お薬の名前に付随しているアルファベット略号の意味は?

お薬の名前に付随しているアルファベット略号の意味は?
のんびり太郎
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お薬の名前に付随しているアルファベットの略号でお薬の特徴がわかることがあります。

ちょっとした豆知識くらいに読んでみてください!

LAまたはL(long acting)

出典:バイエルファーマナビ
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作用時間が長時間持続する薬剤につけられています。

例)ユニフィルLA、アダラートLなど

R(retard)

出典:協和キリン
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「retard=遅らせる」という意味で、同じく作用時間が長時間持続する薬剤につけられています。

例)デパケンR、セレニカRなど

SR(sustained release)

出典:キッセイ薬品
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徐放剤といわれ、少しずつお薬が溶けながら効果が持続する薬剤につけられています。
例)ボルタレンSR、ベザトールSRなど

CR(conntrolled release)

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徐放剤といわれ、少しずつお薬が溶けながら効果が持続する薬剤につけられています。
例)アダラートCR、ニフェジピンCRなど

アダラートCR

出典:バイエル薬品

アダラートCR錠は、更なる副作用の軽減、おだやかな降圧効果の発現、そして1日1回投与を目指して開発された薬剤です。

製剤の設計において、最高血中濃度を低く抑え、そしてゆっくりとピークに達すること、しかも24時間血中濃度を持続させることが目標とされました。

これらをすべて満たす方法として考え出されたのが、全く新しいアイデアの有核二層錠という剤型です。

アダラートCR錠は、断面図のように外層部と内核錠の2つの徐放性部分で構成されています。

まず、水分の多い胃から小腸にかけて外層部のニフェジピンがゆっくり溶出し、その後、水分の少ない消化管下部に達すると、内核錠のニフェジピンがすみやかに溶出するよう調節されています。

(引用:バイエル薬品ホームページ)

ODまたはD(orally disintegrating)

出典:ヴィアトリス製薬
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「disintegrating=崩壊する」という意味で、口に含んだり水分に触れるとお薬が溶けて服用しやすくなるように工夫された薬剤です。

「口腔内崩壊錠」と呼ばれ、唾液や少量の水で速やかに口の中で溶けますので、高齢者や飲み込む力が弱まっている方な どでも無理なく服用できるように配慮され、唾液で溶かして水なしでまたは少量の水で服用できる製剤です。

例)ガスターD、ノルバスクOD、タケプロンODなど

RM(rapidly melt in mouth)

出典:沢井製薬
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ODと同様に、口に含んだり水分に触れるとお薬が溶けて服用しやすくなるように工夫された薬剤です。

例)ゾーミックRM

EN(enteric)

あゆみ製薬
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「enteric=腸溶性」という意味で「腸溶錠」とよばれ、お薬の成分が胃酸などの強酸に弱い場合は、胃では溶けずに腸に到達するとお薬が溶け出すように工夫された薬剤です。

胃に障害を起こしやすい成分の場合にもこのような工夫がされています。

例)アザルフィジンEN

TG(thermosetting gel)

出典:キッセイ薬品
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熱応答性ゲルといわれる体温でゲル化して患部に長時間とどまるように工夫された薬剤です。例)リズモンTG点眼液

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