インフルエンザ予防接種ワクチンには水銀が含まれているって本当?【チメロサールとは】

インフルエンザ予防接種ワクチン 豆知識・生活情報

実は、インフルエンザワクチンには、『エチル水銀チオサリチル酸ナトリウム:チメロサール』が添加されている商品と添加されていない商品があります

「メチル水銀化合物(有機水銀)」による中毒性中枢神経系疾患で有名な『水俣病』などをはじめ、「水銀」は体に悪いイメージがあると思います。

メチル水銀は、脳や神経系に移行しやすく、血中濃度の半減期は44~80 日と推定されていますので、2か月経っても体の中には、最初に摂取した量の半分が残ってしまうということになります。

つまり、体に蓄積しやすく、毒性があるのです。

※名前は似ていますが、「エチル水銀」と「メチル水銀」は毒性が全く異なります!

ハルくん
ハルくん

名前が似ているので間違えそうだよね!

のんびり太郎
のんびり太郎

インフルエンザワクチンに含まれているのは毒性の低い「エチル水銀」の方です!

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チメロサール(エチル水銀チオサリチル酸ナトリウム)とはどのようなものなの?

チメロサールとは 、殺菌作用のある水銀を含む防腐剤であり、「エチル水銀」とよばれる有機水銀を含みます

チメロサールは、数回分接種できる量のワクチンが入っているバイアル(瓶)等の開封後の細菌汚染防止のために古くから用いられてきた物質です。

チメロサールは、体内で代謝されて「エチル水銀」と「チオサリチル酸」になります。

エチル水銀の血中濃度半減期は、1週間未満とされているので、水俣病の原因となる「メチル水銀」に比較して体に蓄積しにくいといえます。

エチル水銀のおもな毒性は、局所の発赤や腫脹などの皮膚過敏症とされています。そのため、あまり過敏に心配する必要はなさそうですが、無いにこしたことはありません。

極微量とはいえ有機水銀を医薬品の中に添加しないようにしようと、WHO、米国、欧州などは、チメロサールを除去、低減していく方向にあります。

チメロサールを含まないワクチンのメリットとは?

  • アレルギー反応のリスクが少ない
  • 注射時の痛みや腫れの軽減

チメロサールを含まないワクチンのデメリットとは?

  • チメロサールフリーワクチンは、ワクチンを完全に無菌状態に保つ必要がある為、シリンジ製剤としてワクチンを一人分ずつ注射器につめて製造する必要があるため、製造効率が悪く生産量が少ない
  • ワクチンの製品単価が高い

インフルエンザワクチンの用法・用量

  • 6か月以上3歳未満:0.25mL/回・2回接種(2~4週間隔)
  • 3歳以上13歳未満:0.5mL/回・2回接種(2~4週間隔)
  • 13歳以上:0.5mL/回・1または2回(2~4週間隔)

まとめ

出典:vgyk13

日本では、チメロサールフリーのシリンジ製剤の方がワクチンの納入価が高く、流通量が少ないため、通常は、「インフルエンザワクチン」は、チメロサールを含むバイアル(瓶)を使用していることがほとんどです。

もし、毎回注射部位が、大きく腫れたり、痛みが強くでるひとは、チメロサールに対してアレルギーがある可能性が考えられますので、一度、チメロサールフリーのワクチンを使用してみるのもよいかと思います。

その際は、あらかじめ病院に相談・確認しておいてください。商品の流通量が少ないため、入手が困難なことがあります。

また、 チメロサールフリーのワクチンは、通常の料金より500~1,000円程度高くなることが多いです。

のんびり太郎
のんびり太郎

インフルエンザの予防接種は、任意の予防接種のため「自由診療」となります

そのため、病院・クリニックごとに価格を決める決定権があるので、同じワクチンを使用していたとしても各医療機関で料金が異なります

コメント

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