風邪をひくと寒気がするのはなぜ?

風邪をひくと寒気がするのはなぜ?【健康豆知識】
ハルくん
ハルくん

風邪ひいたかもって思った時に ”ゾクッと” した感じがすることあるよね!

しばらくすると熱が出てきて、今度は ”ガクガク” した感じになる…。

熱が出て体は熱くなっているのに寒いってかんじるのって不思議だよね!

風邪をひくと寒気がするのはなぜ?【健康豆知識】

ウイルスや細菌が体に入って感染が成立すると、からだは、ウイルスや細菌に対して防御反応を示します。

ウイルスや細菌は熱に弱いため、からだは視床下部にある体温調節中枢の設定温度(セットポイント)を高くします

そのために、設定温度に比べて実際の体温が低い為に「寒気」として感じるのです。

からだは、体温を上げるために皮膚の血管を収縮させて熱放散を減らしたり(顔色が青ざめる、手足などの抹消が冷える)、筋肉を収縮させて熱産生を増加させる(震えが起きる)ように働きます。

そうして、体温が設定温度まで上昇してしまえば「寒気」は治まってきます。

今度は、ぽっぽと熱っぽくなるのですね。


引用:東洋経済オンライン

風邪の時に水分補給をするようにいわれるのはなぜ?

最も重要な理由として「脱水状態」にならないようにするためです

ふつうは風邪をひくと食欲が落ちてしまうために食事からの水分補給が少なくなります。

そこに発汗により水分が排出されるため脱水傾向になりがちです。

通常、発汗が起こるのは、風邪が治り始めてくる解熱のときです。

ちなみに漢方治療はこの発汗に着目して、漢方薬を色々と選択します。

例えば、まだ発汗していない時には『葛根湯』『麻黄湯』など、発汗が始まったら『桂枝湯』などという具合になります。

漢方治療は、時間の経緯も考慮する細かな配慮があるのです。

風邪で数日寝込んでいる時に立ち上がるとフワッとするのはなぜ?

軽い「脱水症状」になっている可能性があります。

元気な時は、立っていることも多く、重力の影響で血液(水分)は足の方に溜まりやすいのです。

一日中立ち仕事をしていると足が浮腫んだりしてくるひとも多いと思います。

寝た状態が続いていると重力の影響を受けにくいために、いつもは足に溜まっていた血液(水分)が全身を循環するようになります。

そうなると血圧が上昇するためにからだは、おしっこを排出して循環血液量を減らそうとします。

トイレが近くなる理由のひとつです。

その状態で、突然立ち上がると循環血液量が少なくなっている為に、一時的に血圧が維持できなくなり脳に必要な分だけの血液が送り込めなくなり立ちくらみ・ふらつきが起こります。

高齢者は、転倒から骨折しやすいため注意が必要です。

高齢者が骨折すると寝たきりになり認知症などが一気に進行することも多いのです。

のんびり太郎
のんびり太郎

こまめな水分補給を心がけましょう!

まとめ

風邪をひくと寒気がするのはなぜ?【健康豆知識】

ウイルスや細菌は熱に弱いため、からだは視床下部にある体温調節中枢の設定温度(セットポイント)を高くするために、設定温度に比べて実際の体温が低い為に「寒気」として感じるのです。

この寒気が出て、汗が出ていないようなときに漢方薬を使うと、風邪などの罹患期間が短くなることが実証されています。

ハルくん
ハルくん

風邪のときの漢方薬は、服用のタイミングがポイントだよ!

「風邪のひきはじめ」に使用される漢方薬

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赤坂メディカルMクリニック

コメント

  1. たれぞう より:

    今朝見たweb記事で、漢方薬に詳しい東邦鎌谷病院内科の柳一夫医師がコロナの予防薬、初期治療薬として、「荊芥連翹湯」を提唱されています。風邪を疑ったらすぐに服用し、モルヌピラビルとの併用も勧められています。ご見解をお聞きしたく、コメントを書き込みました。よろしくお願いいたします。

    • nonnbiri-taro nonnbiri-taro より:

      『荊芥連翹湯』は、鼻やのどの炎症を改善する作用があり、生薬の構成数も多く慢性的な状態にも使用されるためコロナの予防にも期待できると判断されたのだと思います。
      現在流行しているオミクロン株は鼻や喉に侵襲するものの肺まではあまり侵襲しないという点でも『荊芥連翹湯』を推薦しているのだと自分は推測します。
      「モルヌピラビル」との併用の件ですが、実際に併用してのデーターは少ないでしょうが、漢方薬と西洋薬を併用してはいけない(禁忌)となるようなケースは自分の知識の上ではインターフェロンと『小柴胡湯』くらいでしょうか。
      モルヌピラビルは短期処方であり相互作用の影響は低いと考えてもよいのではと思います。
      これはあくまでも個人的見解ですので。

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