便秘薬の長期服用に潜む危険な落とし穴とは!

便秘薬の長期服用に潜む危険な落とし穴とは!

便秘に悩んでいる人は意外と多く、長期にわたり便秘薬を服用しているという人も少なくはないのではないでしょうか?

長らくひどい便秘症で悩んでいる人の中には、以前は便秘薬1錠で効果があったのにそう言われれば、今は1錠では全く効果がないし、それどころか2~3錠飲んでもダメということも多いはずです。

便秘薬の種類によっては長期間服用していると耐性が出来てしまうのです。

なんとなく、便秘薬は安全と思ってしまうことも多いかもしれませんね。

そのために、安易に漫然と長期服用してしまいがち。

確かに便秘薬は重大な副作用が起きる可能性は低い薬剤ですが、注意喚起を込めて、そんな便秘薬でも長期服用によって起きる危険な副作用を紹介していきます。

主な便秘薬のタイプ別一覧!

  • 刺激性下剤
    大腸の粘膜に刺激を与えて蠕動(ぜんどう)運動を促し、便秘を解消する薬です。
    (例)アローゼン🄬、プルゼニド🄬(センノシド)、ラキソベロン🄬(ピコスルファートNa水和物)、テレミンソフト坐薬🄬(ビサコジル)など

  • 塩類下剤
    腸内で腸内容物に水分を吸収させ膨大・軟化することにより蠕動運動を亢進させることで排便を促す作用をあらわす薬です。
    (例)マグミット🄬・マグラックス🄬(酸化マグネシウム)

  • 糖類下剤
    非吸収性の糖類を服用することによって、浸透圧作用の下痢を起こさせます。
    非吸収糖が腸内細菌によって変化をうけてガスを生じ、便を酸性化する薬です。
    (例)ラグノスNFゼリー🄬・モニラック🄬(ラクツロース)

  • 上皮機能変容薬
    機能性脂肪酸化物で小腸粘膜上皮のCIC-2クロライドチャンネルを活性化し、小腸腸管内腔へのクロライド輸送により浸透圧を生じさせ、腸管内腔への水分分泌を促進することにより便を軟らかくし、腸管内の便輸送を高めることで排便を促す薬です。
    自発的排便の改善に有用とされています。
    (例)アミティーザ🄬(ルビプロストン)、リンゼス🄬(リナクロチド)

  • 胆汁酸トランスポーター阻害剤
    回腸末端部の上皮細胞にある胆汁酸トランスポーターを阻害し、胆汁酸の再吸収を抑制することにより大腸管腔内に流入する胆汁酸量を増やします。
    増加した胆汁酸は消化管運動を促進し、大腸内で水分を腸管内に分泌させ、直腸においては進展刺激に対して知覚閾値を低下させることで便意発現効果をもたらす薬です。
    (例)グーフィス🄬(エロビキシバット水和物)

刺激性下剤の副作用とは

センノシド、センナエキスなどが刺激性下剤の代表になります。

その名の通り、お薬が腸を刺激することで、排便を促すのですが、すでに実感している人も多い様に長期連用していると腸が刺激に対して慣れてしまい同じ程度の刺激では反応しなくなってしまいます。

そのため、必然と使用量が徐々に増えていきます。

そうして最終的には、腸が機能しない『結腸無力症』という状態になってしまうのです。

こうなると、患者さんはお薬がなければ便意を感じなくなり、大量の下剤を使い続けるか、それでもダメなら手術を行うしかなくなるのです。

緩下剤の副作用

酸化マグネシウム、マグミット、マグラックスなどが緩下剤の代表になります。

この下剤では、刺激性下剤のような耐性は起こりませんし、重大な副作用が起こる可能性も低いです。

しかし、どんな薬においても全く副作用のない安全なものはありません。

この酸化マグネシウムにおいて注意する副作用が「電解質異常」であり過去には死亡例も報告されています。

1日に2g以下という用量を厳守した上で、定期的に血液中のマグネシウムを検査すべきとされています。

特に注意が必要なひとは、腎臓の働きが低下している高齢者や腎臓病患者さんになります。

おすすめの排便ポーズは「ロダンの考える人」です!

引用:くにちか内科クリニック
のんびり太郎
のんびり太郎

「ロダンの考える人」の姿勢が排便に最も適した姿勢といえます。

前かがみの姿勢をとることで、直腸と肛門の角度が鈍角に開きます。

前かがみの姿勢は、直腸から肛門がまっすぐなパイプの上から下に便を落とす感じになるため、容易に排便ができるようになります。

ハルくん
ハルくん

トイレは様式より和式の方が便秘の人にはおすすめなんだって!

便秘におすすめの生活習慣とは?

のんびり太郎
のんびり太郎

便秘の改善には便秘薬を使うことも一つの方法ですが、まずは生活習慣を見直すことも大切です!

便秘には適度な運動が大切!

1日30分以上のウォーキングが効果的といわれています。

自律神経の働きを整えたり、腸に適度な刺激を与える効果が期待できます。

食生活の改善で便秘も改善!

きちんと、バランスの良い食事をとることが大切です。

また、水分摂取も必要になります。

乳酸菌やオリゴ糖も積極的に摂取することも推奨されています。

起床時に、お水を飲むことで腸が刺激され、排便が促されることが期待されます。

規則的な生活で便秘も改善!

直食後など胃と腸を刺激した後は排便しやすい状態となっていますので、食後にトイレに行く習慣をつけると便秘が改善することが期待できます。

便秘治療には漢方薬がおすすめ!

漢方薬は単に大腸を刺激して排便を促すだけでなく、全身的な様々な症状も含めてアプローチしていきます。

便秘の原因は、体質・ストレス・ホルモンバランス異常など様々であり、漢方薬はこれらの背景を考慮したオーダーメイド的な対応が可能なのです!

詳しくは、別記事の『タイプ別⁉つらい便秘に使用されるおすすめの漢方薬特集!』で説明してありますので、興味があれば読んでみてくださいね。

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