病院でも数時間待たされ、次は薬局でも待ち時間が…。
ということを経験しているひとは多いと思います。

大抵の場合、医療機関に行ったら、ほとんどが待っている時間ですよね…。

これってどうにかならないの?


自分は薬剤師ですが、逆に自分が患者になることもありますからね。
そのような気持ちも十分に理解できます。
各々の薬局で、待ち時間が少なくなるようにそれぞれ工夫はしていますが、マンパワー・自動分包機の有無などハード面でもソフト面でも薬局ごとに環境は異なります。
正直、その薬局の経営状況などもあり、待ち時間の長さの格差はあると思います。
ただこれは、薬局のスタッフや患者さん自身がどうにかできるようなものでないことも多いのも事実なのです。

それでも、患者さん自身の行動によっていくらかは待ち時間を減らす方法はありますので紹介してみますね!
どこの薬局でもおおよそ使える待ち時間短縮方法とは⁉

- 処方せんの受付だけしておいて、お薬が準備出来たころに後でお薬を取りに行く。
- 処方せんをFAX送信して、お薬が準備出来たころに後でお薬を取りに行く。
病院によっては会計窓口で相談してもらうと病院からFAXしてくれることもあります。
※注意点として、その際は必ず処方せんの原本を薬局に持っていくことを忘れないでください。(規則として、お薬は処方せん原本と引き換えなければいけません。薬局は一定期間処方せんを保管しておく義務があるからです。)
- 処方箋ネット受付サービスを利用する
ネットで処方せんを事前に送信してお薬の受け取り予約ができるサービスです。
待ち時間を短縮することができ、時間を有効活用することができます。
お薬の準備が整うと薬局から準備完了メールなどの通知がくるので便利です。

おすすめの「処方箋ネット受付サービス」はこちらです!
- 薬局の長い待ち時間を解消!EPARKくすりの窓口

他には同じようなサービスはないの?

特にたくさんのお薬を一包化するような場合は「処方箋ネット受付サービス」 がおすすめです!

一包化とは:
飲み忘れ防止などの目的で、朝・昼・夕・寝る前など、服用するタイミングが同じお薬や、1回にたくさん服用するお薬を、1袋ずつパックにすることです。
パックする袋には、患者さんの希望に応じて、名前や、飲むタイミング、日付などの印字をすることができます。
後から時間的な余裕を持ってお薬を取りに来てもらうことで患者さん薬剤師ともにWin-Winの関係になれることが多いです。
というのも、処方内容の濃い場合はお薬を準備するまでにどうしても時間がかかってしまいます。
そうなると自ずと待合室に患者さんで混雑してしまいます。
現在の新型コロナ禍のように感染症などが流行している際には密になり、感染リスクも高くなってしまいます。

待合室が患者さんで混雑してくると薬剤師にも相当なプレッシャーが押し寄せてきます。
待ちくたびれてイライラしている患者さんの圧を肌で感じ取っています。

混雑しているときは後で取りに来てくれると薬剤師も助かりますし、患者さんにとってもお薬はもう準備出来ている状態になっていますので、すぐにお薬を渡せ調剤薬局でじっと待ち続けなくてもよくなります。
時間に融通が付ける場合には、薬局スタッフに薬局のすいている時間帯を聞いてみてください。
絶対保証はできませんが、ある程度の混み具合は各々の薬局で予測がつくことがあります。

自宅にいながらお薬も自宅に届く ”オンライン診療” とは⁉

病院に出向かずに診察が受けられ、お薬も自宅に届くサービスがあるのをご存じですか?
このサービスを ”オンライン診療” といいます。
オンライン診療とは、スマートフォンやタブレットなどを用いて、病院の予約から決済までをインターネット上で行う診察・治療方法なのです。
今までのように病院に足を運び、診察してもらう方法を ”対面診療” と呼びますが、ビデオ通話のように情報通信機器を通して診察する方法であるオンライン診療が可能になりました!

オンライン診療のメリットやデメリットについて解説してくれている動画がありましたので紹介しますね!
※オンライン診療のメリットとは?
- 受付や会計の待ち時間がない
- 自宅や外出先で診察が受けられる(インターネット環境があればどこでもOK)
- 院内処方の場合では薬が自宅に届く。(※注意:院外処方の場合処方箋が届く)
- 院内感染・二次感染のリスクがない。

防衛医大首席卒業のスーパードクター、五藤良将先生(通称:Dr.ゴトー)が、健康や医療の悩み・質問に全力でズバッと答えてくれるYouTubeチャンネルで ”オンライン診療” について話してくれていました!
凄く参考になりますよ!
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