”サ活”!って聞いたことある?
最近、”サ活” は巷で時々見かけるようになったキーワードですね!
その意味はズバリ!「サウナを楽しむ活動」のこと!
「サウナ→水風呂→外気浴」を繰り返しすることで ”ととのう” を体感することです。
サ活でいう ”ととのう”とは多幸感や恍惚感、リラックスした状態のことを言います。
”サウナ(Sauna)”とは、遠赤外や蒸気などで高温になった室内(サウナルーム)に入り、体を温め発汗する温浴法で別名 ”蒸し風呂” とも呼ばれています。
サウナはフィンランドが発祥とされていますね!
古くから世界各国で愛好者が多いサウナですが、近年の研究で様々な面で ”健康に有効” というエビデンスが報告されてきています。
エビデンスとは、証拠・根拠、証言、形跡などを意味する英単語 “evidence” に由来しており、医学的に使用する場合は ”科学的な根拠” という意味で使用されています。
なんとなく健康には良さそうな感じがするサウナだけど、これまでは ”インチキ情報” が溢れかえっていたようなんだよね‥。
”サウナ” の科学的根拠(エビデンス)がフィンランドにおける大規模な疫学調査 ”FMCF” により証明された!
疾患予防という観点から様々な健康に対するエビデンスを調査するには、対象者が疾患のない健康な状態からの長期間にわたる莫大なデータの蓄積が必要となるのです。
そのため、調査に対する費用対効果の問題もあり、疾患予防のエビデンスはこれまで存在してきませんでした。
運よく、様々な国家的な背景もありフィンランドでは大規模疫学調査が行われたようなんだ!
フィンランドのFMCF(Finnish Mobile Clinic Follow-up Survey)は、フィンランド国民の約6万人に対し1960年代から2013年まで行こなわれた健康状態を把握するという大規模な疫学調査です。
エビデンスレベルとは次のような感じになります。
”FMCF”によるエビデンス①:心筋梗塞のリスクが約50%低下する【エビデンスレベル4】
サウナに入ることによる心筋梗塞のリスクを低下させる具体的なメカニズムは、血管が柔らかく柔軟性を得ることにあります。
心筋梗塞とはどのようなものなものなの?
簡潔に分かりやすく解説してくれている動画がありました!
”FMCF”によるエビデンス②:認知症のリスクが約60%低下する【エビデンスレベル4】
深い睡眠とされるノンレム睡眠が長くなることで認知症の予防に繋がるといわれています。
サウナに入ることで、体の中心部の温度と手足など末梢の体温の差が大きくなり睡眠が誘導され、深い睡眠であるノンレム睡眠が長くなると考えられています。
睡眠には、レム睡眠とノンレム睡眠という2つの状態があり、浅い眠りであるレム睡眠中には夢をみることが多いのです。
深い眠りであるノンレム睡眠中のホルモン環境は、身体の回復に寄与することが示唆されています。
筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構(WPI-IIIS)・京都大学大学院医学研究科(兼任)の林 悠教授らの研究結果(睡眠中の脳のリフレッシュ機構を解明)が次のように発表されていたよ!
大脳皮質の神経細胞は、レム睡眠中に活発に物質交換を行っていることが示唆されました。
成人においてレム睡眠の割合が少ないと、このような活発な物質交換が行われず、脳の機能低下や老化が進み、認知症のリスクが高まるものと考えられます。
引用:国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)
この研究結果では、浅い眠りであるレム睡眠も認知症予防には不可欠な要素ということが言えそうですね。
”FMCF”によるエビデンス③:精神科疾患のリスクが約78%低下する【エビデンスレベル4】
サウナに週1回入る人と、週4~7回入る人を比較すると、うつ病や統合失調症を代表とする精神科疾患のリスクが78%減少することが報告されています。
頻繁にサウナに入ることで、認知症が改善されるなんて驚きの結果だね!
この結果の科学的な理由は、デフォルト・モード・ネットワーク(DMN; default mode network)とセントラル・エグゼクティブ・ネットワーク(CEN; central executive network)という神経の回路が影響していると考えられているようです。
なんだか難しい言葉が出てきたけれどどういうことなの?
DMNとは脳が意識的な活動をしていない状態で、ぼんやりしているような時に活性化する脳の神経回路です。
これに対してCENは、意図したところに注意を向けたりする際に活性化する脳の神経回路です。
この結果のポイントは脳のエネルギー消費率のようなのです。
脳のエネルギー消費率で比較すると、DMNは60~80%に対してCENは5%程度です。
簡単に言えば、集中している時の方が脳はエネルギーを使っていないということになります。
なんだか逆のイメージがあるよね…。
サウナはかなり高温であり、極限状態になり集中しなければいけないような状況なのです。
そのため、DMNの活動は低下しCENは活性化されるとのこと。
その結果、脳の疲労が解消され、精神科疾患の予防に繋がると考えられているようです。
サウナを科学的に解明した著書『医者が教えるサウナの教科書』を紹介!
”医者が教えるサウナの教科書 ビジネスエリートはなぜ脳と体をサウナでととのえるのか?” は慶應義塾大学医学部腫瘍センター特任助教・日本サウナ学会代表理事(通称サウナ教授)である加藤容崇(カトウヤスタカ)医師が執筆されています。
”FMCF” などの最新研究を基に、サウナが脳と体に与える効果を紐解き、さらに、最大限の効果を出すサウナの入り方を医学的エビデンスに基づいて解説したサウナー必携のバイブルになっています。
ちょっと気になる ”サウナグッズ” を紹介します!
様々なおもしろいサウナグッズがあったよ!
サウナ耳栓とはどのようなものなの?
サウナに入る時に使用するための耳栓が”サウナ耳栓”です。
サウナ耳栓を使用するメリットは次のようになります!
- 自分の呼吸や鼓動を聞いて深いととのいができる
- 周りの音から切り離してサウナに集中することができる
つまり、耳栓をして意識を何かに集中することで、DMNの活動は低下しCENは活性化され、脳の疲労が解消されメンタルの改善になるんだね!
様々なタイプのサウナ耳栓がありましたが、気になる商品がありましたので紹介しますね!
『サウナの新提案!』呼吸と鼓動を聴いて究極の ”ととのい” へと誘ってくれるサウナ用耳栓というキャッチフレーズの ”サウナ用耳栓『サッちゃん』” です!
開発者は『ご自身の呼吸と鼓動を聞いてよりサウナに没頭して頂きたい!』と語っています。
その他にも色々なサウナ耳栓があったよ!
サウナ用水着とはどのようなものなものなの?
バスリエ株式会社(代表取締役:松永 武)は、2022年7月10日にサウナグッズのブランド「37(サウナ)」より、サウナ専用水着の販売を開始しました。
女性用のサウナ水着はセパレートのシンプルなスポーツビキニタイプ、男性用は短めの競泳タイプになっています。
どんな姿勢にもフィットするのがサウナ専用水着のポイントなんだって!
「サウナタオルMOKU」とはどのようなものなものなの?
サウナタオル MOKU の4つのポイントは次のようになります!
- 部屋干し約2時間で乾く、超速乾性
- 今治クオリティの吸水力
- 重さわずか50gの超軽量性
- 長さ100cmの絶妙な使い心地
サウナ → 水風呂 → 外気浴という一連のフローを繰り返す中で、1枚のタオルで繰り返し水気を拭き取れることがとても重要なのです。
これを全て解決してくれるのが『サウナタオルMOKU』です!
サウナで使う葉っぱとはどのようなものなものなの?
本格的なサウナでは気の葉っぱを束ねたようなものを使って仰いでいる様な光景を見たことがあるけど…。
そのサウナの葉っぱは、フィンランドのサウナで使用されている天然マッサージ器であり白樺の葉で作られた ”ヴィヒタ(Vihta)” と言われています。
”ヴィヒタ(Vihta)” はどのように使うのが正しいの?
まずは、サウナストーブに投げる水が入ったバケツにヴィヒタを浸しておき、肌に汗がにじんできたくらいから出番がやってきます。
最初は優しく優しく叩き込むと快適に感じてきますので、そうしたら徐々に強く叩き込んでいきます。
ヴィヒタを使用することで、次のような効果が期待できるようです。
- 血行促進
- 白樺の香りにより痛みを和らげる
- 皮膚表面の汚れを落とす
(白樺の葉にはサポニンが含まれており、石鹸のような作用がある)
グラビアサウナーとして活躍中の『園 都(MIyako Sono)』さんとはどのような人なの?
『園 都』さんは徳島県阿波市出身でSNS総フォロワー数50万人超え(Instagram45万人、Twitter9万人・2022年10月現在)の人気グラビアアイドルです!
サウナ好きが高じ、2020年には「プロサウナーとしてサウナのために汗をかき、サウナ啓蒙活動に貢献した11名」に選出され、『Saunner of the Year(サウナーオブザイヤー)』を受賞しています。
- Twitter:http://twitter.com/sono_miyako/
『園 都』さんはサウナーごとに異なるサウナ観があり、それを掘り下げて情報発信している「ベストサウナ」の表紙も飾っています!
『園 都』さんは全国各地の素敵なサウナを紹介するYouTubeチャンネル【サウナチャンネル】&saunaアンドサウナにも出演されています!
まとめ
科学的にもエビデンスレベルが高い研究内容が次々と出てきた ”サウナ” です。
心身ともに ”ととのう” 状態にしてくれるようです!
あなたの体調管理のひとつに加えてみませんか?
「宮崎県川南町」に位置する「ほどよい堂」において、「薬剤師×中医薬膳師×ペットフーディスト」として、健康相談を行っています。
代表の河邊甲介は、漢方医学、薬膳、そして腸活を組み合わせた独自のアプローチで、個々の健康に寄り添います。
漢方相談や薬膳に関するオンライン相談も提供し、遠方の方々も利用できます。
また、わんこの健康も見逃しません。
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