高い医療費が必要になったときに役に立つ「高額療養費制度」とは?

高い医療費が必要になったときに役に立つ「高額療養費制度」とは? 介護・認知症関連

もしも、突然の手術や入院などで、高額な医療費が必要になってしまったとき、あなたなら、どうしますか?

例えば、高度な手術を受けた場合では、数百万円の医療費が発生することもあります。

その他、がんの治療薬には、1か月分のお薬代が100万円程度かかるものもあります。

そんなこと言われても、そんな大金はすぐには準備できませんよね。

じゃあ、治療せずに放置しなければならないかと言えば、そんなことはありません。

のんびり太郎
のんびり太郎

大丈夫です!

そんな時、役立つ制度に『高額療養費制度』があるのです!

それでは、今回は、この制度について解説していきますね。

スポンサーリンク

高額療養費制度の概要について

医療費の家計負担が重くならないよう、医療機関や薬局の窓口で支払う医療費が1か月(歴月:1日から末日まで)で上限額を超えた場合、その超えた額を支給する「高額療養費制度」(こうがくりょうようひせいど)があります。

上限額は、年齢や所得に応じて定められており、いくつかの条件を満たすことにより、負担を更に軽減するしくみも設けられています。

(引用:厚生労働省ホームページ)

高額療養費の自己負担限度額の目安とは?

自己負担限度額は、年齢や所得などによって区分されています。

細かくは、計算式があり、それに実際にかかった医療費をあてはめて計算できますが、今回は概算(目安)で説明していきます。

のんびり太郎
のんびり太郎

『高額療養費簡易試算(平成27年1月診療分から:70歳未満用)』ができるサイト(全国健康保険協会)がありましたので細かい金額は、こちらで計算してみてください。

所得区分(年収)自己負担限度額(ひと月)多数該当高額療養費
1,160万円以上約25~27万円14万円
770~1,160万円約17~19万円9万円
370~770万円約8~10万円4.4万円
370万円以下約6万円4.4万円
住民税非課税者約3.5万円2.5万円
平成27年1月診療分から

多数該当高額療養費とは?

高額な医療費を長期に渡って払わなければいけなくなったような場合は、さらに医療費が安くなります。

高額療養費制度には、高額療養費として払い戻しを受けた月数が1年間(直近12ヵ月間)で3月以上あったときは、4月目(4回目)から自己負担限度額がさらに引き下げられるという仕組みがあります。

高額長期疾病の特例

非常に高額な治療を長期間にわたって受け続ける必要がある病気の場合、経済的な負担がとても大きくなります。

そこで、患者の負担を減らすために、3つの病気・治療法に限り、高額長期疾病の特例として、原則、自己負担限度額が10,000円に減額され、それを超えた額が高額療養費となります。

  • 人工腎臓を実施している慢性腎不全:透析の患者(70歳未満で上位所得者の自己負担限度額は20,000円)
  • 血漿分画製剤を投与している先天性血液凝固第Ⅷ因子障害または先天性血液凝固第Ⅸ因子障害:血友病
  • 抗ウイルス剤を投与している後天性免疫不全症候群(HIV感染含み、血液凝固因子製剤の投与に起因するHIV感染症に関する治療を受けている人に限る)
スポンサーリンク

高額療養費のポイントを解説!

出典:全国健康保険協会

治療が月をまたぐ場合には注意が必要!

高額療養費制度では、月の始めから月末までの「ひと月単位」で、医療費の金額が一定の金額を超えた場合に、超えた分が払い戻しされる仕組みとなっています。

そのため、月をまたぐと自己負担限度額に達せずに、高額療養費が使えない場合や、払い戻し額が少なくなる場合もあります。

高額療養費を上手に活用する方法とは⁉

突発的な手術や治療の場合は、仕方がないですが、ある程度、治療日程を調整しやすい整形外科的な疾患であれば、月初めに手術や入院して、同月内に治療が完結する方が、経済的なメリットが大きくなる可能性があるので、医師と相談してみてください。

ハルくん
ハルくん

前記の内容が分かりやすい参考記事はこちらです!

世帯で合算ができる!

夫婦など同じ世帯にいる家族が、窓口でそれぞれ支払った自己負担額を1ヶ月単位で合算して自己負担上限額を超えた場合、超えた分について適用を受けることができます。

ただし、「同じ公的医療保険」に加入している人が、合算対象者なので、共働きの場合には、夫が自営業で「国民健康保険」、妻が会社に勤めていて「健康保険組合」に加入しているケースなどは合算されません。

高額療養費制度の申請方法は2通り!【病院窓口支払前と支払後】

医療費を病院窓口で先に支払って、後から健康保険(公的医療保険)に申請する方法

医療機関の窓口で、通常の支払いを行った後、健康保険(公的医療保険)に申請書を提出すると、自己負担限度額を超えた分が、払い戻しされます。

のんびり太郎
のんびり太郎

払い戻しの場合は、申請してから還付されるまで約3ヶ月程度の時間を要します。

健康保険(公的医療保険)に事前申請する方法

前もって、高額な医療費がかかることが分かっていて、医療費を工面することが難しいような場合は、健康保険に「限度額適用認定証」の発行を申請すると、限度額適用認定証が交付されます。

これを医療機関での支払いの際に提出すると、医療機関窓口で、自己負担上限まで支払えばよくなります。建て替える必要がなくなり、慌てて現金を工面する必要がなくなります。

のんびり太郎
のんびり太郎

保険証とマイナンバーカードを紐づけしておくと手続きなしで「限度額適用認定」されるように制度が変更されるようになるようです。

高額療養費制度で対象とならない医療費とは?

  • 入院時の食事代
  • 差額ベッド代:「特別療養環境室(特別室)」と呼ばれる病室を利用した場合に発生します。
  • 美容や審美を目的とした自由診療の歯科治療
  • 先進医療にかかる費用
のんびり太郎
のんびり太郎

そのほか、細かい規定がありますので、注意してくださいね。

まとめ

もしも、突然の手術や入院などで、高額な医療費が必要になってしまったときでも医療費の支払いで生活が脅かされるようなことが無いように『高額療養費制度』が設けられています。

高額療養費制度を利用したい場合は、自分で手続きしなければなりません。自動的に適用されるわけでは無いのです。

のんびり太郎
のんびり太郎

詳しくわからない場合は、自分の加入している健康保険組合に連絡・相談してみてくださいね!

スポンサーリンク

コメント

スポンサーリンク

種類2
タイトルとURLをコピーしました