胸や背中の痛み、腹痛におすすめの漢方薬【当帰湯(とうきとう)】

【当帰湯(とうきとう)】

胸や背中の痛みや腹部膨満感のある方の腹痛におすすめの漢方薬『当帰湯(とうきとう)』です。

肋間神経痛にも効果があるとされています。

ハルくん
ハルくん

お腹が張って、おならも出やすくお腹が痛くなるような場合に良い漢方薬はあるのかな?

のんびり太郎
のんびり太郎

そのような時は『大建中湯』もいいのですが、胸から背中にかけて痛みを伴うような場合は、『当帰湯』もおすすめです。

『当帰湯』には『半夏厚朴湯』の方意も含まれるため、ストレスによる腹痛などにも効果が期待できます。

【当帰湯】の生薬構成

当帰(トウキ)、半夏(ハンゲ)、芍薬(シャクヤク)、厚朴(コウボク)、桂皮(ケイヒ)、人参(ニンジン)、乾姜(カンキョウ)、黄耆(オウギ)、山椒(サンショウ)、甘草(カンゾウ)

【当帰湯】の効能効果

背中に寒冷を覚え、腹部膨満感や腹痛のあるもの

【当帰湯】の特徴・説明

  • 胸腹部の痛みに使用される漢方薬です。
    痛みは、みぞおちの辺りから胸にかけて突き上げて背中にも拡がるような感じと表現されることが多いです。

  • 体質的には、冷え性で虚弱傾向であることが目安になります。

  • 「過敏性腸症候群」や「機能性胃腸症」などに用いても効果が期待できます。

  • 『参耆剤』と呼ばれる補剤の代表的方剤です。
    参耆剤とは生薬の「人参」「黄耆」を一緒に含む方剤の一群を指します。
    人参の効能は健胃・強壮強精、黄耆は止汗・利尿・強壮です。

  • 味は表現法が難しいですが、わずかに甘くて渋いです。
のんびり太郎
のんびり太郎

『当帰湯』は、肋間神経痛や帯状疱疹後の神経痛などにも効果が期待できます。

【当帰湯】のクリニカルパール

クリニカルパール(Clinical pearl)とは、経験豊富な臨床医から得られる格言のようなものです。

松田邦夫Dr
松田邦夫Dr

基本的に漢方薬で狭心症自体を治すことは出来ませんが、『当帰湯』が狭心症の胸の痛みを和らげたり、狭心症発作を減らすことが出来ることがあります。

(引用:漢方.jp)

松田邦夫Dr
松田邦夫Dr

私は肋間神経痛には『当帰湯』を使用することが多いです。
冷えが強い方に使うと良いですね!

(引用:漢方.jp)

【当帰湯】の注意点

むくみ・体重増加・血圧上昇などが現れた場合は医師・薬剤師に相談するようにしてください。

【当帰湯】の入手方法

  • 病院で処方してもらう
  • ドラッグストアや楽天・Amazonなどのインターネットで購入できます。
のんびり太郎
のんびり太郎

生薬の「当帰」を使った入浴剤があったので紹介します!

入浴剤の商品名は「当帰湯」ですが、漢方薬の方剤である『当帰湯』とは同じ内容ではありませんので間違えないでくださいね!

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