花粉症の時には、鼻水が水道の蛇口を開いたかのようにとめどなく流れ落ちてくるけど、どこからあんなに鼻水がでてくるの?
鼻水がどこから出てきて、最終的にどこに流れて行くのかをご存じですか?
どれだけ出ればなくなるの?って感じのこともありますよね。
どこかに溜まっているものが出てくるわけではないので、鼻水が枯渇して止まることはありません。
今回は「鼻水」についての解説だね!
鼻水はどこから出てきて、最後はどこに流れて行くの?
ズバリ!鼻水の正体は「血液」なのです。
詳しくは鼻腔の粘膜から血液が濾過されて排出されるものが「鼻水」となります。
血管の壁は、ある程度「水分」が移動できるような構造になっています。
正常であれば、鼻腔を適度に潤す程度の鼻水が絶えず産生されることで、空気中のほこりや細菌・ウイルスなどが体の奥に入り込まないように働いています。
しかし、アレルギー物質やウイルス・細菌、温暖差などの刺激により、鼻粘膜に炎症が起きると肥満細胞(マスト細胞)から「ヒスタミン」が放出されます。
ヒスタミンは血管を拡張させる作用があるため、血管から血液の成分である血漿成分の濾過をを亢進させるのです。
そうなると鼻粘膜は浮腫んだ状態になり、浮腫みが強くなれば鼻づまりになり、透過亢進がひどくなると水様性の鼻水が垂れてくることになります。
鼻水は強くすすると咽頭まで達するため反射的に飲みこまれてしまいます。
風邪やアレルギーなどで悩まされる鼻水の正体を知ることで、対策も立てやすくなります。
この記事では、鼻水の生成過程から排出経路までを詳しく解説します。
鼻水の生成過程
鼻水は、鼻腔の内側を覆う粘膜から分泌される液体です。
主な成分は水、塩分、そして粘液です。
粘液はムチンというタンパク質を含み、粘り気があるため、外部から侵入してくるホコリや細菌を捕らえる役割を持っています。
- 粘膜の役割: 鼻腔内の粘膜は、空気中の異物や病原体を捕まえるフィルターのような役割を果たしています。
- ムチンの働き: ムチンは粘液の粘り気を増すことで、異物を効果的に捕まえ、体内に侵入するのを防ぎます。
鼻水の原因
鼻水が多くなる原因はいくつかあります。
風邪やアレルギー、環境の変化などが主な原因です。
- 風邪: ウイルスが鼻腔に感染すると、免疫反応として鼻水が増加します。
- アレルギー: 花粉やホコリなどのアレルゲンに反応して、鼻水が過剰に分泌されます。
- 乾燥: 乾燥した環境では、粘膜が乾燥を防ぐために鼻水を多く分泌します。
鼻水の排出経路
鼻水はどのようにして体外に排出されるのでしょうか?
その過程は意外と複雑です。
- 前方排出: 鼻水が鼻孔から外に出ることを言います。これは、くしゃみや鼻をかむことで外に排出されます。
- 後方排出: 鼻水が喉に流れ込むことを言います。これは、知らないうちに喉を通って胃に流れ込みます。
鼻水の処理
鼻水が出るときの対処法や注意点を知っておくと便利です。
- 鼻をかむ: やさしく鼻をかむことが大切です。強くかむと鼻腔を傷つけることがあります。
- 保湿: 室内を加湿することで、鼻腔の乾燥を防ぎ、鼻水の分泌を適切に保つことができます。
- 医薬品: アレルギーや風邪による鼻水には、適切な医薬品を使用することが効果的です。
まとめ
鼻水は、鼻腔内の粘膜から分泌される液体で、異物や病原体を捕らえる役割を持っています。
風邪やアレルギーなどによって増加し、前方または後方から体外に排出されます。
正しい対処法を知っておくことで、鼻水による不快感を軽減することができます。
鼻水のメカニズムを理解し、適切な対策を取りましょう。
お困りの際は、医師に相談することもおすすめです。
毛細血管はどんな構造になっているの?
毛細血管は、細動脈と細静脈を結ぶ、太さは5〜10μmと細い網目状の血管です。
血管壁は単層の内皮細胞からなっています。
この血管壁の細胞間隙を通して、血液中と組織で、酸素と二酸化炭素の受け渡しや、栄養素の供給と老廃物の回収など物質交換を行っているのです。
全身の血管の総長は、約10万km(地球2周半)ですが、その9割以上を毛細血管が占めているんだって!
毛細血管の先まで血液が届かず、血管が幽霊のように消えてしまう「ゴースト血管」という現象が注目されているんだけど、そのまま放置していると動脈硬化を進行させることがわかってきたようなんだ。
「宮崎県川南町」に位置する「ほどよい堂」において、「薬剤師×中医薬膳師×ペットフーディスト」として、健康相談を行っています。
代表の河邊甲介は、漢方医学、薬膳、そして腸活を組み合わせた独自のアプローチで、個々の健康に寄り添います。
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