メンタルにも効果あり!虚弱体質のひとの風邪症状におすすめの漢方薬!【香蘇散(こうそさん)】

香蘇散

体が弱いひとの風邪に、おすすめの漢方薬が『香蘇散(こうそさん)』です。

風邪薬を飲むと胃の調子が悪くなるようなひとにもおすすめです。

また、うつ状態などのメンタル疾患にも効果があります。

ハルくん
ハルくん

風邪の漢方薬といえば、『葛根湯』だよね!

のんびり太郎
のんびり太郎

ただ、『葛根湯』が合わないひともいます。

虚弱体質のひとは、葛根湯に含まれている「麻黄」が合わずに動悸がしたり、ムカムカしたりすることもあります。

ハルくん
ハルくん

そんな時は、何を飲んだらいいの?

のんびり太郎
のんびり太郎

そこで、虚弱体質のひとの風邪におすすめの漢方薬が『香蘇散』です。

『香蘇散』には「麻黄」が含まれていないので、心臓がドキドキしたり、胃がムカムカするような副作用が出ません。

【香蘇散】の生薬構成(ツムラ)

香附子(コウブシ)、蘇葉(ソヨウ)、陳皮(チンピ)、甘草(カンゾウ)、生姜(ショウキョウ)

【香蘇散】の効能効果(ツムラ)

胃腸虚弱で神経質の人の風邪の初期

「風邪のひきはじめ」に使用される漢方薬

のんびり太郎
のんびり太郎

上から実証(体が丈夫)⇒中間⇒虚証(虚弱体質)に使用される順の漢方薬になります。

麻黄剤は、体質虚弱や胃弱の患者さんには麻黄の副作用が出やすいため、そのような場合には麻黄を含まない漢方薬を選択します。

咽頭痛や発熱、全身倦怠感、関節痛、咳、鼻汁などの症状に対しても活用できますが、代替となる漢方薬として『桂枝湯』『香蘇散』、『参蘇飲』などがあります。

これらの漢方薬は単なる「かぜ薬」ではなく、様々な症状に対応する幅広い使用法があります。

特に体質や体調に合わせて適切な漢方薬を選ぶことが重要です。

桂枝湯:虚弱者へのファーストチョイス

『桂枝湯』は、虚弱な患者にとっての最初の選択肢であり、感冒初期の漢方薬として代表的です。

麻黄の副作用が心配される患者にも適しています。

感冒症状が現れたらすぐに1袋服用し、2時間後にもう1袋服用します。

その後は1日3回、通常の量を服用します。

症状の改善が見られれば、1週間程度服用することもあります。

香蘇散:気の巡りを改善し、メンタル系の不調にも

『香蘇散』は、体質改善も期待できるかぜの漢方薬です。

感冒初期の虚弱な患者に適しており、胃の調子が悪い場合にも活用できます。

感冒症状が出現したらすぐに1袋服用し、2時間後にもう1袋服用し、その後は1日3回、通常の量を服用します。

体調が戻るまで1~2週間服用することもあります。

『香蘇散』にはマイルドな抗うつ作用もあり、体調が改善する場合があります。

構成生薬には、香附子、蘇葉、陳皮、甘草、生姜が含まれており、これらは腹部ガスの停滞や腹部症状の改善に効果的です。

香りが良いという特徴もあり、心を落ち着かせる効能も期待されます。

参蘇飲:胃弱で咳を伴う感冒に

『参蘇飲』は、胃弱で咳を伴う感冒に適した漢方薬です。

虚弱者や高齢者に用いられ、感冒初期に効果を発揮します。

感冒症状が出現したらすぐに1袋服用し、2時間後にもう1袋服用し、その後は1日3回、通常の量を服用します。

感冒症状や咳が完全に止まるまで継続することができます。

構成生薬には、『六君子湯』が含まれています。

『六君子湯』の骨格には含まれる『二陳湯』は湿性咳嗽を改善し、「理気剤」としての働きも持ちます。

『六君子湯』は胃腸機能を高め、抗うつ作用もあります。

これらの漢方薬が胃弱の患者に安心して内服できる「心身一如」の感冒薬として知られています。

のんびり太郎
のんびり太郎

『六君子湯』には燥湿作用があるため、「陰虚タイプ」の人は長期服用は避けた方が無難です。

【香蘇散】の特徴・説明

  • 漢方薬で風邪によく使用される『葛根湯』などには「麻黄」という生薬が含まれていますが、この麻黄に敏感に反応する人はムカムカするなどと胃の症状が出ることがあります。
    そのような場合には、「麻黄」が含まれていない『香蘇散』がおすすめです。

  • 『香蘇散』は ”気剤” の一種であり、うつなどのメンタル疾患に効果があります。
    構成生薬の「蘇葉」に鎮静作用が認められています。
    「蘇葉」とはシソ科のシソまたはチリメンジソの葉および枝先を乾燥したものです。

  • 『香蘇散』には抗アレルギー作用もあり、蕁麻疹などにも効果があります。

  • 『香蘇散』の味は表現法が難しいですが、甘くて辛いです。

『香蘇散』は気鬱・気滞に使用される漢方薬

気(き)が局所で停滞すると、身体の特定の部位に違和感が現れます。

頭部には帽子をかぶったような感覚、のどにはつまり感、胸や腹には張った感覚が生じ、気分が沈んで不快に感じることがあります。

この状態は古くは「気欝(きうつ)」と呼ばれましたが、漢方では一般的に「気欝」または「気滞(きたい)」と表現されます。

なお、これは現代医学でいう「うつ病」とは異なるので注意が必要です。

気を巡らすためには、桂皮(けいひ)や蘇葉(そよう)などの香りのある生薬が使用されます。

漢方薬にはアロマテラピーの要素も含まれており、香りが気の流れを促進する役割を果たします。

代表的な気を巡らす漢方薬として、『香蘇散』が挙げられます。

この薬は紫蘇(しそ)などを主成分とし、気滞を解消する効果があります。

歴史的には、豊臣秀吉の時代に加藤清正が長引く戦闘で気欝に悩む兵士たちを助けるために、『香蘇散』を使用したという逸話が伝えられています。

参考文献

・漢方方剤「香蘇散」煎剤の抗うつ様活性発現機序のプロテオーム解析を用いた解明:17K09319
・社会的ストレスに対する香蘇散の有効性-多彩な行動薬理学的手法を用いた基礎研究-26460918

ストレスで不眠(眠れない・眠りが浅い)、気分が落ち込む方向け漢方薬

ストレスによる不眠や気分の落ち込みに悩む方向けに、漢方薬が有効なサポートを提供します。

漢方では、「気」の概念から、ストレスによって気の流れが滞り、元気が足りなくなる状態が生じると考えられます。

この「気」の不足や巡りの不良は、イライラや不眠、疲れやすさ、気分の落ち込み、胸の苦しさなどの症状として現れます。

漢方でいう「気」は、生命エネルギーのようなものであり、不調が起こるとストレスによる不眠や気分の落ち込みが生じます。

気分が落ち込んで不眠症状を抱える方向けには、以下の漢方薬が効果的です。

  1. 『半夏厚朴湯』
    「半夏、厚朴、紫蘇葉」などが気の巡りを改善し、不安感や喉や胸の圧迫感などの症状を緩和します。また、吐き気を抑える効果も期待されます。

  2. 『香蘇散』
    「香附子、紫蘇葉、陳皮」などが気の巡りを改善し、気分の落ち込みや食欲不振、胃腸の不快感や吐き気などの消化器系症状も緩和します。

これらの漢方薬は、気の流れを整えてストレスや不眠症状を改善し、心身のバランスを回復させる助けとなります。

【香蘇散】の注意点

むくみ・体重増加・血圧上昇などが現れた場合は医師・薬剤師に相談するようにしてください。

【香蘇散】の入手方法

  • 病院で処方してもらう
  • ドラッグストアや楽天・Amazonなどのインターネットで購入できます。
のんびり太郎
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ほどよい堂
河邊甲介
河邊甲介

「宮崎県川南町」に位置する「ほどよい堂」において、「薬剤師×中医薬膳師×ペットフーディスト」として、健康相談を行っています。

代表の河邊甲介は、漢方医学、薬膳、そして腸活を組み合わせた独自のアプローチで、個々の健康に寄り添います。

漢方相談や薬膳に関するオンライン相談も提供し、遠方の方々も利用できます。

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