玫瑰花(まいかいか)は、美しい花として知られ、その芳香や優雅な姿が多くの人々を魅了してきました。
気血の巡りを良くすると言われており、女性特有の症状やお悩みに良く使われます。
以下に、玫瑰花の薬膳素材としての特徴をまとめました。
- リラックス効果:
玫瑰花には、リラックス効果があります。
その芳香や香りによって心を落ち着かせ、ストレスの軽減や心身のリラックスに役立ちます。 - 血液循環の促進:
玫瑰花には、血液循環を促進する効果があります。
血流を改善し、酸素や栄養素の供給を増やすことで、体内の代謝を活性化させます。

玫瑰花の薬膳データ

- 体質:気滞・瘀血
- 五性:温
- 五味:微苦・甘
- 帰経:脾・肝
データの項目の見方

薬膳の観点からの区別とその食材に合う体質が分かります。
五味(ごみ)
薬膳における五味とは、酸味、苦味、甘味、辛味、鹹味(塩辛い味)の5つの味のことです。
五味はそれぞれに対応する臓腑があり、その臓器に吸収されやすいといわれています。
- 酸味 – 肝 – 胆
- 苦味 – 心 – 小腸
- 甘味 – 脾 – 胃
- 辛味 – 肺 – 大腸
- 鹹味 – 腎 – 膀胱
五性(ごせい)
薬膳における五性とは、食材や生薬がもつ体を温めたり冷やしたりする性質のことです。
寒 / 涼 / 平 / 温 / 熱 があり、寒・涼の食材は体を冷やし、温・熱は体を温めます。
平は体を温めたり冷やしたりする性質のどちらもありません。
帰経(きけい)
薬膳における帰経とは、食材や生薬がどの臓腑・経絡に入り効果的に働くかを示した道しるべです。
臓腑や経絡、精神に影響を与えるといわれています。
個々の体質に合う帰経の食材を取り入れることで、体を良い状態に近づけられると考えられています。
体質(体質)

体質は、気滞体質 / 気虚体質 / 瘀血(血瘀)体質 / 血虚体質 / 痰湿体質 / 陰虚体質 / 湿熱体質 / 陽虚体質の8つに分かれ、それぞれの体質によっておすすめの食材や養生法が異なってきます。
その時の体質に合った食材・生薬を摂ることで体を良い状態に近づけられると考えられています。
玫瑰花とおすすめの食べ合わせ食材
玫瑰花は、花茶やエキス、エッセンシャルオイルとして使用されることが一般的です。
また、他の薬材との組み合わせや調合によって、複合薬膳の一部としても活用されます。
柚子+はちみつ(気分が沈んでいる時に)

柚子は、柑橘類の一種であり、その特有の香りと爽やかな風味で知られています。
柚子は、果汁や果皮を使用して料理や飲み物に利用されます。
また、柚子湯や柚子風呂としても広く知られており、リラックス効果や健康促進効果が期待されます。
以下に、柚子の効果を薬膳的な観点からまとめました。
- ストレス緩和:
柚子の香りは、リラックス効果があります。
柚子の香りを楽しむことで、ストレスや緊張の軽減に役立ちます。 - 消化促進:
柚子に含まれるリモネンという成分は、胃腸の働きを活性化させ、消化を促進する効果があります。
食欲増進や胃腸の不快感の緩和に役立ちます。 - 免疫力向上:
柚子には、ビタミンCが豊富に含まれています。
ビタミンCは免疫力を高め、風邪やウイルス感染から身体を守る働きがあります。
ミント(リラックスしたいとき)

ミントは、爽やかな香りと涼しい味わいで知られるハーブです。
以下に、ミントの効果を薬膳的な観点からまとめました。
ミントは、ティーバッグやハーブティーとして飲まれるほか、料理やデザートの香りづけにも利用されます。
また、ミントのエッセンシャルオイルやミント風味のサプリメントも市販されています。
- 精神的なリフレッシュ効果:
ミントの香りは、リフレッシュ効果があります。
香りを嗅ぐことで、ストレスの緩和や集中力の向上、気分の安定に貢献します。 - 鼻づまりの緩和:
ミントには、鼻づまりの緩和効果があります。
メントールの香りが鼻腔を刺激し、鼻の通りを改善します。風邪やアレルギー症状の緩和に役立ちます。
玫瑰花の注意ポイント!
熱を加え過ぎると、芳香成分が飛んでしまうので注意してください。
ガクの部分は苦みがあるため、苦みが苦手な場合はガクを取り除きましょう。
玫瑰花を使ったおすすめレシピ





おすすめレシピは ”COOKPAD(クックパッド)” から引用しています!
玫瑰花の保存方法

密閉容器に入れ、高温多湿を避け、冷暗所で保存してください。

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