発熱や肩こり、さらにははしかによる不快な症状にお困りですか?
『升麻葛根湯(しょうまかっこんとう)』は、これらの問題に対して効果的な漢方薬として注目されています。
この古くからの漢方薬は、発熱や肩こりを緩和するために使われ、体調を整えるサポートを提供します。
特に、はしかのような感染症による発熱や体の不調にも対応できる点が特長です。
升麻葛根湯は、体内の気と血の流れを促進し、肩こりや発熱を改善する力があります。
さらに、はしかの症状を和らげるためにも役立つとされています。
この記事では、升麻葛根湯の具体的な効果と使用方法、そしてどのようにして発熱や肩こり、はしかの症状を軽減できるのかを詳しく解説します。
体調不良に悩んでいる方は、ぜひこの漢方薬の力を活用してみてください。
はしか(麻疹)に感染した初期におすすめの漢方薬が『升麻葛根湯(しょうまかっこんとう)』です。
はしか(麻疹)とは
麻しんは、麻しんウイルスによって引き起こされる急性の全身感染症として知られています。
麻しんウイルスの感染経路は、空気感染、飛沫感染、接触感染で、ヒトからヒトへ感染が伝播し、その感染力は非常に強いと言われています。
免疫を持っていない人が感染するとほぼ100%発症し、一度感染して発症すると一生免疫が持続すると言われています。
はしか(麻疹)の症状
感染すると約10日後に発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現れます。
2~3日熱が続いた後、39℃以上の高熱と発疹が出現します。
肺炎、中耳炎を合併しやすく、患者1,000人に1人の割合で脳炎が発症すると言われています。
死亡する割合も、先進国であっても1,000人に1人と言われています。
その他の合併症として、10万人に1人程度と頻度は高くないものの、麻しんウイルスに感染後、特に学童期に亜急性硬化性全脳炎(SSPE)と呼ばれる中枢神経疾患を発症することもあります。
ワクチンについて
麻しんは感染力が強く、空気感染もするので、手洗い、マスクのみで予防はできません。
麻しんの予防接種が最も有効な予防法といえます。
また、麻しんの患者さんに接触した場合、72時間以内に麻しんワクチンの接種をすることで、麻しんの発症を予防できる可能性があります。
(引用:厚生労働省)
【升麻葛根湯】の生薬構成
葛根(カッコン)、 芍薬(シャクヤク)、 升麻(ショウマ)、 甘草(カンゾウ)、 生姜(ショウキョウ)
【升麻葛根湯】の効能効果
感冒の初期、皮膚炎
【升麻葛根湯】の特徴・説明
- 『升麻葛根湯』は、はしか(麻疹)に使用され、発熱期間を短縮し、重症化を防ぐ可能性が報告されています。
- 『升麻葛根湯』は、元来は「発疹をともなう急性伝染性熱病」に使用されていました。
- 『升麻葛根湯』は、風邪のひき初めや皮膚炎に使用されることが多い漢方薬です。
- 『升麻葛根湯』は、味は表現法が難しいですが、わずかに甘いです。
【升麻葛根湯】の注意点
むくみ・体重増加・血圧上昇などが現れた場合は医師・薬剤師に相談するようにしてください。
【升麻葛根湯】の入手方法
- 病院で処方してもらう
- ドラッグストアや楽天・Amazonなどのインターネットで購入できます。
「宮崎県川南町」に位置する「ほどよい堂」において、「薬剤師×中医薬膳師×ペットフーディスト」として、健康相談を行っています。
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