側にできるものを「内痔核(ないじかく)」、外側にできるものを「外痔核(がいじかく)」と呼びます。
主に排便時のいきみや便秘などによって、肛門部に負荷がかかることで直腸肛門部の血液循環が悪くなり毛細血管の集まっている静脈叢(じょうみゃくそう)がうっ血して、はれ上がることで起こります。
同じ「いぼ痔(痔核)」ですが、できる場所に違いがあるため、その症状は異なります。

痔におすすめのお薬に『ボラギノール🄬』があります。
お薬の特徴として、4種の有効成分が痔による痛み・出血・はれ・かゆみにすぐれた効果を発揮します。
- 炎症をしずめる プレドニゾロン酢酸エステル(ステロイド剤)
- 痛みやかゆみをしずめる リドカイン(局所麻酔剤)
- 傷の治りをたすける アラントイン
- うっ血の改善をたすける ビタミンE酢酸エステル(トコフェロール酢酸エステル)

ボラギノールA注入軟膏はこちらから購入できます!
【乙字湯】の生薬構成(ツムラ)
当帰(トウキ)、 柴胡(サイコ)、 黄芩(オウゴン)、 甘草(カンゾウ)、 升麻(ショウマ)、 大黄(ダイオウ)
【乙字湯】の効能効果(ツムラ)
キレ痔、イボ痔
【乙字湯】の特徴・説明
- 『乙字湯』は軽症の痔核の痛み・出血、初期軽症の脱肛に使用されます。
『桂枝茯苓丸』と併用すると効果アップが期待できます。
- 『乙字湯』は肛門周囲の痒みや、女性の外陰部の湿疹や痒みにも効果が期待できます。
- 『乙字湯』の味は表現法が難しいですが、甘いです。
【乙字湯】のクリニカルパール
クリニカルパール(Clinical pearl)とは、経験豊富な臨床医から得られる格言のようなものです。

口唇炎・口内炎にも『乙字湯』が効果が期待できます。
消化管の出口だけではなく、入り口にも効果があることが口訣として言われており、大分の ”織部先生” も実際に処方して効果を認めているようです。
(引用:漢方.jp)


【乙字湯】の注意点
むくみ・体重増加・血圧上昇などが現れた場合は医師・薬剤師に相談するようにしてください。
【乙字湯】の入手方法
- 病院で処方してもらう
- ドラッグストアや楽天・Amazonなどのインターネットで購入できます。

コメント