【金針菜(きんしんさい)】ストレス対策!むくみ改善!貧血予防に!

【金針菜(きんしんさい)】

金針菜は本萱草(ホンカンゾウ)の花のつぼみを乾燥させたものです。

”忘憂草(ぼうゆうそう)” とも呼ばれ、憂うつな時におすすめの食材です。

金針菜には、ほうれん草の数倍の鉄分が含まれ、血の巡りを改善するため、月経痛などで悩んでいる女性にもおすすめの食材です。

からだの熱を冷まして水分代謝を改善する働きがあるため、ほてりやむくみにもよい食材です。

金針菜は漢方薬としても使われることがあります。

金針菜の薬膳データ

  • 体質:血虚・瘀血
  • 五性:涼
  • 五味:甘
  • 帰経:肝・脾・腎

データの項目の見方

のんびり太郎
のんびり太郎

薬膳の観点からの区別とその食材に合う体質が分かります。

五味(ごみ)

薬膳における五味とは、酸味、苦味、甘味、辛味、鹹味(塩辛い味)の5つの味のことです。

五味はそれぞれに対応する臓腑があり、その臓器に吸収されやすいといわれています。

  • 酸味 – 肝 – 胆
  • 苦味 – 心 – 小腸
  • 甘味 – 脾 – 胃
  • 辛味 – 肺 – 大腸
  • 鹹味かんみ – 腎 – 膀胱

五性(ごせい)

薬膳における五性とは、食材や生薬がもつ体を温めたり冷やしたりする性質のことです。

寒 / 涼 / 平 / 温 / 熱 があり、寒・涼の食材は体を冷やし、温・熱は体を温めます。

平は体を温めたり冷やしたりする性質のどちらもありません。

帰経(きけい)

薬膳における帰経とは、食材や生薬がどの臓腑・経絡に入り効果的に働くかを示した道しるべです。

臓腑や経絡、精神に影響を与えるといわれています。

個々の体質に合う帰経の食材を取り入れることで、体を良い状態に近づけられると考えられています。

体質(体質)

体質は、気滞体質 / 気虚体質 / 瘀血(血瘀)体質 / 血虚体質 / 痰湿体質 / 陰虚体質 / 湿熱体質 / 陽虚体質の8つに分かれ、それぞれの体質によっておすすめの食材や養生法が異なってきます。

その時の体質に合った食材・生薬を摂ることで体を良い状態に近づけられると考えられています。

金針菜とおすすめの食べ合わせ食材

金針菜は食材としても健康に良いとされています。

金針菜に含まれるアントシアニンは、目の疲れを緩和する効果があるとされています。

また、金針菜には、ビタミンC、ビタミンA、カルシウム、鉄分などの栄養素が豊富に含まれているため、免疫力アップや貧血予防などにも効果的です。

ゆり根(憂うつな時)

ゆり根

ゆり根は不安を和らげる働きがあるため、血を補い、気を巡らせる金針菜との相性が抜群!

ゆり根の特徴は以下のとおりです。

  • ビタミンCや食物繊維が豊富:
    ゆり根には、ビタミンCや食物繊維が豊富に含まれています。
    特に、食物繊維は便秘解消に役立ちます。

  • 香りが良く、歯ごたえがある:
    ゆり根は、独特の香りがあり、歯ごたえがあります。
    そのため、サラダや炒め物など様々な料理に使用することができます。

はまぐり・しじみ・生姜(むくみの解消)

はまぐり

利尿作用がある食材である「はまぐり・しじみ」を合わせるとむくみ改善効果UP!

生姜にはからだを温める作用もああり、温かいスープでぽかぽかに!

はまぐりには、たんぱく質やミネラル、ビタミンなどの栄養素が含まれています。

たんぱく質は筋肉や骨、皮膚などを作るために必要な栄養素であり、はまぐり100gあたり約9g含まれています。

また、ミネラルでは、カルシウムや鉄、亜鉛、マグネシウムなどが豊富に含まれています。

これらのミネラルは、骨や歯の形成や、血液中の酸素運搬などに重要な役割を果たします。

ビタミンに関しては、ビタミンB12が多く含まれています。

ビタミンB12は、赤血球の生成や神経系の機能に重要な役割を果たします。

金針菜の注意ポイント!

金針菜と相性が悪い食材:ほうれん草

ほうれん草に含まれるシュウ酸によって、金針菜のカルシウムの吸収が妨げられます。

ほうれん草にはシュウ酸が含まれています。

シュウ酸はカルシウムと結びついてカルシウムシュウ酸となり、そのためほうれん草からカルシウムを摂取する場合、吸収率が低下することが知られています。

ただし、ほうれん草中のシュウ酸の量は、一般的に摂取量が多くなければ健康に問題を起こすほど高くはありません。

また、ほうれん草を加熱することでシュウ酸が分解され、カルシウムの吸収率が改善されるため、生のままではなく加熱して食べることが推奨されています。

金針菜を使ったおすすめレシピ

ハルくん
ハルくん

おすすめレシピは ”COOKPAD(クックパッド)” から引用しています!

金針菜の保存方法

直射日光、高温多湿を避けて保存して下さい。

開封後はなるべく早くお召し上がりください。

金針菜(きんしんさい)

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