
お薬を飲むたびに、喉にひっかたりしてお薬を飲むことがストレスになっているひとは、もしかしたら、飲み方が間違っている可能性があります。

今回は『お薬を飲むコツ』を紹介します!
ただ、うまく飲み込めない人は、喉や脳などの病気が原因のことも稀にありますので気になることがあれば医師に相談してみてください。
お薬を上手に飲むには顔の向きがポイント!

錠剤を上手に飲むためのポイントとは⁉
錠剤は、一般的に水に沈むものが多いです。
そのため、上を向いて薬を飲み込む必要はありません。
なるべく錠剤を舌の奥の方において正面または、軽く顎を引く程度で多めの水で飲みましょう!
逆に上を向いて飲み込むと、気道にお薬や水が入りやすくなってしまいます。
心肺停止などの緊急時には気道確保の際に顎を持ち上げる状態にしませんか?
顎を上に向けると気道が開くため、薬や水が誤って気管に入ってしまう誤嚥(ごえん)が起きやすくなるのです。
お薬を飲みこむ前に少量の水を軽く飲んで、のどを潤すのもいいと思います。
乾いた状態では、お薬がのどに引っ付きやすくなります。


お薬や食べ物などでうまく飲み込めずに気道に入ってしまうと場合によっては、「誤嚥性肺炎」になってしまうこともあります。
誤嚥性肺炎とはどのような状態なの?
物を飲み込む働きを嚥下機能、口から食道へ入るべきものが気管に入ってしまうことを誤嚥と言います。
誤嚥性肺炎は、嚥下機能障害のため唾液や食べ物、あるいは胃液などと一緒に細菌を気道に誤って吸引することにより発症します。
(引用:日本呼吸器学会)

「のど」の衰えは、声の障害だけでなく誤嚥(ごえん)や窒息事故の引き金となります。
のどをトレーニングすることで、誤嚥を予防したり、「鼻」「口」の免疫力を高めることができるようです。
カプセルを上手に飲むためのポイントとは⁉
カプセル剤の場合は、上向きで飲むと、水ばかりが喉の奥へと流れていき、最後にお薬がが喉を通過することになります。
そうなると、お薬が喉や食道に残ってひっかかってしまう原因になります。
軽く顎を引く感じで多めの水で飲みましょう!
カプセル剤は、素材がゼラチン質であるため、温度が高めの白湯で飲むと溶けて引っ付きやすくなる場合があるので常温のお水がおすすめです。
また、お薬を飲みこむ前に少量の水を軽く飲んで、のどを潤すのもいいと思います。
乾いた状態では、お薬がのどに引っ付きやすくなります。

最後の手段!「服薬ゼリー」を使用しましょう!
高齢者などは、嚥下に必要な筋力や唾液量の低下、脳の疾患などによって嚥下機能が一般成人よりも低下しています。
嚥下機能の低下によって飲み込みにくい薬がある場合などは『服薬ゼリー』がおすすめです。
服薬ゼリーとは、のどにつまらずスムーズにお薬を胃まで届けるゼリーです。
嚥下機能が低下した人にとってサラサラした水での服薬は困難なことがあります。
嚥下補助ゼリーのようなとろみ感がでるものを使用することで服用がスムーズになる場合が多いです。

おすすめの服薬ゼリーはこちらの商品です!
剤型を変更してもらいましょう
剤型というのは薬のかたちのことです。同じ成分のお薬であっても、剤型には錠剤やカプセル剤のように粒タイプのものから、粉末・液剤・ゼリー・貼付剤など様々な形態があります。

飲みにくい剤型がある場合は、医師・薬剤師に相談して剤型を変更してもらいましょう。
まとめ

お薬を上手に飲むには、お薬の剤型によって顔の向きを変える必要があります!
どうしてものどにひっ買ってしまう場合は、「お薬ゼリー」を利用してみてください。
お薬は同じ成分のものが、数種類の剤型で商品化されていることがほとんどです。
遠慮なく医師・薬剤師に相談してみてください。


「宮崎県川南町」に位置する「ほどよい堂」において、「薬剤師×中医薬膳師×ペットフーディスト」として、健康相談を行っています。
代表の河邊甲介は、漢方医学、薬膳、そして腸活を組み合わせた独自のアプローチで、個々の健康に寄り添います。
漢方相談や薬膳に関するオンライン相談も提供し、遠方の方々も利用できます。
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